新潟で記念誌を印刷するなら|突然の担当者も迷わない!安心サポート&実践ガイド

1. はじめに:記念誌担当は突然に

「ちょっと、お願いがあるんだけど…君、記念誌の担当やってくれないかな?」

その言葉を聞いた瞬間、あなたの脳裏にはいくつもの「?」が浮かんだはずです。「記念誌って何するの?」「そもそも作ったことないし」「印刷ってどうやって頼むの?」…頭が真っ白になりながらも、「わかりました」と答えてしまったその日から、あなたの“記念誌制作物語”が始まります。

実は、記念誌の担当に任命される人の多くが「未経験者」です。なぜなら、記念誌というのは毎年あるようなものではなく、多くは創立◯周年や、卒業記念、閉校、地域活動の節目など、節目節目で数年〜数十年に一度しか発生しない特別な制作物だから。だからこそ、どこの職場でも「誰も経験者がいない」「前回の資料が見つからない」「そもそも何から手をつけていいかわからない」といった“あるある”が発生するんです。

そんな不安や混乱の中、「なんとかしなきゃ…」と一歩踏み出したあなたは、すでに記念誌づくりの最初の一歩を踏み出しています。そして、そんなあなたを全力で応援したいと思っているのが、私たち新潟の印刷会社・新潟フレキソです。

記念誌は単なる冊子ではありません。そこには「歴史」があり、「思い出」があり、「人の想い」が込められています。だからこそ、印刷会社の立場から言わせてもらうと、記念誌づくりは本当に素晴らしい仕事です。そして、あなたのような“突然の担当者”がいたからこそ、その想いは「かたち」として残るのです。

でも、最初からすべてを完璧にこなそうとしなくて大丈夫。私たちがこれまでに携わってきた多くの記念誌の中でも、「不安からスタートした人」がほとんどです。でも最終的には、「やってよかった」「一生の思い出になった」と言ってくれる方ばかりでした。

特に新潟のように地域のつながりや人との縁を大切にする土地では、記念誌の果たす役割はとても大きいです。学校や団体、企業、地域コミュニティ…どの現場でも、記念誌は「節目の空気」を伝え、「みんなの想い」をつなぎ、「未来へのメッセージ」を残す存在になります。

あなたがいま抱えている不安や疑問は、決して一人きりのものではありません。わたしたち新潟フレキソは、そんな“突然の記念誌担当”のあなたを支えるために、この記事を全力で書いています。そして、実際の制作現場でも、企画の段階から納品まで、丁寧に、情熱を込めてサポートいたします。

「誰かに頼りたいけど、どこに相談していいかわからない」
「業者に丸投げではなく、一緒につくっていきたい」
「地元で信頼できる印刷会社を探している」

そんなあなたの気持ちに応える準備はできています。

記念誌の制作は、きっと“しんどさ”と“楽しさ”が交差する仕事です。でも、完成して手にしたその冊子は、何年経っても誇れる「証」になります。

さあ、ここからあなたと一緒に、最高の記念誌づくりを始めていきましょう。


2. まず何を決める?記念誌づくりの初期設定

記念誌制作において、最初に考えるべきこと――それは「この記念誌は、何のために、誰のために作るのか?」という“目的”です。

記念誌は単なる思い出のまとめではありません。制作する目的によって、構成やページ数、デザイン、さらには配布の仕方まで、必要なものはガラリと変わってきます。まずは、記念誌を作る「きっかけ」と「対象」を明確にしておきましょう。


● 記念誌の目的・きっかけはこんなにある!

【創立・設立記念】

企業や団体、学校の◯周年記念としてよく作られるタイプです。

  • 「創立10周年」「創業50周年」など、節目のタイミングで制作されます。

  • 沿革、年表、代表の挨拶、当時の写真、功労者紹介などが定番コンテンツ。

  • 社員・卒業生・地域の方への配布が想定されます。

【卒業・卒団・閉校記念】

学校や部活動、スポーツチームなどで多い記念誌の形です。

  • 卒業アルバムとは違い、寄稿や特集に重点を置くパターンも。

  • 寄せ書き、先生・指導者からのメッセージ、集合写真などが盛り込まれます。

  • 閉校・廃部の際の“記録として残す”目的の制作も多いです。

【自治体・地域活動の節目】

町内会、地域のまちづくり団体、伝統行事などの活動をまとめる記念誌。

  • 「地域活動20年の記録」「〇〇祭50周年記念誌」など。

  • 写真中心の構成や、関係者へのインタビュー記事が人気。

  • 地元の資料館に寄贈するケースも。

【社内報・社史として】

企業の内部向けに作られることもあります。

  • 歴史や理念をまとめ、社員の帰属意識や誇りを育む役割を担います。

  • 配布対象は社員・取引先などに限定。

  • 長期保管・保存性を重視した製本になることも。

【追悼・メモリアル的な意味合い】

特定の個人や出来事に焦点をあてた記念誌も存在します。

  • 例)創業者や指導者の追悼記念誌

  • 一人の人物の功績や歩みをまとめるため、関係者からの寄稿やエピソード集がメイン。

  • 非売品で関係者限定配布にされるケースが多いです。

【学会・サークル・研究機関など】

  • 「研究活動10周年」「学会発足50年」など、専門分野の歩みを記録。

  • 活動報告、論文ダイジェスト、寄稿など学術的な内容が中心。

  • 関係者・会員へ配布、図書館・学会誌への寄贈目的も。


● 誰に渡す?配布対象の確認も大事!

目的を決めたら、次に「誰に配るのか」を想定しましょう。

  • 内部配布(社員・会員・卒業生)

  • 外部向け(OB・地域住民・取引先)

  • 限定配布(寄稿者や関係者のみに)

  • 販売・頒布(記念グッズとして販売するケースも)

この「配布対象」によって、印刷部数、サイズ、紙の質、そしてデザインのテイストまで影響します。


● 仕様の基本方針もここでざっくり決めよう

目的・対象が見えたら、次のような仕様をざっくりイメージしましょう。

  • サイズ: A4が主流ですが、B5やA5も選択肢に。

  • ページ数: 16P~100P超まで、内容に応じて幅広く対応可。

  • カラー/モノクロ: 予算と見栄えのバランスを考慮。

  • 製本方法: 中綴じ(16~40P前後)or 無線綴じ(40P~)


● 新潟フレキソがここでお手伝いできること

この初期段階では「まだよくわからない」「内容が固まってない」という方も多いですが、大丈夫です。ヒアリングをしながら、一緒に目的を整理して構成案を練っていくことが可能です。

とくに「初めてで不安…」という方には、過去の事例や構成例、チェックリストもご提供できます。まずは“話す”ことから始めてみませんか?


3. 企画と構成の考え方

記念誌を成功させるカギ。それは「企画」と「構成」に尽きます。

とにかく、最初にここをしっかり考えることで、その後の原稿集め、編集、デザイン、印刷、納品までのすべての工程がスムーズになります。逆に「なんとなく進めてしまった」場合、途中でページ数が足りなくなったり、内容に統一感がなくなったり、「間に合わない!」と慌てる原因になります。

記念誌づくりのプロジェクトは、まさに“設計図が命”。この章では、企画立てと構成の考え方を徹底的に掘り下げていきましょう。


■ スタート地点は「何を残したいか?」という想い

まず最初に考えるべきは、「この記念誌を通じて、何を誰に伝えたいか?」という根本の問いです。
これは、記念誌を「イベントの記録」として作るのか、「未来へのメッセージ」として作るのか、それとも「関係者への感謝」を表現するために作るのかで、大きく変わってきます。

記念誌は単なる報告書ではありません。それは「人の想い」をかたちにする仕事です。


■ 代表的な構成パターンと、その魅力

【パターンA:時系列構成】

「創立から現在までの歩み」を年ごとに追っていく構成。読み手に歴史の流れが一目で伝わります。

  • メリット:資料が揃っていれば構成がしやすく、読者も時代ごとの変化を実感できる。

  • おすすめ対象:企業の社史、学校の周年記念、団体の活動記録など。

【パターンB:テーマ別構成】

部署や活動、イベント、寄稿者グループなどで章を分ける方法。整理しやすく、章ごとに担当を分けるのにも便利。

  • メリット:多様なコンテンツをすっきり整理でき、読みやすい。

  • おすすめ対象:活動が多岐にわたる団体や、複数の寄稿者がいる場合。

【パターンC:ストーリー型構成】

人物や特定の出来事に焦点を当てて“物語”として読む構成。読み応えがあり、記念誌としての価値も高まります。

  • メリット:感情に訴える構成ができ、印象に残りやすい。

  • おすすめ対象:創業者物語、復興の記録、閉校に向けた想いなど。


■ 章立て(セクション)の具体例と構成案

たとえば、ある学校の創立50周年記念誌なら…

  1. ごあいさつ(校長・理事長)

  2. 沿革・年表(過去50年の出来事)

  3. 歴代校舎の写真と変遷

  4. 各年代ごとの卒業生インタビュー

  5. 思い出のイベント・行事紹介

  6. 部活動・クラブの軌跡

  7. 教職員紹介・インタビュー

  8. 保護者・地域住民からのメッセージ

  9. 未来へのメッセージ(在校生より)

  10. 編集後記・協力者リスト

このように、ひとつひとつのセクションに「意味」と「役割」があることを意識しながら章立てしていくと、全体に一貫性が出て読みやすくなります。


■ 原稿依頼は“具体的に”が鉄則!

原稿をお願いするときは、ただ「何か書いてください」ではなく、

  • 何文字程度が望ましいか(例:600字以内)

  • 写真は何点まで欲しいか

  • 提出形式(手書きOK?Word?メール添付?)

  • 締切日

  • 例文やテンプレートの有無

などを明記しておくと、相手も書きやすく、こちらも編集がしやすくなります。テンプレートは1つ用意しておくと、全体のトーンも揃ってきます。


■ 写真・資料の管理も「企画段階から」視野に入れて

「あとから誰かが持ってきてくれるだろう」は禁物!
写真や資料は、構成段階から“どこに何が必要か”をリストアップしておくことで、「ここに入れる写真がない!」という事態を防げます。

古い紙焼き写真はスキャンが必要な場合もあります。資料の所在を確認し、デジタル化の準備を早めに進めましょう。


■ まだ迷ってる?新潟フレキソなら企画から一緒に!

「章立てがわからない」「構成案の型が欲しい」「原稿依頼テンプレも作ってほしい」――

そんな声に、新潟フレキソは何度も応えてきました。経験豊富なスタッフが、あなたの団体や企業に最適な構成案を一緒に考え、必要に応じてテンプレートやチェックリストもご用意します。

「こんなこと相談していいのかな?」と思う前に、ぜひ一度ご連絡ください。あなたの不安を解決するのも、私たちの仕事です!


4. 原稿・写真の集め方と注意点

企画や構成が固まったら、いよいよ“素材集め”です。
記念誌にとって、原稿や写真は「命」。でも、実際に担当者になってみると「誰にお願いしたらいいの?」「どうやって集めるの?」という疑問が次々と湧いてくるはずです。

ここでは、原稿・写真集めをスムーズに、しかも失敗せずに進めるためのポイントを、新潟フレキソの現場経験をもとに紹介します。


■ 原稿集めは“依頼の仕方”が9割

「寄稿をお願いしたのに、締切を過ぎても来ない…」
「もらった文章が短すぎて誌面が埋まらない…」

こうしたトラブルの多くは、“依頼の仕方”に問題があります。寄稿者は「どう書いたらいいか分からない」「どれくらい書けばいいのか分からない」といった不安を抱えたまま、筆が進まずに時間だけが過ぎてしまうのです。

▼ 依頼時に必ず伝えるべき項目

  • 文字数の目安(例:600〜800字)

  • テーマの例(例:〇〇周年に寄せて、思い出、今後への期待)

  • 提出方法(Word・メール・紙など)

  • 写真の有無(添付してほしいかどうか)

  • 締切日(余裕を持たせたスケジュールで)

  • 提出先の連絡先(メールアドレスなど)

可能であれば、過去の記念誌や寄稿例を一緒に送ると、イメージが湧きやすくなります。テンプレート(Wordファイルなど)も非常に効果的です。


■ 写真は“解像度”と“構図”が命

記念誌に載せる写真は、文章と同じくらい大事な要素です。とくに最近はスマホで気軽に写真を撮れる時代ですが、“印刷に使えるかどうか”は別問題。

▼ 写真で気をつけるポイント

  • 解像度は高め(2MB以上推奨)

  • できれば横向き(誌面に使いやすい)

  • 被写体がはっきり写っているか

  • 誰が写っているか分かるようにしておく

  • 肖像権・掲載許可を確認する

「とりあえずこの中から使ってください」ではなく、「このページにはこの写真を使いたい」と明確に指定してもらえると、編集作業が非常にスムーズになります。

また、紙焼き写真しかない場合は、スキャンやデジタル化が必要です。スキャナーが手元にない方も、当社で代行可能なのでお気軽にご相談ください。


■ 原稿&写真の“管理表”を作ると効率が爆上がり!

やりがちなのが、「誰に頼んだか分からなくなる」「どこまで集まったのか把握できない」という状態。これは精神的にもかなりストレスになります。

そこでおすすめなのが、原稿・写真提出状況の一覧表を作ること。

▼ 項目例(ExcelやGoogleスプレッドシートでOK)

  • 寄稿者名

  • 頼んだ日付

  • テーマ/ページ内容

  • 原稿提出状況(済/未)

  • 写真提出状況

  • 備考(コメントあり・写真差し替え希望など)

このリストをこまめに更新しておけば、「今どこまで進んでるか」が一目でわかるし、チームで共有もできて超便利です。


■ スケジュール管理のカギは「締切設定」

実は、記念誌制作の遅れの大半は「原稿・写真が集まらない」ことが原因です。
だからこそ、最初の段階で「逆算スケジュール」を引いておくのが重要。

▼ 逆算スケジュール例(納品日:10月1日の場合)

  • 9月初旬:印刷会社へ入稿

  • 8月下旬:校了(最終確認)

  • 8月中旬:初校チェック

  • 7月末:すべての原稿・写真提出完了

  • 6月中旬:寄稿依頼を開始

このように、最低でも2ヶ月以上前には原稿・写真が全て揃うように計画を立てましょう。早すぎるかな?くらいでちょうどいいです。


■ 新潟フレキソでは「写真スキャン・補正・レイアウト相談」までOK!

「この写真、ちょっと暗いんだけど使える?」
「モザイク入れてほしい」「余白にコメント入れたい」――

大丈夫です!
新潟フレキソでは、デジタル補正や写真の加工にも柔軟に対応しています。構成段階からのサポートはもちろん、原稿や写真を受け取ったあとのレイアウト・デザイン提案まで、一貫してお任せいただけます。


原稿や写真の集め方は、記念誌制作の“最大のヤマ場”。
でも、ここさえクリアできれば、記念誌はほぼ完成したも同然です。

あなたの「どうしよう…」は、私たちが「大丈夫ですよ!」に変えます。
どんな小さなことでも、まずはご相談くださいね。


5. デザイン・レイアウトのポイント

記念誌の印象は、最初のページを開く前から決まります。
なぜなら、表紙のデザイン・タイトルの書体・ページのレイアウト──これら全てが、読者の“第一印象”をつくるから。

「せっかく中身にこだわったのに、見た目がダサい…」なんてことになったら台無し。逆に、読みやすく美しいデザインは、それだけで信頼感と価値を高めてくれます。

ここでは、新潟フレキソが実際の現場で培ってきた「デザイン・レイアウトの基本とコツ」を、初心者の方にも分かりやすくお伝えします。


■ 読みやすさ重視!フォント選びの基本

「フォント(文字の書体)」は、記念誌の“雰囲気”を大きく左右する要素です。

▼ よく使われるフォントの例

  • 明朝体: 伝統的・真面目・格式高い印象

  • ゴシック体: 現代的・読みやすい・安定感あり

  • 丸ゴシック: 柔らかい・親しみやすい・カジュアル

【タイトルは明朝体で重厚感を】【本文はゴシック体で可読性重視】など、目的に応じた組み合わせが基本です。

特に高齢者にも読んでもらう場合は、「文字サイズ」「行間」「文字色と背景のコントラスト」にも配慮しましょう。


■ 表紙は“顔”!コンセプトを込めよう

表紙はまさに記念誌の「顔」。ここで「おっ、読みたい」と思わせられるかが勝負です。

▼ 表紙デザインでよく使われる要素

  • ロゴや校章、シンボルマーク

  • 記念写真(集合写真、建物、シンボル的な1枚)

  • 記念の数字「創立50周年」「令和6年度」など

  • キャッチコピー:「未来へつなぐ50年の歩み」など

写真を使う場合は、**高解像度かつ“象徴的な一枚”**を厳選しましょう。イラストを使って柔らかい雰囲気にするのも効果的です。


■ ページレイアウトは“リズム感”が命

ずっと同じ構成・配置だと、読者は途中で疲れてしまいます。そこで大切なのが、ページ全体の“リズム感”です。

▼ レイアウトの基本原則

  • 1ページ1テーマ: 情報を詰め込みすぎない

  • メリハリ: 写真ページと文字中心ページを交互に配置

  • 余白の活用: 窮屈に見えないようにバランスを

  • 見出し・小見出しを活用: 流し読みでも内容が伝わる

とくに、写真と文章を混在させるページでは「グリッドレイアウト(整列デザイン)」を意識すると、整理された印象になります。


■ 写真の配置とキャプションの工夫

記念誌において、写真は読者の目を引き、思い出を蘇らせる「感情のスイッチ」です。だからこそ、**写真の配置やキャプション(説明文)**にもこだわりましょう。

▼ 写真活用のコツ

  • 複数枚ある場合はサイズに差をつけて“主役”を決める

  • 被写体の視線や流れに合わせてレイアウトを工夫

  • キャプションは短くても意味が伝わるものを

  • 写真と本文がリンクしていることがわかる配置にする

また、ページ全体がモノクロで統一されている中に、1ページだけカラー写真を入れる…といった“演出”も効果的です。


■ 色使いは「シンプル&テーマ性」が基本

記念誌において「カラフル=読みやすい」ではありません。
配色に一貫性があることで、記念誌はぐっとプロフェッショナルに見えます。

▼ おすすめ配色例

  • トーンを統一: パステル系、和風カラー、モノトーンなど

  • キーカラーを決める: 例:学校カラー=青/企業ロゴカラー=赤

  • 強調したい部分だけに色を使う: メリハリが生まれます

迷ったときは「白・黒・グレー+1色」に絞ると失敗が少ないです。


■ デザイン、全部自分でやらなくて大丈夫!

「デザインって難しそう…」
「センスないから無理かも…」

そんな不安を感じたら、ぜひ私たち新潟フレキソにご相談ください。

  • 表紙だけプロにお願いしたい

  • 写真の配置と見出しのデザインだけ手伝ってほしい

  • 全体のレイアウト案を出してもらいたい

こんなピンポイントな相談でも大歓迎です。テンプレートや過去の実績をもとに、一緒に“見た目で伝わる記念誌”を作っていきましょう!


6. 印刷の準備と納品までの流れ

「やっと全部の原稿と写真が揃った…!」
この瞬間、ほっとひと息つく担当者さんも多いと思います。けれど、記念誌制作はここからが“本番の山場”。データのまとめ、レイアウトの最終確認、そして印刷・製本・納品と、まだまだ大事な工程が続きます。

この章では、印刷会社とのやりとりをスムーズに進めるために押さえておくべきポイントと、納品までの一般的な流れをわかりやすく解説します。


■ データの最終整理:入稿前の“チェックリスト”

まず最初に、すべての原稿・写真・素材が揃ったら、「入稿データ」としてまとめます。ここで重要なのが“データ形式の統一”と“誤字脱字の最終チェック”。

▼ 入稿時の代表的な形式

  • 完全データ入稿: 印刷用にレイアウト済みのPDFデータをそのまま入稿

  • データ支給+レイアウト依頼: Word・Excel・写真などを支給し、印刷会社がレイアウト

  • 紙原稿入稿: 手書き原稿やプリントをまとめて渡し、印刷会社がデータ化

どの形式でもOKですが、**「どこまで印刷会社が作業するか」**を明確にしておくとスムーズです。
新潟フレキソでは、すべての入稿形式に対応していますので、パソコン操作が苦手な方もご安心を!


■ 校正(こうせい)作業は“丁寧に・複数人で”

原稿がレイアウトされたら、次は「校正(=文字や写真の確認作業)」です。ここでのチェックが甘いと、印刷後に誤植や写真の間違いが発覚し、大変なことに…。

▼ 校正のポイント

  • 誤字脱字だけでなく、事実関係もチェック

  • 人名・団体名・肩書きに要注意

  • ページ番号・目次との整合性

  • 写真とキャプションの照合

  • 読みやすさ・レイアウトのバランス

できれば複数人で、**「読み手目線」と「内容を知っている人」**両方からのチェックが理想です。
PDFでの「仮刷り」データを印刷して紙でチェックするのもおすすめ。


■ 印刷部数と納品仕様を決める

校了(=最終OK)が出たら、いよいよ印刷工程に進みます。このとき、以下の項目を印刷会社と相談して決めます。

▼ 印刷の仕様で決めること

  • 部数: 予備を含めた数で設定(例:予定配布数+10~20部)

  • 製本方法:

    • 中綴じ(16〜40P程度)…ホチキスのような綴じ方。安価で軽い。

    • 無線綴じ(40P〜)…書籍のように背表紙がある綴じ方。厚めに対応。

  • 用紙:

    • 表紙は厚手(コート紙・マット紙など)

    • 中面は読みやすい上質紙・マット紙が人気

  • カラー or モノクロ: 全ページカラー/一部モノクロなども調整可能

新潟フレキソでは、「できるだけ安くしたい」「でも見栄えも大事」といった相談にも柔軟に対応。サンプル用紙を見ながら決めることも可能です!


■ 印刷期間と納品までのスケジュール

印刷から納品までは、通常10日~16日程度を目安に考えましょう。ただし、時期や部数によって変動するため、できるだけ早めの相談が大切です。

▼ 納品までの流れ(例)

  1. 校了後、印刷工程へ

  2. 印刷(3〜5日)+ 製本加工(5〜9日)

  3. 検品・梱包(1日)

  4. 納品(宅配 or 店頭受取)

なお、「卒業式当日に欲しい」「記念式典の前日には届いていてほしい」など、納品希望日は最初の相談段階で伝えておくのがベストです。


■ 最後の最後まで、新潟フレキソが寄り添います

データ入稿、校正、仕様決定、納品まで…
一見難しそうに感じますが、大丈夫。私たち新潟フレキソは、記念誌に慣れていない担当者さんのために、最初から最後まで徹底サポートします。

  • 原稿や写真の整理ができていなくてもOK

  • 納期に余裕がなくてもご相談ください

  • 「この仕様でいくらかかる?」という見積りも即対応可能


記念誌は、印刷されて初めて「形」になります。
だからこそ、“ここで手を抜かない”ことが、最高の完成度につながります。

あなたが届けたい「想い」を、最高のかたちで印刷して届ける。
それが、私たち新潟フレキソの役目です。


7. よくあるお悩み&Q&A|「困った…」はみんな通る道!

記念誌の担当を任された方から、実際によく聞くのがこの言葉:

「何から手をつければいいかわからない」
「締切に間に合うか不安」
「こんなこと印刷会社に相談していいのかな…?」

大丈夫です。そんな不安を抱えたのは、あなただけではありません。
むしろ、記念誌を完成させた人の**9割以上が最初は“初心者”**です!

ここでは、新潟フレキソが実際の現場でよく受けるご質問・お悩みに、担当者目線でズバッと答えていきます!


Q1. 「とにかく時間がない!ギリギリでも大丈夫?」

A:まずはご相談ください!ギリギリでも、最善策をご提案します。

「あと1ヶ月しかない」「式典までにどうしても間に合わせたい」という相談は、実はよくあります。そんな時も、新潟フレキソではスピード優先の対応プランをご用意しています。

  • 最小限の構成に絞ってスピーディーに進行

  • 原稿を集めつつ、先にデザイン作業に着手

  • 校正回数を1回に減らして調整

など、現実的に「今できること」に全力を注ぎます。


Q2. 「記念誌って何ページくらいが一般的?」

A:20~40ページがボリューム・コスト・読みやすさのバランス良好です。

実際には以下のような傾向があります:

  • 20ページ以下: 少人数の卒団・地域のミニイベントなど。簡易製本向き。

  • 24〜40ページ: 一般的な記念誌。情報も詰まりすぎず、ちょうど良い読み応え。

  • 50ページ以上: 歴史のある団体・企業、創業記念、写真が多い構成など。

※ページ数は「4の倍数」で構成するのが基本です(製本の都合上)


Q3. 「見積りって、何を元に決まるの?」

A:ページ数・部数・カラーの有無・紙の種類・製本方法などで変動します。

新潟フレキソでは、ヒアリングした内容を元にすぐに見積りを提示できます。

たとえば…

  • A4サイズ・32ページ・フルカラー・100部・無線綴じ → ○○円〜

  • B5サイズ・24ページ・モノクロ・50部・中綴じ → ○○円〜

「この条件でいくらになる?」というラフな相談も歓迎!


Q4. 「WordとかExcelで作っても大丈夫?」

A:大丈夫です!印刷会社でレイアウト調整もできます。

よくあるのが、「文章はWord、写真はフォルダにバラバラ…」という状態。でも大丈夫、新潟フレキソではそういった状態からでも完全データ化&レイアウト仕上げを行っています。

「こんな状態でも印刷できる?」と迷ったら、まずはお見せください!


Q5. 「写真が古い/画質が悪いんだけど…」

A:補正・修正で見違えるほど綺麗になります!

昔の集合写真や紙焼き写真でも、スキャンして補正することでかなり見栄えが良くなります。

  • 明るさや色味の調整

  • トリミング/背景ぼかし

  • 必要に応じて顔のボカシ(プライバシー対応)

など、専門ソフトで丁寧に調整します。「使いたいけど、どうしよう」と迷ってる写真、ぜひご相談ください!


Q6. 「誤字脱字が怖い!あとから直せる?」

A:校正段階ならOK!でも印刷後は直せません。

だからこそ、校正作業はめちゃくちゃ大事です。

新潟フレキソでは、印刷前に「校正用PDF」をお渡しし、じっくり内容を確認していただけます。「第三者にも見てもらう」「声に出して読む」などの工夫で誤植は防げます。

印刷後の修正は難しいので、最終チェックは慎重にいきましょう!


Q7. 「まだ内容が全然固まってない…それでも相談していい?」

A:もちろんOK!構成や進行のご提案も得意です。

「何を載せるかまだ決まっていない」
「誰に寄稿してもらうかも未定」
そんな状態からスタートする方もたくさんいます。

新潟フレキソでは、過去の記念誌をもとに、

  • 構成案のたたき台

  • 寄稿テンプレート

  • スケジュール案 などをお渡ししながら、二人三脚で進めていきます。


■「ひとりで全部背負わなくていい」

記念誌制作は、正直、やることがたくさんあって大変です。でも、あなた一人が全部を背負う必要はありません。私たちがその“右腕”になります。

困った時は、ぜひ声をかけてください。


8. まとめ:あなたの頑張りは形になる

ここまで読んでくださったあなたは、もう立派な記念誌担当者です。
知識ゼロでも、経験がなくても、「どうにか形にしたい」という気持ちがあれば、それだけでスタートラインには立てています。そして、この記事をここまで読み切ったあなたは、すでに“その先”へと歩み始めているのです。


記念誌制作は、まさに“目に見えない想い”を“目に見える形”にする仕事。
創立記念、卒業、閉校、地域活動の節目――そこには、たくさんの人の足跡があり、積み重ねてきた時間があります。言葉にできなかった気持ちや、記録されてこなかった小さな出来事も、記念誌という一冊の中に宿すことができます。

文章だけでも、写真だけでもダメ。
どちらもあって初めて、“あの時の空気”を伝えることができるのです。


この仕事には、地味な作業がたくさんあります。
何度もメールで原稿を催促したり、名前の漢字が違っていたり、予定通りに写真が来なかったり、デザインの修正が止まらなかったり。
時には「もう無理かも…」と頭を抱える瞬間もあるでしょう。

でも、最後の1冊が刷り上がり、あなたの手元に届いたとき。
その表紙をめくったとき、紙の重みを感じたとき、
ページをめくるたびに笑顔や懐かしさがこみ上げてくるはずです。

そしてきっと、こう思うのです。

「やってよかった」と。


私たち新潟フレキソは、そんな“やってよかった”を、もっとたくさん届けたいと思っています。
あなたが記念誌づくりに向けて動き出した、その瞬間から。
構成が決まらなくてもいい。原稿が集まらなくてもいい。
「何から始めたらいいのか分からない」という状態から、私たちは一緒に走ります。

このブログは、印刷会社としての知識を伝えるものでもあり、
あなたという“記念誌担当者”の背中をそっと押す、エールのような存在でありたいのです。


最後に、もう一度だけ伝えさせてください。

あなたのがんばりは、誰かの「大切な一冊」になります。
そしてそれは、10年後、20年後、読み返されたときにも、
きっと色あせることなく、誰かの心に温かな灯をともします。

記念誌は“未来へのタイムカプセル”です。
今を残すことは、過去を伝えることでもあり、未来を想像することでもある。


だから、大丈夫。

ここまで読んできたあなたなら、きっと最高の記念誌が作れます。
不安も迷いも全部ひっくるめて、その一歩一歩が“記録されるべき物語”なのです。

あなたの物語、ぜひ私たちと一緒に、かたちにしませんか?


📋 記念誌制作チェックリスト&進行表

 

ステップ 項目 内容のポイント
STEP1-1 制作目的の確認 周年・卒業・地域活動などの目的を明確にする
STEP1-2 配布対象と部数の検討 配布対象(全校生徒、OB、地域など)と必要部数を想定
STEP2-1 章立て(構成案)の作成 章立てや構成パターン(時系列・テーマ別等)を検討
STEP2-2 ページ数・サイズの設定 A4/B5やページ数を仮決定して紙面設計へ
STEP3-1 寄稿依頼リストの作成 寄稿者や提供者を一覧化し、役割分担と依頼を明確に
STEP3-2 テンプレート作成・配布 テンプレート・提出ガイドラインを用意して送付
STEP3-3 写真・資料の収集・管理 写真の画質・肖像権・スキャン作業などを整理
STEP4-1 フォント・色・雰囲気の決定 読みやすさやイメージに合ったフォント・色選定
STEP4-2 見出し・余白・構成バランス調整 レイアウトの統一感・視線誘導を意識した設計
STEP4-3 表紙デザイン案の検討 表紙のキービジュアル・タイトル配置を検討
STEP5-1 入稿形式の確認 完全データor素材渡しなど制作方式を決定
STEP5-2 紙の種類・製本方式の選定 表紙と本文の用紙選び、綴じ方を用途に合わせて調整
STEP5-3 見積もり依頼・予算調整 想定予算内での仕様調整と印刷費確認
STEP6-1 仮刷りPDFで校正 PDFで仮レイアウトを出力し、紙でも確認
STEP6-2 複数人での誤字脱字・事実確認 肩書・名前・日付・内容など事実の再チェック
STEP7-1 納品日から逆算したスケジュール設計 式典や配布日に合わせた納品スケジュール逆算
STEP7-2 納品形態と配送先の確認 納品先(学校・自治会館など)と数量を事前確認
STEP8-1 Q&Aの共有とマニュアル準備 よくある質問を共有し、担当者引き継ぎ資料も準備
STEP8-2 トラブル発生時の対応方針確認 予備対応・誤植・遅延時の緊急連絡ルート整備
STEP9-1 完成品の最終チェック 刷り上がり冊子を現物確認し、問題ないか確認
STEP9-2 配布物の仕分け・案内書同梱 配布先ごとに梱包・案内資料・封入物を仕分ける

あなたの記念誌づくり、全力でサポートします

「記念誌、どうすればいいの…?」
「誰に聞けばいいのかも分からない…」

そんなふうに、たった一人で悩んでいませんか?

でも、大丈夫。
その不安も、迷いも、焦りも、私たちはよく知っています。

新潟フレキソは、これまで数多くの“突然担当になってしまった人”と一緒に、記念誌づくりを乗り越えてきました。
企画の立て方から、原稿の集め方、写真の扱い、デザイン、そして印刷・納品まで。
全部、一緒に考えます。一緒に動きます。一緒につくります。

あなたのその一冊には、想いがこもっている。
だからこそ、私たちも全力で応えたい。

「やってよかった!」
その言葉があなたの口からこぼれるその日まで、私たちが全力でサポートします。

まずは、どんな些細なことでも構いません。
お気軽にご相談ください!

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