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0章|導入:「原って、結局なんなの?」
原っぱ
草原
原点
原因
原住民
――どれも「原」が入っています。
でも、よく考えると不思議です。
・地面みたいな意味もある
・スタートっぽい意味もある
・理由っぽい意味もある
・人のルーツにも使われる
「原」って、いったい何を表しているのでしょうか。
実はこれらは、すべて一つの意味の流れから生まれています。
この記事では、
・「原」という漢字の正体
・意味がどう広がったのか
・日本語でどう使われてきたのか
を、順番に解き明かしていきます。
1章|「原」の成り立ち|崖の下から湧く水の文字
まず、「原」の字の形を見てみましょう。
漢字学では、「原」は
・厂(がんだれ)=崖・高い場所
・泉=湧き水
を組み合わせた会意文字とされています。
つまり、もともとは、
👉 崖の下から水が湧き出る場所
を表した字でした。
古代中国では、水は命の源です。
・飲み水になる
・農業に使える
・人が集まる
そのため、「水が生まれる場所」は、生活の中心でした。
「原」は、もともと
✅ 命が始まる場所
✅ 生活が成り立つ場所
を意味していたのです。
2章|原の核心=「何かが生まれる場所」
原のコア意味は:
👉 何かが生まれる場所
です。
水が生まれる
命が育つ
人が集まる
文化が生まれる
すべての「始まり」が集まる場所。
これが「原」の本質でした。
この「始まりの場所」という感覚が、後の意味展開の土台になります。
3章|土地としての原|原っぱ・草原・平原
「原」は、広く開けた土地を表す言葉として使われています。
例:
・原っぱ
・草原
・平原
・高原
これらはすべて、
👉 開けた平らな土地
👉 草木や生き物が存在する自然の空間
を意味します。
漢字の「原」は、もともと崖の下から水が湧く場所を表していました。
このような場所は、人や動物が集まり、植物が育つ場所でもあります。
そのため、「原」は、
👉 水のある場所
👉 命が存在する場所
👉 広がる自然の土地
を表す漢字として使われるようになりました。
現在の「原っぱ」や「草原」などの言葉にも、
この「広がる自然の土地」という意味がそのまま残っています。
4章|始まりとしての原|原点・原初・原型
「原」は、「始まり」や「最初」を表す言葉としても使われています。
例:
・原点
・原初
・原型
・原始
これらはすべて、
👉 いちばん最初の状態
👉 まだ変化や加工が加わっていない状態
を意味します。
「原」という漢字は、もともと水が湧く場所、つまり「みなもと」を表す文字です。
「みなもと」とは、物事が生まれる起点を意味します。
そのため、「原」は、
👉 物事の出発点
👉 変化が始まる前の状態
👉 すべての基準となる位置
を表す言葉として使われています。
「原点」や「原型」という言葉に含まれる「原」も、
この「物事の起点」という意味を示しています。
5章|理由としての原|原因・原理・原動力
「原」は、「理由」や「根本」を表す言葉としても使われています。
例:
・原因
・原理
・原動力
これらの言葉に含まれる「原」は、
👉 物事が生じるもと
👉 すべての起点となるもの
を意味します。
たとえば、「原因」とは、
ある出来事が起きるもとになった要因を指します。
事故が起きた場合、その出来事を引き起こした要因が「原因」と呼ばれます。
また、「原理」は物事が成り立つ基本的な仕組みを意味し、
「原動力」は動きが生まれるもととなる力を意味します。
このように、「原」は、
👉 物事の出発点
👉 結果を生み出す根本
を表す漢字として使われています。
6章|人と文化の原|原住民・原語・原文化
「原」は、人や文化の根本を表す言葉にも含まれています。
例:
・原住民
・原語
・原文化
これらの言葉における「原」は、
👉 物事の起点となる存在
👉 基準となる最初の状態
を意味します。
「原住民」とは、その地域に古くから居住してきた人々を指す言葉です。
また、「原語」は翻訳される前のもとの言語、
「原文化」は文化の基礎となる形を指します。
このように、「原」は、
👉 ある物事の基準となる位置
👉 物事を理解するうえでの出発点
を示す漢字として使われています。
7章|「はら」と「ゲン」の違い|読み方に残る意味
「原」には、二つの読みがあります。
■ 訓読み:はら
・原っぱ
・野原
👉 目に見える土地の意味
視覚的で、具体的なイメージです。
■ 音読み:ゲン
・原因
・原理
・原点
👉 抽象的な意味
考え方・理論・構造に使われます。
つまり、
はら=場所
ゲン=概念
という使い分けが、今も残っているのです。
8章|文化的視点|日本人は「原」が好き
日本語には「原」を使った表現がとても多いです。
・原点回帰
・原体験
・原風景
・初心に戻る
これらに共通するのは、
👉 最初に戻る
👉 基本を大事にする
という感覚です。
日本文化は、昔から
・初心忘るべからず
・型を守る
・基礎を重視する
傾向があります。
「原」という漢字は、
その精神文化と深く結びついています。
コラム|「原」と「源」の違いと使い分け
「原」と「源」は、どちらも「もと」を表す漢字ですが、意味と使われ方には明確な違いがあります。
見た目が似ているため混同されやすいものの、それぞれが指す「もと」の性質は異なります。
まず、「原」は、基準となるもとの状態や位置を表します。
たとえば、
・原点
・原型
・原文
・原因
といった言葉では、変化や加工が加わる前の状態、あるいは物事を考えるうえでの基準となる位置を示しています。
「原点」は出発の基準となる位置、「原型」は変化する前のもとの形、「原文」は翻訳される前の文章です。このように「原」は、物事の基準となる“もとの姿”を表すときに使われます。
一方、「源」は、何かが生まれ出る起点を表します。
たとえば、
・水源
・電源
・資源
・音源
これらはすべて、何かがそこから生まれたり供給されたりする場所や存在を指しています。
「水源」は水が流れ出る場所、「電源」は電気が供給されるもと、「資源」は価値やエネルギーを生み出すもとです。このように「源」は、何かが発生する起点を表す漢字です。
字の成り立ちにも、この違いが表れています。
「源」は、水を意味する「氵」と、「原」を組み合わせた形声文字であり、水の出るもとを表す字として成立しています。一方、「原」は、崖の下から泉が湧く場所を表した字で、そこから基準となる位置や根本を表す意味で使われています。
この違いを整理すると、
「原」は、基準となるもとの状態
「源」は、何かが生まれ出る起点
を表します。
たとえば、「原点」は基準となる位置を意味しますが、「源点」とは書きません。また、「水源」は水が発生する場所を意味しますが、「水原」とは書きません。
同じ「もと」でも、「基準」を示すときは「原」、
「発生する起点」を示すときは「源」が使われます。
9章|まとめ:「原」とは何か?
最後に整理します。
「原」の本質は――
👉 何かが生まれた場所
です。
そこから意味は、次のように広がりました。
① 土地 → 原っぱ・草原
② 始まり → 原点・原初
③ 理由 → 原因・原理
④ 文化 → 原住民・原語
すべて、
「始まりの場所」
という一つの発想から生まれています。
「原」は、
✔ 地面であり
✔ 出発点であり
✔ 理由であり
✔ 文化の根っこでもある
――“はじまりを記録した漢字”なのです。
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