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0章|導入:時間を奪う“目止め処理”
段ボール印刷用のフレキソ製版では、製版の最終工程で「目止め処理」を行うことがあります。
これは版のベースフィルムにインキが染み込むのを防ぐためのコーティング工程ですが、塗布から乾燥までに約1時間かかります。
短納期案件が多い現場では、この1時間が納期を圧迫する原因になりがちです。
1章|なぜ目止めが必要なのか
フレキソ版のベースフィルムは、多くの場合ポリエステルやフィルム素材で構成されていますが、構造によっては微細な隙間からインキや溶剤が染み込むことがあります。
これを防ぐために、透明な目止め剤を塗布し、乾燥させる工程が必要になります。
しかしこの作業は完全に手間であり、時間のロス要因となります。
2章|目止め処理の課題
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工程追加による時間ロス:塗布・乾燥で1時間以上
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剥がれリスク:印刷中に目止め剤が剥がれると、版の表面が汚れ、品質低下や停止の原因に
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コスト増:材料費と作業工数の増加
これらの課題は、短納期や多品種少量の生産では特に影響が大きくなります。
3章|目止め不要にする発想
製版工程をスリム化するには、そもそも目止め処理を必要としない版構造にするのが理想です。
例えば、ベースフィルム自体にインキや溶剤が染み込みにくい構造を採用すれば、塗布・乾燥工程そのものをカットできます。
これにより、製版から納品までのリードタイムを大幅に短縮できます。
4章|目止めレスベースフィルムの効果
目止めレス仕様のベースフィルムを使うと、次のような効果が期待できます。
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工程削減:塗布・乾燥時間をゼロに
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納期短縮:製版スピードアップで突発案件にも対応
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品質安定:印刷中の剥がれリスクがなく、長時間安定稼働
短納期案件が多い段ボール印刷現場では、この効果は非常に大きなメリットになります。
5章|想定される改善イメージ
例えば、急ぎの製版依頼で通常なら納期に間に合わないスケジュールでも、目止めレス仕様ならその1時間を削減できます。
その結果、印刷開始が前倒しでき、納期ギリギリの案件にも余裕を持って対応可能になります。
また、剥がれトラブルがないため、印刷現場での再調整や停止も減ります。
6章|まとめ
製版における目止め処理は、時間と手間を取られるだけでなく、品質リスクも抱えています。
目止めレス仕様のベースフィルムを採用することで、製版工程をスリム化し、短納期案件への対応力を高められます。
当社では、旭化成「テナフレックス™-SR」液状感光性樹脂版と目止めレスベースフィルムを組み合わせ、段ボール印刷の製版スピードと品質向上を両立するご提案が可能です。
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