頭取とは?意味・由来・歴史をわかりやすく解説|なぜ銀行のトップは社長ではなく「頭取」なのか

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0章|なぜ銀行のトップは「頭取」なのか?


銀行のトップは、「社長」ではなく「頭取(とうどり)」と呼ばれます。

会社の最高責任者といえば社長が一般的ですが、銀行では同じ立場にある人物に対して、現在でも頭取という役職名が使われています。

この違いは偶然ではありません。銀行制度が整備された際、最高責任者の役職名として「頭取」が制度の中に組み込まれ、その名称が組織の役職として継続してきたためです。

そしてこの役職名は、銀行制度の成立とともに新しく作られたものではなく、それ以前から社会の中で使われていた役職名でした。

頭取という言葉の本来の意味と歴史をたどることで、銀行のトップがなぜこの名称で呼ばれているのかが明確になります。


1章|頭取とは、組織を統率する責任者を指す役職名


頭取とは、組織の先頭に立ち、人員と業務を統括し、組織全体の運営を担う責任者を指す役職名です。

現在では銀行の最高責任者を意味する言葉として知られていますが、この名称は銀行に限定されたものではありませんでした。複数の人間で構成される組織の中で、全体を取りまとめる中心人物を指す役職名として使われてきた言葉です。

組織の運営には、方向を決め、業務を管理し、対外的な責任を負う存在が必要になります。その役割を担う人物を表す名称として、「頭取」という役職名が用いられていました。

銀行の最高責任者が頭取と呼ばれるのは、銀行という組織においても同様に、全体の統率と運営を担う責任者が存在するためです。


2章|「頭」と「取」が示す、組織運営の中心という意味


「頭取」という言葉は、「頭」と「取」という二つの漢字によって構成されています。

「頭」は、身体の部位としての意味に加えて、集団の先頭、中心、代表を表す言葉として使われてきました。先頭に立つ者、全体を導く者を指す言葉です。

「取」は、複数のものを扱い、まとめ、管理する意味を持つ言葉として使われます。取りまとめる、取り仕切るといった表現に見られるように、組織や業務の統括を意味します。

この二つを合わせた「頭取」は、

組織の先頭に立ち
全体を統括し
運営を取りまとめる

責任者を表す言葉になります。

組織の中で最上位に立つ人物であると同時に、実際の運営を担う統括者を指す名称です。


3章|江戸時代、すでに存在していた役職名


頭取という役職名は、銀行制度が成立する以前から、日本社会の中で使われていました。

江戸時代には、町火消の組織において、人員を指揮し、現場の統率を担う責任者が頭取と呼ばれていました。火災対応は迅速な判断と組織的な行動が必要とされるため、統率者の存在が不可欠でした。

芝居小屋や興行の世界でも、役者や裏方、多くの関係者をまとめ、運営を統括する責任者が頭取と呼ばれていました。興行は人員と資金の管理を伴う組織的な活動であり、その中心に立つ人物を指す役職名として使われていました。

また、会計や資金の管理を統括する責任者にも頭取という名称が用いられていました。組織の資金管理は運営の根幹に関わるため、その責任を担う人物には統括者としての役割が求められていました。

このように、頭取という役職名は銀行に限らず、組織の運営と統率を担う責任者を指す名称として社会の中で定着していました。


4章|1872年、銀行制度の中で正式な役職名となる


1872年(明治5年)、日本で近代的な銀行制度を定めた国立銀行条例が制定されました。

この制度の中で、銀行の役職として

頭取
副頭取
取締役

などの名称が定められ、頭取は銀行の最高責任者を表す正式な役職名となりました。

銀行は出資者の資本によって運営される組織であり、その運営を統括する責任者が必要でした。その役割を表す名称として、すでに社会の中で統括責任者を意味していた「頭取」が採用されました。

銀行制度の成立によって、この役職名は銀行組織の正式な肩書きとして位置づけられることになります。


5章|制度の中で定着し、銀行の役職名として継続した


銀行制度の成立以降、頭取という役職名は銀行の組織構造の中で継続して使用されてきました。

その後、多くの企業で最高責任者を「社長」と呼ぶ形が一般化しますが、銀行では制度の中で採用された役職名がそのまま組織の役職名として使われ続けました。

こうして頭取という名称は、銀行の最高責任者を指す役職名として定着し、現在に至るまで銀行のトップを表す名称として使われています。

銀行制度の成立以前から存在していた統括責任者の名称が、近代銀行制度の中で正式な役職名として採用され、そのまま現代の銀行組織の中で継続している形になります。


まとめ|頭取とは何か


頭取とは、組織の先頭に立ち、人員と業務を統括し、組織全体の運営を担う責任者を指す役職名です。

この名称は銀行のために新しく作られたものではなく、江戸時代から組織の統括責任者を表す役職名として使われてきました。

1872年に銀行制度が成立した際、この役職名が銀行の最高責任者の名称として採用され、そのまま銀行の役職名として継続してきました。

現在、銀行のトップが「頭取」と呼ばれているのは、この役職名が制度の中で定められ、組織の中で継承されてきた結果です。


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