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第1章:角形2号とは?A4書類が入る定番封筒の正体
角形2号=A4サイズが折らずに入る封筒
角形2号とは、日本で最も一般的に使われている角形(かくがた)封筒のひとつで、A4サイズの書類(210×297mm)が折らずにぴったり入る封筒です。正式なJIS規格では「角形2号」と呼ばれ、外寸はおよそ240×332mm。ビジネス書類・履歴書・契約書・資料送付など、幅広い用途に対応しています。
特にビジネス現場では、封筒に「A4書類を三つ折りにして入れる長形3号(長3)」と、「A4をそのまま入れる角形2号(角2)」が二大定番。とくに角2は、書類の見栄えや折り目を気にするような場面で重宝されます。
▶併せて読みたい記事 角2封筒とは?サイズ・切手・書き方マナー・印刷まで完全ガイド|A4書類が折らずに入る定番封筒を徹底解説!
角形封筒と長形封筒の違いとは?
封筒には大きく分けて「角形」「長形」「洋形」の3種類があります。その中で角形封筒は、正方形に近い長方形で、横幅が広いのが特徴。一方で長形封筒(例:長3)は縦に細長く、主に三つ折りの書類を入れるのに使われます。
種類 | 特徴 | 主な用途 |
---|---|---|
角形封筒 | 横幅が広く、書類を折らずに入れられる | 契約書、A4資料など |
長形封筒 | 縦長で三つ折り書類向け | 請求書、案内状など |
洋形封筒 | 封入口が横向き、招待状などに使用 | DM、カードなど |
角形2号は、角形封筒の中でも最も使用頻度が高く、「A4=角2」と覚えている人も多いほど、定番中の定番です。
なぜ“角2(かくに)”と呼ばれるの?
ビジネス現場では「角形2号」を略して「角2(かくに)」と呼ぶことが一般的です。この呼称は、印刷・文具業界での略語として定着しており、注文や会話の中でも「A4なら角2で」といった具合に使われます。
ただ、ここでふと疑問に思う人もいるでしょう。
「なんで2号なの?1号はないの?」
実はこの「2号」という番号には、明確な意味とルールがあるのです。それを解き明かすのが次の章です。
第2章:でも、なぜ“2号”?封筒番号のつけ方のしくみ
封筒の番号は小さいほどサイズが大きい
封筒に付けられた「○号」という番号は、大きさの順番を表しています。
ポイントはここ:
番号が小さいほど、封筒のサイズは大きい。
つまり「角形1号」は「角形2号」よりも大きく、「角形8号」など番号が大きくなるにつれて封筒のサイズは小さくなっていきます。この逆転のルール、実は**日本工業規格(JIS)**に基づいたもの。JIS Z 8305(封筒の形と寸法)という規格によって、すべての封筒サイズが定義されています。
この規格によって、日本全国どの印刷会社でも同じ「角2」は同じサイズで製造・印刷が可能になるのです。
角形封筒のサイズ一覧(1号〜8号)
以下は、JISで定められた角形封筒の代表的なサイズです(単位:mm):
封筒名 | 外寸(mm) | 対応用紙 | 用途例 |
---|---|---|---|
角形1号 | 270×382 | B4 | 図面、行政書類 |
角形2号 | 240×332 | A4 | 履歴書、契約書、パンフレット |
角形3号 | 216×277 | B5 | 教材、資料(4号より厚手の封入がし易い) |
角形4号 | 197×267 | B5 | チラシ、冊子、カタログ |
角形5号〜8号 | さらに小型 | A5以下 | ハガキ、案内状、小型資料など |
こうして見ると、「角形1号」はちゃんと存在しているけれど、「日常使いには大きすぎる」というのがわかりますね。
海外との違い〜なぜ日本だけ「号数」方式?
日本では「号数で大きさを表す」のが一般的ですが、海外では“用紙サイズ(A4/C5など)ベース”で封筒を分類するのが主流です。たとえば欧米の封筒は「C4(A4が入る)」「DL(A4三つ折り)」といった形式で呼ばれます。
国・地域 | 呼び方 | サイズ例 |
---|---|---|
日本 | 角形2号、長形3号など | JIS規格 |
欧米 | C4、DLなど | ISO 269規格 |
この違いは、紙の規格(JIS vs ISO)に起因しており、日本独自の封筒文化といえます。
第3章:角形1号はどこに?実はちゃんと存在していた!
角形1号=B4サイズが入る大型封筒
角形2号がA4サイズ対応なのに対して、角形1号はB4サイズ(257×364mm)がそのまま入る大型封筒です。
そのサイズはおよそ270×382mmと非常に大きく、通常のビジネス用途ではやや過剰ともいえるボリューム感。
つまり、**角形1号は存在するけど、日常ではあまり登場しない“影の存在”**なのです。
どんな場面で使われているのか?
とはいえ角形1号にもちゃんと出番があります。
たとえば、以下のような用途で活躍します:
-
学校から配布されるB4サイズのプリントや教材
-
官公庁・役所関係の図面・申請書類
-
建築・製図関係で用いられる設計図
-
B4サイズの雑誌やカタログの発送時
これらの業務では「折らずに送る」ことが重要視されるため、角形1号の大きさが必要になるのです。
とはいえ使用頻度はかなり限定的。一般企業では角形2号までで事足りるケースが大半です。
なぜ“1号”より“2号”が目立つのか?
角形封筒の中で圧倒的に使用頻度が高いのが角形2号です。
なぜなら、ビジネスや教育現場で主に使われる書類の定番サイズが**A4(210×297mm)**だから。
現代社会では、A4を基準に書類やファイルが設計されているため、それに対応する角形2号が封筒の主役に躍り出た、というわけです。
つまり――
「1号がない」のではなく、「使われていないだけ」。
これが、「角2はよく見るのに角1は見かけない」理由の正体なのです。
第4章:封筒選びで失敗しないために知っておきたいこと
似た名前でもサイズが全然違う?角形3号・4号に注意
「角形2号でちょっと大きすぎるから、角形3号でいいかな」と思ったあなた、要注意。角3や角4は、A4書類が折らずに入らないサイズです。
封筒名 | 対応サイズ | 用紙が折らずに入る? |
---|---|---|
角形2号 | A4(210×297mm) | ◎ 折らずにOK |
角形3号 | B5(182×257mm) | × 折らないと入らない |
角形4号 | A4二つ折り(148×210mm) | × 折る前提のサイズ |
番号が近くても、実寸はかなり違うのがポイント。書類のサイズと封筒の内寸は必ず確認しましょう。
よくある混同パターン「長3」と「洋2」も要注意
「A4を三つ折りにして入れる封筒」としてよく使われるのが長形3号(長3)と洋形2号(洋2)。どちらも用途は似ていますが、封入口の向きや形がまったく違います。
封筒名 | 封入口の向き | 特徴 | 適した用途 |
---|---|---|---|
長形3号 | 縦向き | ビジネス文書に多い | 請求書・通知書など |
洋形2号 | 横向き | 招待状やDMなどに使われる | おしゃれな案内など |
用途に合ったデザイン性や封入しやすさを考慮して選ぶのがコツです。
封入方向・宛名印刷・封筒の厚みも見落としがち
封筒サイズを正しく選んでも、次のような点でミスが起こることがあります:
-
宛名を横書き or 縦書き、どちらで印刷するか
-
窓付き封筒の場合、窓位置と中の帳票の折り方が合っているか
-
封入する書類が厚手 or 多枚数の場合、ぴったりサイズだとパツパツで入らない
特に印刷物の封入では「ほんの数ミリ」の差が大きなトラブルに発展します。
第5章:まとめ|角形2号が“2号”であることの意味
角形2号は、A4サイズの書類を折らずに入れられる、もっとも一般的な封筒です。
しかしその「2号」という呼び方に疑問を持つ人も少なくありません。
結論として――
封筒の“号数”は、JIS規格に基づくサイズ順で、小さい番号ほど大きい封筒を意味します。
つまり「角形1号」はちゃんと存在していて、「2号は主役になったけど、1号が消えたわけではない」のです。
現代の文書はA4サイズが標準。そのため角形2号が日常的に使われ、「角2=定番」として定着しました。
一方で、角1のような大型封筒は特殊な用途に限られるため、見かける機会が少ないだけなのです。
封筒選びに迷ったらプロに相談を
封筒には形状・サイズ・封入口の向き・厚みなど、多くの選択肢があります。番号だけを頼りにすると、
-
「入らない…」
-
「折れた…」
-
「印刷がズレた…」
といったトラブルが起こることも。
用途や封入物にぴったりの封筒を選ぶには、印刷会社や専門業者に相談するのが安心です。
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