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0章|導入──お正月の「睦月」、どんな意味?
日本の1月には「睦月(むつき)」という
古くから伝わる呼び名があります。
年賀状やカレンダーで見かけると、
どこか特別なお正月の雰囲気を感じさせてくれる言葉です。
ではなぜ、「睦(むつ)まじい」という字が当てられているのでしょうか。
そこには、日本人が大切にしてきた
“ご縁をむすぶ文化”が映し出されています。
1章|睦月の語源──“仲良くする月”という願いが込められた
最も広く知られているのが、
親族が集まり、仲睦まじく過ごす
→「睦び月(むつびづき)」→略して「睦月」
とする説です。
お正月は家族が集い、
新しい一年の幸せを祈る時期。
その姿を映した呼び名と考えられています。
また、他にも次のような説があります。
| 説 | 内容 |
|---|---|
| 実月(みつき)説 | 新年に穀物の実りを願う月とする説 |
| 元つき(もとつき)説 | 「元=はじまり」から、年の最初の月を表す説 |
→ 語源は一つに断定されていない
(和風月名は複数説が併存することが多い)
2章|睦月の歴史──古くから使われてきた和風月名
「睦月」という呼び名は、古典文献に
「ムツキ(武都紀など)」と記された例があり、
古代から旧暦の正月を指す呼称として使われてきたとされています。
当時の暦(旧暦)は太陰太陽暦で運用されていたため、
-
現在の1月と必ずしも一致しない
-
年によっては現代の1月下旬〜2月頃が旧暦の「睦月」にあたることもある
といった特徴がありました。
その後、明治時代に太陽暦へ移行してからも、
「睦月」= 新暦1月を表す伝統的な月名
として季節感あふれる言葉として受け継がれています。
和風月名は、暦が変わっても文化とともに生き続けてきた
日本らしい言葉のひとつと言えるでしょう。
3章|文化──“ご縁を結び直す”お正月の月
睦月は、昔から人が集まる行事が多い月です。
-
初詣
-
年賀の挨拶
-
おせち料理
-
羽根つき・凧揚げ
-
鏡開き
どれも 新しい年の無事としあわせを願う習慣。
そしてお正月は、
一年のはじめに
「今年もよろしく」とお互いを思いやる時間
が生まれる季節でもあります。
こうした“つながりをむすぶ”文化が、
睦月という言葉に息づいてきました。
4章|まとめ──睦月の言葉が伝えてきたもの
睦月とは、
人々が睦(むつ)み合う月
という願いのこもった呼び名。
季節の節目に、
家族や仲間との関係を確かめ合い、
ご縁を大切にしてきた日本の暮らしを象徴する言葉です。
何気なく見かける一文字ですが、
その奥には
“お互いを思いやる心”
が長い歴史を通して受け継がれています。
今年の始まりを迎えるとき、
ふと「睦月」という言葉を思い出してみると、
いつもより温かなスタートになるかもしれません。
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