シールとステッカーの違いを徹底解説|ラベル・ラベルシールとの使い分けも完全ガイド

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第0章|導入──シールとステッカー、同じじゃないの?


シールとステッカーの違い、考えたことありますか?

子どもの頃に集めたキャラクターシール、旅行先でもらった観光地のステッカー──どちらも“貼るもの”ですが、呼び方が違います。日常ではなんとなく使い分けているだけで、「シールとステッカーの違いは?」と聞かれると答えられない人がほとんどです。


実は業界では明確に使い分けられている

印刷や加工の現場では、シールとステッカーは素材・用途・耐久性などの観点からしっかり分類されています。さらに「ラベル」「ラベルシール」という似たような呼び方もあり、このあたりを整理しないと混乱しやすいのです。


本記事でわかること

この記事では、

  • シールとステッカーの定義

  • 現場での使い分け

  • ラベル・ラベルシールとの関係

  • 海外での呼び方の違い
    を、わかりやすく解説します。読んだあとには、日常で「これはシールだな」「これはステッカーだな」とすぐに見分けられるようになるはずです。


第1章|シールとは?──最も広いカテゴリー


シールの定義

シールは、裏面に粘着剤が付いていて、剥がして貼れる印刷物の総称です。
紙製・フィルム製・和紙など素材はさまざまで、形も四角や丸だけでなく、自由な輪郭カットも可能です。業界的には、貼れるものであればすべて「シール」と呼べるため、非常に広いカテゴリーになります。


用途の幅広さ

シールは装飾や遊びのためだけではなく、封筒の封緘、製品の分類、管理ラベル、イベントの参加証など、屋内利用を中心に多様な目的で使われます。耐水性や耐候性は必須ではなく、必要に応じて加工を施します。


語源と歴史

「シール」という言葉は、英語の seal(封をする/印を押す)に由来します。もともとは封緘用の蝋や刻印を指していましたが、日本では戦後に粘着紙製品が普及し、貼る印刷物全般を「シール」と呼ぶようになりました。


第2章|ステッカーとは?──デザイン性と屋外耐久を重視した貼りもの


ステッカーの定義

ステッカーは、シールの中でも特にデザイン性や耐久性を重視した製品を指します。
屋外での使用や長期間の掲示を前提に作られることが多く、看板や車体、店舗のウィンドウなどに貼られても劣化しにくいのが特徴です。


素材と加工

ステッカーは紙製よりも**フィルム素材(塩ビシート・PETなど)が多く、耐水・耐光性を高めるために表面ラミネート加工(PP加工・UVカット)**が施されます。これにより、雨や紫外線による色あせ・劣化を防ぎ、鮮やかな色を長期間保ちます。


用途の特徴

  • 車やバイクのボディ装飾

  • スポーツチームやイベントのグッズ

  • 店舗ガラスの告知・営業時間表示

  • 工事現場や施設の注意喚起サイン

いずれも「見せる」「目立たせる」ことが目的で、機能よりも視覚的な訴求力が重視されます。


海外での呼び方

英語圏では sticker が一般的で、日本の「シール」に相当する意味で使われることも多いです。逆に「seal」という単語は日常ではほとんど使われず、封印や公式印の意味に限られます。この違いを知っておくと、海外製品や輸入品の説明を読むときに混乱しにくくなります。


第3章|シールとステッカーの違いを比較


見た目は似ていても目的が違う

シールとステッカーはどちらも「貼れる印刷物」ですが、業界では用途・素材・耐久性で明確に使い分けられます。ここでは両者の違いを一目で理解できるよう、比較表にまとめます。


シールとステッカーの比較表

項目 シール ステッカー
定義 裏面に糊がある貼れる印刷物全般 デザイン性や屋外耐久性を重視したシールの一種
主な素材 紙・フィルム・和紙など幅広い フィルム(塩ビ・PETなど)、耐候素材
耐久性 屋内利用が中心、耐久性は必須でない 屋外利用前提、耐水・耐光・耐候性が高い
主な用途 封緘、分類、装飾、管理ラベル 広告、告知、車・バイク装飾、イベントグッズ
加工 必要に応じてPP加工やラミネート 標準でラミネートやUVカット加工が多い
海外での呼び方 Seal(封緘)、Sticker(シールの意味で使用されることも) Sticker(一般的な呼称)

覚えておくと便利なポイント

  • シールは最も大きなカテゴリーで、ステッカーはその一部

  • ステッカーは「見せる」ことに特化し、耐久性が標準装備

  • 海外では「ステッカー」が事実上の共通呼称


第4章|ラベルとは?──情報表示に特化したシール


ラベルの定義

ラベルは、商品や容器に情報を表示することを主目的としたシールです。
内容表示、バーコード、賞味期限、製造番号など、情報管理や識別が中心で、デザインよりも機能性が重視されます。


素材と印刷

  • 素材:上質紙・アート紙・合成紙・耐水紙など、使用環境や印字方式に合わせて選定

  • 印刷方法:オフセット印刷、フレキソ印刷、オンデマンド印刷など

  • 後加工:ミシン目、ナンバリング、耐熱・耐冷加工など、用途に応じた特殊仕様が可能


用途の特徴

  • 食品や飲料の成分表示

  • 化粧品や医薬品の注意書き

  • 工業製品の型番や仕様表示

  • 物流の配送ラベル

いずれも**耐久性よりも「正確な情報伝達」**が重要で、印字適正や貼りやすさが求められます。


海外での呼び方

英語では「Label」が一般的で、バーコードや成分表示などの機能性ラベルを指します。装飾や屋外用のものは「Sticker」と呼び分けられることが多いですが、国や業界によって境界はあいまいです。


第5章|ラベルシールとは?──OAプリンタ対応など日常使いの便利ワード


ラベルシールの定義

ラベルシールは、ラベル用途のシールを指す日常的な呼び方です。特に、家庭やオフィスでプリンタ印刷できるA4サイズのシート状ラベルを指すことが多く、市販の製品名にもよく使われます。


特徴と構造

  • 1枚のA4シートに複数のラベル面を面付け(宛名用なら10〜20面など)

  • 裏面に剥離紙(セパレーター)があり、1枚ずつ簡単に剥がせる

  • インクジェットやレーザープリンタ対応の表面加工

  • 一般的には紙素材だが、耐水性やフィルム素材の製品もある


主な用途

  • 宛名印刷(年賀状やDM発送用)

  • ファイルや棚の分類ラベル

  • 学校や家庭での名前シール

  • 簡易的な商品ラベル


メーカーによる呼び方の違い

日本では「ラベルシール」という名称を採用しているメーカー(エーワン、キングジムなど)が多いですが、厳密な業界用語ではなく、一般消費者向けの分かりやすい商品名として定着しています。


第6章|まとめ──貼りものの呼び方を正しく知ると世界が広がる


シールは一番大きなカテゴリー

今回の内容を整理すると、**「シール」>「ステッカー」・「ラベル」>「ラベルシール」**という階層構造になります。

  • シール … 貼れる印刷物全般の総称

  • ステッカー … デザイン性・屋外耐久性を重視したシール

  • ラベル … 情報表示用に特化したシール

  • ラベルシール … ラベル用途のシールという日常的呼び方(特にOAプリンタ用)


海外での呼び方は異なる

英語圏では「ステッカー(sticker)」が日本の「シール」に相当する場合が多く、逆に「seal」は封印や公式印の意味が強いです。「label」は情報表示用に使われます。輸入品や海外メーカーの説明を読むときは、この違いを知っておくと混乱しません。


印刷・加工を知ると選び方も変わる

耐久性が必要ならステッカー、情報伝達が目的ならラベル、装飾や一時的な用途ならシール──というふうに、用途に合わせて適切な種類を選ぶことで、見た目も機能も長持ちします。


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