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第0章|導入:現場で飛び交う「校正」「校了」「責了」
デザインや印刷の進行中に必ず出てくる言葉が「校正」「校了」「責了」です。
印刷会社や出版社とやり取りをするとき、メールや指示書に当たり前のように使われていますが、初めてだと意味が分かりづらい用語ですよね。ここでは制作〜印刷の流れを理解するための必須ワードとして解説します。
第1章|校正とは?
**校正(こうせい)**は、印刷する前に仕上がり見本をチェックし、誤字脱字やデザインの崩れ、色味などを確認する作業です。
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出力見本やPDFで確認
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誤りを赤字で修正指示
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必要に応じて再校正を行い、印刷前に完成度を高める
第2章|校了とは?
**校了(こうりょう)**は、「校正が終わり、印刷に進んで良い」と確定した状態を指します。
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校了=印刷データ完成・内容確定
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校了後は修正不可
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スケジュール進行の重要な合図
第3章|責了とは?
**責了(せきりょう)**は、責任者や編集者が内容を確認し、「印刷会社や編集側の責任で進めてOK」と判断した状態です。
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細かいチェックは現場責任者に一任
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校了に近い意味だが、「責任を持って最終決定する」ニュアンス
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出版や大規模案件でよく使用
第4章|3つの用語の違いまとめ
用語 | 意味 | タイミング | 主な担当 |
---|---|---|---|
校正 | 印刷前のチェック作業 | データ制作途中 | 編集者・デザイナー |
校了 | 内容確定、印刷進行OK | 入稿直前 | 編集者・クライアント |
責了 | 責任者判断での最終決定 | 校了直前〜入稿時 | 責任者・編集長 |
第5章|なぜ重要?制作現場の必須ルール
これらの用語を正しく理解すると、
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印刷会社やデザイン事務所とのやり取りがスムーズになる
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修正ミスやスケジュール遅延を防げる
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印刷工程のコスト管理にも役立つ
第6章|まとめ
校正・校了・責了は、単なる専門用語ではなく、印刷物の品質管理とスケジュール管理の基盤です。印刷や出版に携わるなら必ず覚えておきましょう。
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