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0章|「撮影=影を撮る?」って本当?
「撮影」という言葉を見ると、「影を撮る」と書きます。
写真や動画が、光を使って記録される技術であることは、多くの人がすでに知っています。暗ければ写らず、明るさを調整しながら撮る――それが撮影です。
技術的に見れば、写真は最初から最後まで「光の情報」を扱っています。影そのものを保存しているわけではありません。
それなのに、なぜこの行為を「光を撮る」ではなく、「影を撮る」と書くのでしょうか。
言葉だけを見ると、まるで“影を写し取る行為”のようにも見えてしまいます。しかし、実際の撮影は、レンズで光を集め、センサーやフィルムに記録するという、極めて「光中心」の仕組みで成り立っています。
にもかかわらず、「撮影」という言葉には、あえて「影」という字が使われています。
これは偶然ではありません。
そこには、写真が日本に伝わった時代背景や、漢字が持ってきた本来の意味、そして東アジア独特の表現文化が深く関係しています。
「撮影」という言葉に感じるこの小さな違和感こそが、その本質を知るための入口なのです。
1章|「撮影」という言葉の意味
まず、現代の日本語における「撮影」の意味を整理しましょう。
一般的に「撮影」とは、
-
写真を撮ること
-
動画・映像を記録すること
-
カメラで被写体を写す行為全般
を指します。
「写真を撮影する」「映画を撮影する」「現地で撮影された映像」など、日常でも広く使われています。
つまり現代では、
👉 撮影=映像を記録する行為全体
という意味で定着しています。
2章|「撮」と「影」の漢字が示す本来の意味
では、「撮影」という漢字を分解してみましょう。
◯「撮」という字
「撮」には、
-
つかむ
-
取り上げる
-
とらえる
という意味があります。
もともと「手でつまみ取る」ような動作を表す字です。
ここから、「対象をとらえる」という意味に発展しました。
◯「影」という字
問題は、「影」という字です。
現代の日本語では、「影」というと、
-
日陰
-
シルエット
-
暗く落ちた部分
といったイメージを思い浮かべる人が多いでしょう。
しかし、漢語や古い日本語における「影」は、必ずしも「暗い影」だけを意味していたわけではありません。
もともと「影」には、
👉 物の姿、映り、像、写った形
といった意味も含まれていました。
たとえば、「面影がある」「あの人の面影を思い出す」といった表現では、ここでいう「影」は暗い影ではなく、「人の姿や記憶の中の像」を指しています。
また、写真や映像を意味する「映像(影像)」、コピーを意味する「影印」といった言葉にも、「影=像」という古い意味が今も残っています。
つまり本来の「影」は、単なる日陰ではなく、「光によって生まれた姿や映り」を表す言葉だったのです。
3章|語源と由来:「撮影」は明治時代の翻訳語
「撮影」という言葉は、古代から使われていたものではありません。
この言葉が本格的に広まったのは、写真技術が日本に伝わった明治時代以降です。
幕末から明治にかけて、西洋から写真や映像の技術が流入し、日本ではそれらを表す新しい言葉が必要になりました。
そこで生まれたのが、
-
写真
-
撮影
-
映画
-
映像
といった翻訳語です。
これらは、当時の知識人や翻訳者たちが、漢字の意味を組み合わせながら作り出した言葉でした。
「撮影」という言葉も、「撮=とらえる」「影=像・映り」という漢字の意味をもとにして作られたと考えるのが自然です。
つまり、「撮影」とは、本来、
👉 像をとらえ、記録する行為
を表す言葉として生まれたものだと言えるでしょう。
4章|写真の歴史が示す「光の技術」
写真の歴史を見ても、「撮影=光の記録」であることは明確です。
19世紀初頭に生まれた最初の写真技術は、
-
太陽光を長時間当てる
-
感光物質に像を焼き付ける
という仕組みでした。
初期の写真は、数時間も露光しなければ写りませんでした。
それほどまでに、「光」は写真の命だったのです。
現代のデジタルカメラでも原理は同じです。
-
レンズで光を集め
-
センサーで光を記録し
-
情報として保存する
これが撮影の正体です。
影を直接保存しているわけではありません。
記録しているのは、あくまで「光の情報」なのです。
5章|結論:撮影とは「影」ではなく「光の記録」
ここまでを整理すると、答えははっきりします。
撮影とは、
❌ 影を撮る行為を意味する訳ではなく、
⭕ 光によって生まれた像を記録する行為
を意味します。
「影」という字は、
-
昔の「像」という意味
-
東アジア的な比喩表現
として使われています。
現代の感覚で「暗い影」と解釈すると、意味がズレてしまうのです。
6章|日本文化における「撮影」
日本では、撮影は単なる記録以上の意味を持ってきました。
たとえば、
-
記念写真
-
卒業アルバム
-
家族写真
-
成人式の写真
これらはすべて「人生の節目」を残す文化です。
撮影は、「思い出を形にする行為」でもあります。
さらにSNS時代になると、
-
盛れる写真
-
映える動画
-
自己表現としての撮影
という側面も強まりました。
記録から演出へ。
撮影の意味は時代とともに広がっているのです。
7章|撮影の使い方と例文
◯ 基本的な使い方
-
写真を撮影する
-
映像を撮影する
-
ロケ撮影
-
撮影現場
-
撮影許可
◯ 例文
①
「夕焼けがきれいだったので撮影した。」
②
「この番組は現地で撮影されています。」
③
「プロに撮影してもらった写真はやはり違う。」
8章|まとめ:撮影とは「一瞬の光を残すこと」
「撮影」という言葉は、一見すると「影を撮る」ように見えます。
しかし本当の意味は、
👉 光によって生まれた像を、とらえて残すこと。
です。
私たちは撮影によって、
-
一瞬の光
-
その場の空気
-
その時の感情
までも保存しています。
写真や動画が心を動かすのは、そこに「過去の光」が閉じ込められているからです。
撮影とは、
時間の中に、光を封じ込める行為。
そう考えると、この言葉はとても美しく、深い意味を持っていると言えるでしょう。
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