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第0章|頑張るとは?意味・語源・由来をたどると「励まし言葉」の正体が見えてくる
「頑張って!」
この言葉、毎日のように耳にしますし、自分でもつい使ってしまいます。
でも、ふと立ち止まって考えると、少し不思議です。
頑って何? 張るって何?
がんを張るの?
しかも「頑張れ!」は応援の決まり文句のように使われていますが、もともとそんな意味だったのでしょうか。
こうした疑問をたどっていくと、
「頑張る」という言葉が、最初から“励まし言葉”として生まれたわけではないことが見えてきます。
実はこの言葉、時代の中で使われ方を変えながら、
少しずつ意味を広げ、今の形に落ち着いてきたものでした。
第1章|頑張るの意味とは?努力だけでは説明しきれない核
いま私たちが使う「頑張る」は、だいたい次の意味で通じます。
-
努力する
-
やり抜く
-
くじけず耐える
-
最後まで続ける
ただし、これらは「頑張る」の現在の意味の広がりを示しているにすぎません。
語の成り立ちや古い用法を踏まえると、もう一段、別の核が見えてきます。
それが——踏ん張るという感覚です。
ギリギリのところで崩れない。
逃げない。折れない。
「頑張る」は、努力の量を増やすことよりも先に、
引かずにその場に立ち続ける姿勢を指す言葉として使われてきました。
第2章|「頑」とは何か?──漢字が与えるイメージ
「頑」という漢字は、日常では単体で使われることがほとんどありません。
けれど熟語の中では、しっかり存在感を示しています。
代表的なのが「頑固」です。
この「頑」から連想されるイメージは、
-
かたくな
-
意志が強い
-
譲らない
-
一つの考えにこだわる
といったもの。
ここで整理しておきたいのは、
「頑張る」に使われている漢字が、そのまま語源を説明しているわけではないという点です。
音として使われてきた言葉に、後から意味に合う漢字が当てられた可能性が高いと考えられています。
ただし、その漢字が持つイメージが、
現在の「頑張る」という言葉の理解を強く補強しているのも事実でしょう。
第3章|「張る」とは何か?──“意地を張る”という感覚
「張る」という動詞も、非常に意味の幅が広い言葉です。
-
幕を張る(広げる)
-
気を張る(緊張する)
-
意地を張る(譲らない)
-
我を張る(考えを押し通す)
この中で「頑張る」と特に相性がいいのは、
「意地を張る」「我を張る」といった、引かない態度を表す用法です。
ここでの「張る」は、
-
引かないために張る
-
崩れないために張る
という感覚に近い。
この視点で見ると、「頑張る」は
がむしゃらに力を振り絞る言葉ではなく、
自分を崩さないための姿勢を表す言葉として理解しやすくなります。
第4章|語源は2説ある:「我を張る」説と「眼張る」説
ここまでは、現在の日本語として「頑張る」がどう感じられているかを見てきました。
では、言葉としての出どころ、つまり語源はどう考えられているのでしょうか。
「頑張る」には、大きく分けて2つの説があります。
①「我を張る(我張る)」説
自分の考えを押し通す、我意を張り通す、という意味から来たとする考え方です。
この説に立つと、「頑張る」はもともと
努力や根性を表す言葉というより、
強情・意地・譲らない態度を指す言葉だったことになります。
②「眼張る(眼を張る)」説
目を見開く、目を光らせる、周囲を見張る、という意味から発展したと考える説です。
そこから、油断せず踏みとどまる姿勢や、相手に負けない態度を表すようになった、という見方です。
どちらが正しいと断定することは難しいものの、
両者には共通点があります。
それは、「頑張る」が一貫して
譲らない・踏ん張る・崩れない
という姿勢を核にしている点です。
第5章|いつから「頑張れ」は励まし言葉になったのか?
ここまでで、「頑張る」が自分の状態や態度を表すのは分かる。
でも、
-
頑張って!
-
頑張れ!
と人を励ますのは、もともとの意味からすると、少し不思議に感じられます。
この変化を考えるうえで、大きな要因の一つがスポーツの世界です。
勝負どころで本当に必要なのは、
「もっと努力しろ」という指示ではありません。
-
折れるな
-
まだ終わりじゃない
-
ここで踏ん張れ
こうした“態度を保つための言葉”として、「頑張れ」は自然に使われていきました。
そして昭和期のスポーツ実況などを通じて、
「頑張れ」は応援の決まり文句として広く定着していきます。
第6章|まとめ:頑張れは「限界突破」ではなく、どう受け取れるか
語源をたどると、「頑張る」は
我を張る、眼を張るといった、
引かない・崩れない姿勢を表す言葉だったことが分かります。
もともとの「頑張る」は、
努力の量を増やすことよりも、
その場に踏みとどまる態度を重視する言葉だったのでしょう。
そして「頑張れ」が応援語として定着した背景には、
スポーツの世界があります。
勝負の場面で求められたのは、限界突破よりもまず崩れないことでした。
だから「頑張れ」は、
無理に背中を押す命令ではなく、
踏ん張りを支えるための言葉として使われてきたと考えられます。
とはいえ、「頑張れ」が苦手な人がいるのも事実です。
「もっとやれ」「限界を超えろ」と迫られているように感じてしまう——
その受け止め方も、決して間違いではありません。
ただ、語源や用法を踏まえたうえで読み直すなら、
「頑張れ」は必ずしも乱暴な号令ではありません。
本番というのは、結局「練習してきたこと」しか出せない。
だからこそ応援は、無理をさせるためではなく、
-
いつも通りでいい
-
平常心で
-
崩れないで
と、心を落ち着かせるための言葉として
受け取ることもできるのでしょう。
「頑張れ」は、限界突破の命令ではなく——
“いつも通り”を取り戻す合図なのかもしれません。
自分らしく。いつも通りで——頑張れ。
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