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0章|新潟市の古紙回収ルールを徹底解説【保存版】
新潟市の古紙分別、これで迷っていませんか?
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「新聞とチラシは一緒に出していいの?」
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「紙パックは回収OKなのに紙コップはダメなのはなぜ?」
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「段ボールと紙箱ってどう見分けるの?」
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「雨の日でも古紙を出して大丈夫?」
新潟市の古紙回収ルールは、市の公式ページでも説明されています。
👉 新潟市公式:古紙の出し方
でも実際に家庭で分別していると、「なぜこれはOKで、これはダメなのか?」 という疑問が次々に出てきませんか?
本記事のポイント
このブログ記事では、新潟市の公式ルールをベースにしながら、次のような疑問に答えていきます。
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新潟市の古紙は なぜ4品目(新聞・雑誌/雑紙・段ボール・紙パック)に分けるのか?
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段ボールや紙パックの出し方で注意すべき点は?
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紙マークや段ボールマークをどう判断材料にすればいいのか?
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意外なNG例(紙コップ・レシート・ビール6缶パックなど)はなぜダメなのか?
本記事を読むメリット
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新潟市の古紙回収を「なぜ?」まで理解できる
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OK/NGが一目でわかるように具体例を整理
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図解・表を交えて 保存版のリファレンス記事 として使える
この記事でわかること
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新潟市の古紙回収ルールの全体像
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各品目(新聞・雑誌・段ボール・紙パック)の正しい出し方
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古紙に出せるもの・出せないものの具体例
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雨の日や集団回収など実際の運用にまつわる疑問
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「迷ったら燃やすごみでOK」の理由
第1章|なぜ紙はリサイクルするのか?【新潟市の古紙回収の背景】
紙リサイクルはなぜ推奨されるのか?
新潟市の古紙回収ルールは「新聞・雑誌・段ボール・紙パック」に分けるのが基本ですが、
そもそも なぜ紙はリサイクルされるのか? という根本を押さえておくと、分別の意味が腑に落ちます。
1. 木材資源の節約になる
紙の主原料は木材パルプ。
日本の製紙原料の約4割は輸入に頼っており、森林資源の保護が重要です。
📌 古紙1トンをリサイクルすると、直径14cm・高さ8mの成木を約20本分伐採せずに済む、と言われています。
2. CO₂削減・省エネルギー効果
新しい紙を木材から作るよりも、古紙から再生するほうが圧倒的に省エネ。
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製造工程で使う水の量も少ない
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薬品の使用量も減らせる
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CO₂排出削減につながる
つまり古紙回収は「身近な脱炭素アクション」に直結します。
3. ごみ処理コストの削減
もし古紙を燃やすごみに回してしまうと、
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焼却コスト
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CO₂排出
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灰の埋立コスト
がかかります。
資源としてリサイクルすれば、このごみ処理コストを削減でき、新潟市全体のごみ問題対策にも直結します。
4. リサイクル技術が成熟している
紙は鉄やアルミと並んで「リサイクルしやすい素材」です。
日本は世界でもトップクラスの古紙利用率を誇り、
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古紙利用率:約65%
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段ボールリサイクル率:90%以上
と、すでにリサイクルルートが安定しているのも大きな理由です。
一言まとめ
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紙リサイクルは 資源の節約・CO₂削減・ごみ減量 の三重効果
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日本はリサイクル体制が整っていて「やれば確実に成果が出る」
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新潟市が古紙回収を細かく分けているのも、この背景がある
第2章|新潟市の古紙回収ルール【4品目の基本と出し方】
新潟市で回収される古紙は「4品目」
新潟市の公式ルールでは、家庭から出せる古紙は大きく次の 4品目 に分けられています。
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新聞・チラシ類
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雑誌・雑紙類
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段ボール
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紙パック
👉 これが古紙回収の基本。
新潟市公式:古紙の出し方 でも解説されています。
なぜ4品目に分けるのか?
理由はシンプルで、紙の種類ごとに繊維の質や再生先が違うからです。
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新聞 → 繊維が均一で長さもある → 再び新聞紙やティッシュに
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雑誌・雑紙 → 短繊維や混合紙 → 板紙・段ボール原紙に
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段ボール → 繊維が太く強い → 再び段ボールに
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紙パック → 白色度が高い良質パルプ → ティッシュ・コピー用紙など
混ぜてしまうとリサイクル効率が落ち、品質も下がるため、あえて分けるルールになっています。
出せるもの/出せないもの【基本一覧】
✅ 出せるもの
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新聞・折込チラシ
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雑誌・書籍・ノート・雑紙(紙袋・包装紙など)
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段ボール(宅配便の箱など)
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紙パック(内側が白い牛乳・ジュースパック)
❌ 出せないもの
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汚れた紙(油染みの段ボール、ティッシュ、紙コップなど)
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特殊加工紙(アルミ貼りパック、防水加工紙、感熱紙レシートなど)
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異物付きの紙(宅配伝票付き段ボール、窓付き封筒のプラ窓)
迷ったときは「燃やすごみ」へ
古紙リサイクルは 品質命。
異物が混ざると再生工場全体に影響するため、判断に迷ったものは「燃やすごみ」で出すのが正解です。
一言まとめ
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新潟市の古紙は 4品目(新聞・雑誌/雑紙・段ボール・紙パック) に分ける
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それぞれ再生先が違うから混ぜない
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出せるもの/出せないものの線引きは「汚れ」「特殊加工」「異物」の有無
第3章|新聞・雑誌・雑紙の正しい出し方と「なぜ?」【新潟市の古紙回収】
新潟市での「新聞・雑誌・雑紙」の分類
新潟市の古紙回収では、新聞・チラシ・雑誌・雑紙はまとめて資源に出せます。
ただし、出し方やまとめ方にはルールがあり、それぞれに理由があります。
新聞はなぜ紐で縛るのか?
新聞や折込チラシは基本的に ひもで十字にしばって出します。
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📌 理由1:飛散防止(袋では湿気や破れのリスクがある)
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📌 理由2:回収・積み込みの効率化(トラック積載や工場での扱いやすさ)
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📌 理由3:脱インク工程でまとめて投入できる
👉 「ビニール袋NG」「紙袋NG」とされるのは、効率と安全性のためです。
紐はなんでもいい?【紙紐?ビニール紐?】
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紙ひも → 溶けるのでリサイクル的にベスト
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ビニール紐 → 新潟市では使用OK(ただし処理工程で取り除かれる)
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ガムテープや粘着テープ → 溶けず異物になるのでNG
新聞とチラシはなぜ一緒でいいの?
新聞紙と折込チラシは紙質がほぼ同じ(中質紙)。
工場でも同じ工程で処理されるため、まとめて出す方が効率的です。
雑誌・雑紙は袋に入れてOKな理由
雑誌や雑紙は、新聞のように紐で縛らなくても 透明・半透明の袋に入れてOK。
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📌 理由1:雑紙は小さな紙(メモ紙・封筒・包装紙など)が多く、紐で縛れない
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📌 理由2:飛散防止のため袋が推奨されている
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📌 理由3:袋のまま工場で処理できる
雑誌の表紙はOKなのに漫画のカバーはNGな理由
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雑誌の表紙:多少の光沢加工は古紙工場で除去できるのでOK
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漫画や単行本のカバー:樹脂フィルム加工が厚く、処理困難 → 外して燃やすごみへ
👉 「厚いフィルムかどうか」が分かれ目です。
シュレッダー紙はどう出す?
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新潟市ではシュレッダー紙は 雑紙扱いでOK
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ただし必ず 透明・半透明袋に入れて出すこと
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📌 理由:飛び散り防止、個人情報対策
一言まとめ
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新聞・チラシ → ひもで縛る
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雑誌・雑紙 → 袋でもOK
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雑誌の表紙はOK、漫画カバーはNG
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シュレッダー紙は袋に入れれば出せる
第4章|段ボールの正しい出し方と注意点【新潟市の古紙回収】
段ボールは古紙回収の王様
新潟市の古紙回収で最も出されるのが段ボール。
ネット通販や宅配の普及で家庭から大量に出ますが、出し方を間違えるとリサイクルできなくなるため注意が必要です。
宅配伝票を外すのはなぜ?
段ボールを出すときは必ず 宅配伝票やシールをはがすことがルールです。
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📌 理由1:伝票は「感熱紙」で古紙NG
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📌 理由2:糊やテープはパルプ化工程で異物になる
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📌 理由3:バーコードや個人情報の保護の意味もある
👉 ガムテープやビニールテープも、できる限り取り除きましょう。
汚れた段ボールはNG
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ピザや総菜が入って油や食べ物で汚れた段ボール
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濡れてカビた段ボール
これらは繊維が使えず、リサイクル工場全体に悪影響を及ぼすため 燃やすごみへ。
段ボールと紙箱の見分け方
「これ段ボール?紙箱?」と迷うケースがあります。
✅ 見分けポイントは 断面の“波々フルート”
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波々がある → 段ボール
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波々なし → 紙箱(菓子箱・洗剤の箱など → 雑紙扱い)
紙管(芯)はどうする?
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トイレットペーパー芯 → 雑紙
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ラップ・ホイルの芯 → 雑紙
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大型・硬質紙管(カーペットや工業用) → 燃やすごみ推奨(処理困難)
👉 つまり 紙管=基本は雑紙。ただし硬すぎるものは例外。
段ボールリサイクルマークの意味と注意点
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段ボールリサイクルマークが付いているもの → 安心して出せる
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無地段ボールや海外段ボール → マークがなくても波々断面があれば出せる
👉 マークは“お墨付き”だけど必須ではない、というのが実際の運用です。
一言まとめ
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宅配伝票・テープは外す
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汚れ・油染みのある段ボールはNG
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断面波々で段ボールと紙箱を見分ける
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紙管は雑紙、大型硬質紙管は燃やすごみ
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マークがなくても段ボールなら出せる
第5章|紙パックと特殊加工紙のルール【新潟市の古紙回収】
紙パックは「特別扱い」の古紙
新潟市では、牛乳やジュースの 紙パック(内側が白いもの) は古紙として回収できます。
一方で、同じ「紙容器」でも 紙コップや酒パックはNG。
ここには理由があります。
牛乳パックは回収OKな理由
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牛乳パックは「紙パック専用のリサイクルルート」がある
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内側の薄いフィルム以外は、白色度の高い良質パルプがほとんど
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ティッシュやコピー用紙など、高品質な再生紙に向いている
👉 だからこそ「水洗いして開いて乾かす」というルールになっています。
紙コップがNGな理由
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内側に厚い防水加工(樹脂コーティング)が施されている
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飲み物の汚れが残りやすく、衛生上も問題
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専用のリサイクルルートが存在しない
👉 新潟市では 燃やすごみ に分類されます。
酒パック・みりんパック・ジュースのブリックパック
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内側が 銀色(アルミ蒸着) のものは古紙NG
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理由:アルミ層が繊維から剥がれず、再生工程で異物になる
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紙パックマークが付いていても「内側銀色」はNG
👉 出せるかどうかは 内側の色で判別しましょう。
サイズは関係ある?大きなパックは?
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牛乳パックサイズでも、1L以上の大きな紙パックでもOK
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判断基準は 「内側が白いかどうか」 であって、サイズではない
見分け方まとめ
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✅ 内側が白 → 紙パックとして回収OK
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❌ 内側が銀色(アルミ) → 燃やすごみ
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❌ 厚手の防水加工 → 燃やすごみ
一言まとめ
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牛乳パックは「紙パック専用ルート」があるからリサイクルされる
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紙コップやアルミ蒸着パックはリサイクルできずNG
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判断基準は 「内側の材質(白 or 銀)」 で決める
第6章|「紙なのに古紙NG」な意外なアイテム【新潟市の古紙回収】
「紙っぽいけどダメ」が一番の落とし穴
「紙だから古紙に出せるでしょ?」と思って分別すると、実はNGなケースが多くあります。
ポイントは 「加工が強いかどうか」。
ツルツル、銀色、水をはじく紙は古紙にできません。
ここでは家庭でよく出る「紙っぽいNG品」をまとめます。
シール・ラベル台紙
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NG理由:粘着剤やシリコン加工で溶けない
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正しい出し方:燃やすごみ
👉 子どもの名前シールや値札シールの台紙もNGです。
クッキングペーパー・耐油紙
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NG理由:油や水をはじくために特殊コーティングされている
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正しい出し方:燃やすごみ
👉 ハンバーガーを包む紙や、パンの下に敷く紙も同じ理由でNG。
ティッシュ・キッチンペーパー
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未使用でもNG
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NG理由:繊維が短すぎて新しい紙に再生できない
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正しい出し方:燃やすごみ
不織布(紙っぽいけど布)
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マスク、エコバッグ、ふきんなど
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NG理由:紙ではなく樹脂繊維(プラスチック系)
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正しい出し方:燃やすごみ
うちわ・カレンダー(金具問題)
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紙部分は雑紙OK
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ただし プラスチック骨や金具リングは外す必要あり
👉 覚え方:「紙袋は紐問題、カレンダーは金具問題」
レシート
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NG理由:感熱紙で薬品コートがあり再生できない
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正しい出し方:燃やすごみ
防湿加工された紙箱(要注意!)
見た目は紙でも、内側に「湿気・匂いを防ぐ加工」がされている箱は古紙NGです。
✅ よくある例:
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冷凍食品の箱(内側ツルツル)
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チョコレート・ガムの箱
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紅茶・コーヒーの箱
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香水や線香の箱
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薬の外箱
👉 NG理由:ラミネートやアルミ蒸着があり、工場で溶けず異物になるため
【見分け方】
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内側がツルツル・光沢あり → 加工紙でNG
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銀色の層がある → アルミ蒸着でNG
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爪でひっかいても紙繊維が出ない → 加工が強い証拠
窓付き封筒
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プラ窓部分を外せば雑紙OK
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面倒な場合は丸ごと燃やすごみでも可
紙袋(紐問題)
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本体は雑紙OK
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紐が紙 → 雑紙OK
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紐が布やビニール → NG(燃やすごみ)
ビール6缶パック
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NG理由:防湿加工と強力な糊でリサイクルできない
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正しい出し方:燃やすごみ
👉 「意外なNG品」として覚えておくと◎
一言まとめ
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「ツルツル・銀色・水をはじく紙」は基本NG
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加工が強い箱(冷凍食品・チョコ・紅茶・薬の箱など)は燃やすごみへ
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紙袋は「紐問題」、カレンダーは「金具問題」
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迷ったら古紙にせず、燃やすごみでOK
第7章|リサイクルマークの正しい見方と落とし穴【新潟市の古紙回収】
「マークがあるから安心」は間違い
家庭の紙類を見ると「紙マーク」「段ボールリサイクルマーク」など、いろいろなマークが印刷されています。
でも実は、マークがある=必ず古紙に出せる という意味ではありません。
ここを誤解すると、NG品を古紙に混ぜてしまう原因になります。
紙マークの本当の意味
📌 「紙製容器包装リサイクル法に基づく表示」 です。
つまり「この容器は紙でできています」という表示であって、リサイクルできる保証ではないんです。
👉 例:
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紙コップ(紙マークあり → でも防水加工でNG)
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アルミ貼りパック(紙マークあり → でも古紙NG)
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レシート(紙マークなし → 感熱紙でNG)
つまり紙マークは 「紙であることの証明」止まり。
古紙に出せるかどうかは、加工の有無で判断する必要があります。
段ボールリサイクルマーク
📌 「段ボールはリサイクルできます」 という意味。
これは信頼度が高く、基本的に段ボールマークがついているものは古紙回収OK。
👉 ただし注意点:
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無地の段ボールや海外製段ボールにはマークがない場合がある
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でも 断面に“波々フルート”があれば段ボールとして回収できる
つまり「段ボールはマークよりも断面で確認」が確実です。
マークの落とし穴まとめ
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紙マーク → 「紙ですよ」の表示で、リサイクル可否とは別
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段ボールマーク → 基本OK、ただしマークなしでも出せるものあり
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過信は禁物! → 見た目・触感(ツルツル/銀色/水をはじくか)で最終判断を
一言まとめ
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紙マーク=紙素材の証明、リサイクルOKの保証ではない
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段ボールマーク=安心の目印だが、なくても段ボールなら出せる
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最終判断は「加工の有無」と「断面の波々」で!
第8章|回収日の実際と雨の日の扱い【新潟市の古紙回収】
「雨の日でも古紙を出していいの?」という疑問
新潟市の古紙回収では、公式サイトでも 「雨の日でも出してOK」 と案内されています。
でも「濡れたら使えないんじゃないの?」と思いますよね。
ここでは 雨の日の古紙回収がなぜ問題ないのか、そして注意点を解説します。
なぜ濡れても大丈夫なのか?
📌 理由はシンプルで、古紙リサイクルの工場では紙を一度水で溶かす工程があるからです。
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新聞や段ボールは、回収後に「パルパー」という大きなミキサーで水に溶かされる
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水に濡れていても工程上は支障がない
👉 だから雨の日でも出してOKなんです。
ただし「濡れて困る古紙」もある
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段ボールは濡れると強度が落ち、持ち運び時に崩れやすい
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カビが生えると再生できない
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新聞も大量に濡れると扱いにくい
👉 できれば雨の日は、屋根のある場所やカバーをして出すのがおすすめです。
油や食べ物汚れはNG
水濡れはOKですが、油汚れや食品汚れはNGです。
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ピザの油染み段ボール
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カップ麺の汁で汚れた紙箱
これらは再生できないため 燃やすごみ に回しましょう。
雨の日の出し方の工夫
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新聞・雑誌 → ビニール袋は使わず、紙袋やダンボール箱にまとめて屋根下へ
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段ボール → 平らにして束ね、雨が当たらない場所に置く
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紙パック → 完全に乾かしてからまとめて出す(濡れたままはカビの原因)
一言まとめ
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古紙は水を使う工程があるから「雨の日でも出してOK」
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ただし強度やカビの問題があるので、できれば濡らさない工夫を
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水濡れは大丈夫でも、油汚れは絶対にNG
第9章|集団回収とゴミステーション回収どっちが良い?【新潟市の古紙回収】
古紙回収には2つの方法がある
新潟市では古紙を出す方法は大きく分けて2つ。
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集団回収(町内会・子ども会・学校などの回収活動)
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ゴミステーションでの市の回収日
どちらも正しい方法ですが、特徴が異なります。
集団回収のメリット・デメリット
✅ メリット
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大量の古紙を一度に出せる(新聞や段ボールがたまったときに便利)
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集団回収の収益が町内会や子ども会の活動資金になる
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回収業者と直接契約するので、ステーションに持っていく手間が省ける
❌ デメリット
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回収日が月1回や隔月など少ない
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出し忘れると次まで保管が必要
ゴミステーション回収のメリット・デメリット
✅ メリット
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市が指定した回収日(週1〜2回)に出せるので、こまめに処分できる
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家の近くのステーションに出すだけで手軽
❌ デメリット
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出す場所まで自分で持ち運ぶ必要がある
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集団回収と違って地域の活動資金にはならない
どっちが良いのか?使い分けのコツ
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新聞・雑誌・段ボールがたまる家庭 → 集団回収にまとめて出すのが効率的
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日常的に少しずつ出したい家庭 → ゴミステーション回収が便利
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町内会や学校活動を応援したい人 → 集団回収を積極的に利用
👉 両方を上手に使い分けるのが一番おすすめです。
一言まとめ
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集団回収=まとめて出せる・地域貢献
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ステーション回収=手軽・こまめに出せる
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ライフスタイルに合わせて使い分ければOK
第10章|迷ったら燃やすごみでOK?【新潟市の古紙回収の最終ルール】
「これは古紙?燃やすごみ?」迷うときの不安
家庭で分別していると、どうしても判断が難しい紙があります。
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コーティングされたお菓子の箱
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薄いラミ加工の紙袋
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ちょっと油がしみた段ボール
「出していいのかダメなのか…」 と迷うと、手が止まってしまいますよね。
新潟市の公式ルール:古紙に出せない紙は「燃やすごみ」へ
新潟市の公式サイトでは、防水加工された紙・アルミ貼りの紙・油や食べ物で汚れた紙など、リサイクルできない紙は古紙として出せず、燃やすごみに出してくださいと案内されています。
そのため、分別に迷うような紙も、無理に古紙に混ぜるのではなく、「燃やすごみ」に出すのが安心で確実です。
こうすることで、リサイクル工程に異物が混ざるのを防ぎ、資源としての紙の品質を守ることができます。
なぜ燃やすごみでOKなのか?
📌 理由1:古紙リサイクルは品質命
異物や加工紙が混ざると、工場のパルプ化工程が止まる。
少量の混入でも「不良品」となり、再生できないこともある。
📌 理由2:燃やすごみも無駄にはならない
新潟市では焼却時に発生する熱を使って発電・温水利用をしている。
つまり燃やすごみに出しても 「エネルギー回収」という形で活かされる。
📌 理由3:市民にとっては「無理なく続けられる仕組み」が大事
細かく悩みすぎると分別疲れで続かなくなる。
👉 そのため「迷ったときは燃やすごみに回すのが安心」とされている。
一言まとめ
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古紙リサイクルは「品質がすべて」
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加工紙や汚れ紙を無理に出すと逆効果になる
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新潟市では燃やすごみも発電に利用されるので安心
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判断に迷う紙は無理せず燃やすごみに出すのがベスト
第11章|集められた古紙の行先と再生品【新潟市の古紙リサイクルの流れ】
古紙はどこへ行くのか?
家庭から出した新聞・雑誌・段ボール・紙パック。
「出した後はどうなるの?」と気になる方も多いと思います。
新潟市で集められた古紙は、主に 製紙会社やリサイクル業者の工場 に運ばれ、種類ごとに再び新しい製品へと生まれ変わります。
新聞・チラシ → 再び新聞やティッシュへ
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新聞紙は繊維が長くて均一 → 再生しやすい
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再び「新聞紙」になるほか、「トイレットペーパー」「ティッシュ」の原料にもなる
👉 古紙リサイクルの王道ルート
雑誌・雑紙 → 段ボールや板紙へ
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雑誌や雑紙は、繊維が短く質もバラバラ
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主に「段ボール原紙」や「厚紙(紙箱)」に再生
👉 「チラシや雑誌が、今度は段ボールやお菓子の箱になる」という流れ
段ボール → 再び段ボールへ
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段ボールは繊維が太くて強い → 再び「段ボール」に再生されるのが基本
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国内では段ボールリサイクル率90%以上!
👉 段ボールはほぼ無限ループで生まれ変わる、優秀な資源
紙パック → ティッシュ・コピー用紙などへ
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紙パックは白色度が高い上質パルプ → 「ティッシュペーパー」「コピー用紙」に生まれ変わる
-
紙パック専用のリサイクルルートがあるからこそ回収対象になっている
👉 紙コップやアルミ蒸着パックと違って「特別扱い」される理由
なぜ「分けて出す必要」があるのか?
もしこれらを混ぜて出してしまうと…
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段ボールに雑誌が混ざる → 強度が落ちる
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紙パックに新聞が混ざる → 白さが失われ、コピー用紙に使えない
👉 分けて出すことで、それぞれ最高のリサイクルルートに乗せられるわけです。
一言まとめ
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新聞 → 新聞紙・ティッシュへ
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雑誌・雑紙 → 段ボールや板紙へ
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段ボール → 再び段ボールへ(リサイクル率90%以上!)
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紙パック → ティッシュやコピー用紙へ
第12章|まとめ:新潟市の古紙回収ルール【保存版ガイド】
新潟市の古紙は「4品目」で分ける
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新聞・チラシ → 紐で十字に縛る
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雑誌・雑紙 → 紐 or 透明袋に入れる
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段ボール → 平らにして束ねる(宅配伝票は外す)
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紙パック → 水洗い→開いて→乾かして出す(内側が白いものだけ)
出せるもの/出せないものの鉄則
✅ 出せるもの
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新聞・チラシ
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雑誌・本・ノート・メモ紙
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段ボール(無地やマークなしもOK)
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紙パック(内側が白いもの)
❌ 出せないもの
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汚れた紙(油染み段ボール、使用済みティッシュ)
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特殊加工紙(アルミ貼りパック、紙コップ、レシート、冷凍食品の箱)
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異物付き(シール台紙、窓封筒のプラ部分、カレンダー金具、紙袋の布紐)
よくある疑問の答え
-
🟢 雨の日でもOK → 水で溶かす工程があるから大丈夫(ただし濡れすぎ注意)
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🟢 迷ったら? → 燃やすごみへ(品質を守るための鉄則)
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🟢 集団回収と市回収どっち? → まとめて出すなら集団回収、少量ならステーション回収
古紙はどう生まれ変わる?
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新聞 → 新聞紙・ティッシュ
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雑誌・雑紙 → 段ボール・板紙
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段ボール → 再び段ボール(リサイクル率90%以上!)
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紙パック → ティッシュ・コピー用紙
👉 だから「分けて出すこと」が大切。
最後に
新潟市の古紙回収は「少し丁寧に出すだけ」で、
-
資源を守れる
-
ごみ処理費を減らせる
-
子ども会や地域活動の助けにもなる
という三重のメリットがあります。
紙マークを過信せず、判断に迷ったら燃やすごみへ。
それさえ守れば、家庭での古紙リサイクルは十分です。
👉 この記事を「保存版チェックリスト」として、日々の分別に役立ててください。
エピローグ|印刷屋として伝えたいこと
私たちは 紙を主な材料として商品を製造・販売している印刷業 です。
日々、さまざまな種類の紙に触れ、その性質や用途を理解しながら仕事をしています。
その中で実感するのは、紙は資源としてとても優秀で、何度も生まれ変わる力を持っているということ。
新聞は再び新聞やティッシュに、段ボールは何度も段ボールに、紙パックは白いコピー用紙に。
紙は「一度きりで終わる素材」ではなく、正しく分ければ必ず次に活かされます。
しかし、ほんの少しの異物や汚れが混ざると、せっかくの紙資源がリサイクルできなくなってしまいます。
だからこそ、家庭での分別のひと手間がとても大切です。
印刷業に携わる私たちにとって、紙のリサイクルは「仕事の延長」であり「未来への責任」でもあります。
紙を正しくリサイクルすることは、資源を守り、環境を守り、次世代へ紙文化をつなぐことにつながります。
ぜひ今日から「ちょっと丁寧に分けてみよう」と思っていただければ嬉しいです。
付録|新潟市の古紙回収Q&A【よくある質問集】
Q1. 段ボールリサイクルマークがない段ボールは出せる?
🟢 出せます。
無地段ボールや海外段ボールでも、断面に波々(フルート)構造があれば段ボールとして回収可能です。
👉 マークはあくまで「目安」。断面で判断しましょう。
Q2. 紙マークがついていれば全部古紙に出せる?
❌ 出せません。
紙マークは「紙素材の容器ですよ」という表示であり、リサイクル可能かどうかは別問題です。
👉 紙コップ・アルミ貼りパックなど、紙マークがあってもNGのもの多数。
Q3. 紙袋の持ち手はそのまま出していい?
-
紙紐 → そのままでOK
-
布やビニール紐 → 取り外して燃やすごみへ
👉 紙袋本体は雑紙として古紙に出せます。
Q4. カレンダーはそのまま出していい?
❌ そのままはNG。
金具リングやプラスチック部品を外せば雑紙として出せます。
👉 「紙袋は紐問題、カレンダーは金具問題」と覚えると便利。
Q5. 雑誌の表紙や光沢紙は出せる?
🟢 出せます。
雑誌の表紙やチラシ程度の光沢はリサイクル工程で処理されるためOKです。
👉 ただし漫画や文庫本のカバー(フィルムコーティングが厚いもの)は外して燃やすごみへ。
Q6. シュレッダーにかけた紙は?
🟢 雑紙扱いで出せます。
必ず 透明または半透明の袋に入れて 飛び散り防止をしましょう。
Q7. 汚れた段ボールはどうする?
❌ 古紙に出せません。
油や食品で汚れたものは繊維が再生できず、工場全体に悪影響を与えます。
👉 燃やすごみへ。
Q8. 牛乳パックとお酒の紙パック、何が違う?
-
牛乳パック → 内側が白い → 専用ルートがあり回収OK
-
酒・みりんパック → 内側が銀色(アルミ蒸着) → NG
👉 見分け方は「内側の色」。
Q9. 雨の日でも出して大丈夫?
🟢 大丈夫です。
古紙は工場で一度水に溶かすため、濡れても問題なし。
ただし段ボールはカビや崩れやすさの問題があるので、できれば濡らさない工夫を。
Q10. 迷ったときはどうすればいい?
👉 燃やすごみへ!
古紙リサイクルは品質命。無理に出して異物を混ぜるより、燃やすごみに出した方が確実に有効活用されます(焼却熱で発電に利用)。
🎯 まとめ
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マークを過信せず「加工の有無」で判断
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紙袋・カレンダーは付属品に注意
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雨の日やシュレッダー紙も出せるけど工夫が必要
-
迷ったら燃やすごみが鉄則!
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