第1章|このブログでわかること:横断幕のすべてをやさしく解説
用途・素材・サイズ・意味まで網羅!
「横断幕ってどんなときに使うの?」「素材やサイズってどう選べばいいの?」そんな疑問にお応えするのがこのブログです。スポーツの応援、イベントの案内、店舗の販促、工事現場の掲示など、横断幕はさまざまなシーンで活躍する“視覚のメッセージ”ツールです。
本記事では、横断幕の用途・素材の違い・よく使われるサイズ・類語との違い・作り方のコツまで、初心者の方でもわかりやすく丁寧に解説。「そもそも横断幕とは?」という基本から、「実際に依頼するときに気をつけること」まで、実用的な情報をまとめました。
横断幕の制作を検討されている方も、これから初めて作る方も、ぜひ最後まで読んで参考にしてください!
第2章|横断幕の主な用途とは?
応援・演出・案内に大活躍する“見せるツール”
横断幕は、その名の通り横に長く大きく掲げられるメッセージツール。特定の場所に強く訴えかけたい言葉や情報を、遠くからでも視認できるように表示するのが最大の役割です。実際にどんな場面で使われているか、代表的な5つの用途をご紹介します。
① スポーツ・学校イベントの応援
運動会や文化祭、部活動の大会などでよく見かけるのが「〇〇中サッカー部 頑張れ!」「祝 優勝!」といった応援横断幕。学校名やチームカラー、選手の名前を入れることで、士気を高めるだけでなく、観客との一体感も演出できます。
② 店舗・商業施設での販促・装飾
飲食店の「本日オープン!」や「〇周年記念セール」、ショッピングモールの「イベント開催中」など、横断幕は一瞬で目を引く広告としても強力。特に路面店では外壁やフェンスに掲げることで集客効果が期待できます。
③ 工事現場や安全管理用途
工事現場では「ご迷惑をおかけします」「安全第一」などの注意喚起メッセージとして活用されます。施工会社の名前やロゴを入れたものも多く、信頼性や責任感のアピールにもつながります。
④ イベント・地域行事・選挙活動など
お祭りやマラソン大会、商工会イベント、選挙活動にも横断幕は欠かせません。地域名やキャッチコピーを記載することで、来場者への歓迎メッセージや注意案内として機能します。
⑤ 展示会・ステージ装飾など
展示会のブース名や会社ロゴを表示した横断幕は、ブランド認知や集客に効果的。また、ステージの背景として設置すれば、イベントの雰囲気やテーマを視覚的に伝える演出にもなります。
第3章|横断幕に使われる素材とは?
屋内・屋外で変わる!目的別の最適素材を解説
横断幕は“伝えたい内容を確実に届ける”ためのツールですが、それを支えているのが「素材の選び方」です。設置場所や使用期間に応じて、最適な素材を選ぶことが耐久性や見栄えに直結します。ここでは印刷業界でよく使われる代表的な3つの素材を紹介し、それぞれの特長と適した用途を解説します。
◎ターポリン(屋外の定番素材)
ターポリンは、ビニール系の樹脂でコーティングされた「防水性・耐久性」に優れた素材。雨風に強く、紫外線にも比較的強いため、屋外での長期間掲出に最適です。フェンスに括りつける工事現場や、屋外イベント会場の案内、学校の外壁に掲げる応援幕などによく使われます。やや重さはありますが、ハトメ加工や防炎仕様にも対応し、安全性も高く、最も信頼されている横断幕素材です。
◎トロマット(布系の柔らか素材)
トロマットはポリエステル系の布で、しなやかでやさしい質感が特徴。光沢は控えめで、発色も美しく、イベント会場や屋内ステージの装飾に適しています。軽量なので取り扱いも簡単で、折りたたんで持ち運びやすいのも魅力。展示会ブースや音楽イベント、スポーツの屋内応援幕などでよく選ばれます。
◎紙(超短期イベントや屋内装飾向け)
1日限りのイベントや簡易的な屋内掲示には、コスト重視で「紙素材」を使う方法もあります。横断幕専用の素材ではありませんが、大判印刷が可能な厚手の用紙を使えば、十分な視認性と演出効果が得られます。
特に、学園祭や地域の集会・式典などで「その日だけ使えればOK」という場合には最適。軽くて設置も簡単、使用後はそのまま処分できるので撤去も手間いらずです。
ただし、屋外では雨や風に弱く破損の恐れがあるため、あくまで屋内か、雨天の心配がない場所限定での使用がおすすめです。
▼素材選びのポイントまとめ(改訂版)
-
屋外長期使用:ターポリン(耐候性◎・雨風に強い)
-
屋内装飾:トロマット(質感◎・しなやかで扱いやすい)
-
短期・1日限りの掲示:紙(コスト◎・使い捨てに最適)
目的・設置環境・使用期間に応じて、最適な素材を選ぶことで、「見た目」も「使い勝手」も納得の仕上がりになります。
🟨素材ごとの特長比較表(改訂版)
素材名 | 適した場所 | 視認性 | 耐久性 | コスト | 持ち運びやすさ | 主な用途例 |
---|---|---|---|---|---|---|
ターポリン | 屋外全般 | ◎ | ◎ | △ | △ | 学校の外壁応援幕、工事現場、屋外広告 |
トロマット | 屋内・仮設用 | ◎ | ○ | ○ | ◎ | 屋内イベント、展示会、応援幕 |
紙 | 屋内短期用 | ○ | △ | ◎ | ◎ | 学園祭、1日イベント、式典の掲示物 |
第4章|横断幕のサイズと設置方法|人気寸法とオーダーのコツ
設置場所にあわせた“見やすくて効果的なサイズ選び”が重要!
横断幕を作るときに意外と悩むのが「サイズってどのくらいにすればいいの?」という点。文字が小さすぎて遠くから見えなかったり、設置予定の場所に収まらなかったり…そんな“失敗”を防ぐためにも、事前のサイズ設計と設置方法の確認は非常に重要です。
◎よく使われる横断幕の定番サイズ
横断幕は完全オーダーサイズが基本ですが、よく使われる標準的なサイズには以下のようなものがあります。
用途 | よくあるサイズ(mm) |
---|---|
学校応援・運動会 | 1800×600 / 3600×900 |
店舗前POP/短辺フェンス | 2000×700 |
ステージ背面・イベント用 | 4000×1000以上 |
工事現場の表示幕 | 1800×900 |
文字が多い場合や、目立たせたい場合は「横長+大きめ」が基本。文字サイズや余白とのバランスも重要で、デザイン段階から確認が必要です。
◎設置方法は設置場所で変わる!ロープ・タイ・フレームなど
設置方法も用途によりさまざまです。以下のような方法が一般的です:
-
ロープ吊り:ハトメ穴にロープを通してフェンスや手すりに固定
-
タイバンド留め:工事現場などで使用される簡易設置法
-
ポール結び:運動場や街頭での掲出に最適
-
吸盤フック・両面テープ:屋内の短期設置に便利
設置場所の強度、風の影響、安全面も考慮した上で、印刷会社に「どんな場所に設置予定か」を事前に相談するのがおすすめです。
◎設置と同時に考える“たたみやすさ・持ち運びやすさ”
イベントで使う場合は、幕のサイズだけでなく「折りたたみやすさ」「車に積めるか」などの実用面も見逃せません。
持ち運び前提なら、軽量なトロマットや不織布を選び、小さく丸められる仕様にするのも手です。
第5章|横断幕の“意味”とは?
ただの布じゃない、“想い”を伝えるメディア
横断幕は、単なる情報掲示物ではありません。それは、言葉では伝えきれない想いや、空気を変える力を持った「視覚コミュニケーションの塊」です。
◎見た人の心を動かす「視認性×感情」
遠くからでも大きく見える横断幕は、瞬時に情報を届けるだけでなく、その場の空気や感情まで左右します。
「がんばれ〇〇高校!」「祝!優勝おめでとう」などのメッセージは、見る人に勇気を与え、団結力や一体感を生み出します。
また、赤・青・黄などの色彩や、手書き風フォント・太ゴシックなどの書体も、無意識のうちに見る人の感情に訴えかけています。
◎情報伝達+ブランディングの両立
企業やイベントの横断幕では、単に「何かを伝える」だけでなく、「ブランドカラーを見せる」「ロゴを印象づける」といったブランディング効果も。
例えば店舗前の「本日グランドオープン」の横断幕は、内容の告知だけでなく、「その店の存在感」や「期待感」を演出する役割も担っています。
◎一体感・応援・祈りを形にできる
横断幕が持つ意味の中でも特に大きいのが、「誰かを応援する気持ち」を形にできる点です。
家族・友人・チーム・地域…関係性を超えて、応援したいという想いを可視化し、掲げることで“伝わる熱”が生まれます。
スポーツ大会や文化祭だけでなく、選挙や災害支援メッセージにも広く活用されるのはその力ゆえです。
◎「看板」とは違う、感情を帯びた媒体
よく似た存在に「看板」や「垂れ幕」がありますが、横断幕はもっと感情的で、ライブ感のあるメディアです。
だからこそ、一時的でもその場の空気を変え、人を惹きつける力があります。
横断幕とは、情報+想い+ビジュアル=“伝えるを超える”ツールなのです。
第6章|横断幕の歴史は意外と古い?
戦国時代から続く「掲げる文化」の現代版
実は、横断幕のような「旗でメッセージを伝える文化」は日本に古くから存在しています。そのルーツのひとつが、戦国時代の「のぼり旗」や「旗指物」です。武将や兵士が自軍の名前・家紋を掲げることで、味方の士気を高めたり、敵に存在を誇示する“視覚による情報伝達”が行われていました。
◎昭和期に「応援幕」として一般化
時代が進み、昭和中期にはスポーツ大会や学校行事で「応援幕」が登場。布やビニール素材にチーム名や応援メッセージを入れた横断幕が、全国の学校や地域イベントで使われるようになります。これが現在の“横断幕”の直接的な原型といえます。
印刷技術が進化し、オフセット印刷やインクジェットプリントが使えるようになると、横断幕は少部数でも美しく仕上がる「伝える道具」としてさらに普及。企業の販促や公共事業の案内、個人の応援メッセージまで、用途が一気に広がっていきました。
◎詳しい歴史が気になる方は…
横断幕の起源や、のぼり旗・懸垂幕との違い、時代ごとの変遷など、詳しい内容は以下の記事で深掘り解説しています:
第7章|横断幕を作るには?
実際に依頼するときの流れとチェックポイント
「横断幕ってどうやって作るの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。実は横断幕は、既製品ではなかなか目的にぴったり合うものが見つからないため、必要に応じて“オーダーメイドで作成する”のが一般的です。用途や掲出場所に合わせて、サイズ・素材・デザインを自由に設計できるため、伝えたいメッセージをしっかりと形にすることができます。
◎STEP①:用途と設置場所を決める
まずは「どこに、何のために掲げるのか」を明確にしましょう。
例:
-
体育館の中→軽くて布系がベスト
-
フェンスに屋外掲出→ターポリンが安心
-
1日限りの町内イベント→紙でコスト重視
この判断が、素材選びと設計の出発点になります。
◎STEP②:デザインデータの準備
横断幕の印刷を依頼する際は、デザインデータを用意する必要があります。基本的には、Adobe Illustrator(.ai)やPDF形式などの印刷に適したデータ形式での入稿が推奨されます。
入稿前には、次のポイントをチェックしましょう:
-
画像は300dpi以上の高解像度で作成
-
文字はアウトライン化(フォントの崩れ防止)
-
塗り足しは上下左右3〜5mmを確保
-
カラーモードはCMYKで作成(RGBは色ズレの原因に)
「デザインソフトが使えない…」「どう作ればいいかわからない…」という場合でもご安心を。印刷会社によっては、レイアウト作成やデータ調整のサポートをしてくれるところもあります。まずは相談してみましょう。
◎STEP③:納期と枚数の確認
横断幕は通常、1枚から作成可能です。オンデマンド印刷の普及で小ロットでも短納期対応できる業者が増えています。
【例:納期目安】
-
データ支給後、5~7営業日で発送
-
お急ぎ便なら翌日仕上げ可能な場合も(要相談)
◎STEP④:加工・設置方法の指定
ハトメ穴(ロープ通し)や防炎仕様などのオプションも忘れずに確認を。設置方法に応じて「上下袋縫い」「ロープ付き納品」なども可能です。
まとめ|横断幕は“想いを形にする”最強のメッセージツール
用途・素材・サイズ・意味まで、これでまるわかり!
ここまでお読みいただきありがとうございます。
このブログでは「横断幕とは何か?」という基本から、実際によく使われる用途・素材の違い・サイズ選び・設置方法・制作の流れまで、初めての方にもわかりやすく解説してきました。
横断幕は、ただの布やビニールではなく、「応援」「告知」「案内」「ブランディング」といった視覚を通じて感情や情報を伝える力強いメディアです。素材や設置場所に合わせてしっかり設計すれば、見る人の心に残る“伝わる印刷物”になります。
🔍 横断幕を作りたい方へ
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小ロット1枚から対応可能
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