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前回まで▶コンピュータの思想と誕生|Z3・ENIAC・EDVACなど11の起点を比較解説【最初のコンピュータとは?】
このブログはブログシリーズ「商用コンピュータとパソコンの進化」のまとめブログです。詳しくは章末リンクからどうぞ。
0章|パソコンの“始まりから今”まで、ぜんぶつながっていた──50年の物語へようこそ
あなたのスマホもPCも、1951年の“ある1台”から始まっていた
いま手元にあるスマホやパソコン。
当たり前すぎて、もう生活の一部ですよね。
でも――
その当たり前が生まれるまでに 50年の壮大なドラマ があったこと、知っていますか?
「部屋ひとつ分の巨大マシン」 → 「家庭の机に乗るPC」 → 「誰でも使えるWindows」
という進化は、偶然ではありません。
8つの歴史的ブレークスルーが数珠つなぎのように重なって、いまの世界が完成した のです。
この50年は“コンピュータの進化”ではなく、“社会の進化”そのものだった
1951年に生まれた世界初の商用コンピュータ UNIVAC I。
ここから、社会のあらゆる仕組みが動き始めます。
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企業の情報処理
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科学研究
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金融システム
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教育
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家庭生活
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クリエイティブ
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インターネット文化
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仕事のやり方そのもの
もはや「コンピュータの歴史」ではなく、
「社会がどう変わったか」 を追う物語なんです。
この総集編では“点”だった技術が“線”としてつながる
今回の総まとめは、下記8本のブログを土台にしています:
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UNIVAC I
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IBM System/360
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Intel 4004
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Xerox Alto
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Altair BASIC
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Apple II
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IBM PC & MS-DOS
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Windows 95
個々の記事を読むと、
「コンピュータって大変な歴史だな…」
という印象になるかもしれません。
しかし、まとめて並べると“ひとつの物語”になる のが面白いところ。
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なぜUNIVACの次にSystem/360が必要だったのか
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なぜ4004が出ると個人用PCにつながるのか
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なぜGUI誕生がMacとWindowsを生んだのか
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なぜIBM PCが“標準”になったのか
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なぜWindows 95が社会現象級だったのか
すべて“必然”としてつながっていく流れを、楽しく読める構成でまとめていきます。
この歴史がわかると、いまのテクノロジーが“100倍おもしろくなる”
AI、スマホ、クラウド、SNS、YouTube、X(旧Twitter)、そして5G。
すべての技術は、今回まとめる 1951〜1995の50年がつくった基盤の上 に成り立っています。
つまりこの総集編は:
🔍 「いま」がどう作られたかを理解するための教科書
🔍 未来のテクノロジーを予測するための地図
この両方になる、といっても言い過ぎではありません。
では、50年の旅へ出発しよう──最初のステージは1951年、UNIVAC I
ということでここから、
巨大マシン × 標準化 × 小型化 × GUI × 家庭用 × 世界標準 × OS革命
という激動の流れを、“ストーリー”として読み進めてもらいます。
最初のステップは1951年。
歴史を動かした1台、UNIVAC I が誕生した瞬間です。
次の章へどうぞ。
ここから“現代のすべて”が動き始めます。
第1章|UNIVAC I(1951)──“商用コンピュータ”という概念が生まれた日
巨大な1台が、社会を“情報で動かす”時代を始めた
1951年、世界で初めて「企業が実務のために使えるコンピュータ」が誕生しました。
その名は UNIVAC I(ユニバック・ワン)。
当時の姿は、部屋いっぱいに広がる巨大マシン。
でも、この1台が世界に与えた影響は、驚くほどシンプルで、そして革命的でした。
「人間では処理しきれない大量の情報を、機械が一瞬で片付ける」
──そんな未来が、ここから始まったのです。
最初の“実用化”がもたらした社会インパクト
UNIVAC I が担ったのは、
国勢調査・選挙予測・保険・金融など、社会の大動脈に関わる業務。
特に有名なのが、アメリカ大統領選の“的中予測”。
「機械が選挙結果を当てるなんて…!」
と当時の人々を震撼させました。
この瞬間、
「コンピュータは研究用の機械ではなく、社会を動かす道具である」
という認識が世界に広がります。
UNIVAC Iが残した“スタート地点としての意味”
UNIVAC I の本当の価値は、性能ではなく “扉を開いたこと” にあります。
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コンピュータが企業に入った
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情報処理という概念が生まれた
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社会の仕組みがデジタル化へ向かい始めた
これ以降、すべての進化は 「UNIVACから始まった大きな物語の続き」 です。
🔗 ブログで詳しく解説(性能・構造・歴史はこちら)
UNIVAC I とは?世界初の商用コンピュータが切り開いた“情報の時代”の始まり
第2章|IBM System/360(1964)──“互換性”という魔法が、世界をひとつにした
コンピュータが“バラバラの世界”だった時代
UNIVAC I の時代を経て、1960年代のコンピュータは
「メーカーごとに仕組みも操作も全部バラバラ」 という混沌期でした。
同じ会社の機械でも、
機種が変われば ソフトは全部書き直し。
これでは普及なんてできるはずがありません。
そんな“割れた世界”を一気に統一したのが、
IBMの System/360 です。
System/360が導入した“互換性”という革命
System/360が行ったことは、とてもシンプルで、とても偉大。
「どの機種でも同じソフトが動くようにする」
たったこれだけで、世界が変わりました。
-
機種を変えても同じプログラムが使える
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企業が“安心して”導入できる
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後継機に乗り換えやすい
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産業全体が成長する基盤が整う
“プラットフォーム”という考え方はここから始まった のです。
System/360が作った“世界標準”という遺産
System/360の成功は、
IBMを「世界のコンピュータ標準」へ押し上げました。
そして何より重要なのは、
この“互換性”という思想が、
のちの Windows、Mac、Linux、スマホOS にまで受け継がれていること。
現代のPCやスマホがスムーズに使えるのは、
1964年にIBMが作った“ひとつのルール”が続いているから なのです。
🔗 ブログで詳しく解説(構造・背景・仕様はこちら)
System/360 とは?IBMが作った“標準化”の原点と現代まで続くプラットフォームの歴史
第3章|Intel 4004(1971)──“コンピュータの脳”が、ついにポケットサイズになった
“計算機の部品”が、ある日突然“コンピュータの心臓”になった
1971年。
Intel が作り上げた小さなチップ Intel 4004 は、世界をひっくり返しました。
なぜなら、このチップは
「コンピュータの頭脳(CPU)をぜんぶ1つにまとめた」
世界初の マイクロプロセッサ だったからです。
たった親指サイズの中に、
それまで巨大装置にしか入らなかった“脳”が丸ごと入った──
それだけで時代が動き始めます。
机に乗るコンピュータ、家に置けるコンピュータへ
4004 の登場は、こんな未来を一気に実現しました。
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コンピュータの小型化
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電卓や組込み機器の爆発的普及
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パソコンの誕生
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家庭用コンピュータ文化の出現
つまり、4004 は 「個人がコンピュータを持てる時代」 の決定打。
UNIVAC や System/360 が作った“土台”の上に、
4004 が“未来への扉”をつけてくれた イメージです。
4004が残した遺伝子は、あなたのスマホにも入っている
4004 が登場した瞬間から、
マイクロプロセッサは“世界の中心技術”になりました。
いまのPCも、タブレットも、スマホも、家電も、車も。
すべて 「4004が生んだ思想」 の延長線上にあります。
つまり4004は、ただのチップではなく
「現代のデジタル世界の原点」
と呼ぶべき存在なのです。
🔗 ブログで詳しく解説(開発秘話・内部構造・歴史的意義はこちら)
Intel 4004 とは?世界初のマイクロプロセッサと小型コンピュータ時代のはじまり
第4章|Xerox Alto(1973)──パソコンの“見た目”を発明した伝説のマシン
コンピュータが“文字の世界”から“画面の世界”へ飛び出した瞬間
1973年、Xerox PARC がこっそり作り上げた Xerox Alto(アルト)。
この1台は、後のパソコンの “見た目と操作感のすべて” を生み出した存在です。
今では当たり前の…
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マウス
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アイコン
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ウィンドウ
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デスクトップ
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フォルダ操作
こうした UI(ユーザーインターフェイス)の基本は、
ぜんぶ Alto が最初に実装したもの。
まさに “未来から来たコンピュータ” でした。
Altoは大ヒットしなかった。でも歴史は動いた
Altoは商品化されず、世の中に大量普及もしませんでした。
それでも歴史は大きく動きます。
なぜなら――
スティーブ・ジョブズがPARCを訪れ、Altoを見たから。
その衝撃が Macintosh を生み、
さらに Windows の発展へとつながります。
Altoは“売れなかったコンピュータ”なのに、
世界のPC文化を作った裏の主人公 なのです。
Altoの思想は、あなたのPCにもスマホにも息づいている
Altoが作った考え方は、現代でもまったく色あせていません。
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画面を視覚的に扱う
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マウスで直感的に操作する
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複数のウィンドウを行き来する
これはすべて Alto が生んだ“新しい常識”。
つまり Alto は、
「パソコンの使いやすさ」の原点そのもの です。
🔗 ブログで詳しく解説(GUI誕生・背景・技術史はこちら)
Xerox Alto とは?GUIとマウス操作が生まれた伝説のコンピュータをやさしく解説
第5章|Altair BASIC(1975)──“パソコンに命を吹き込む言語”が生まれた日
箱だけのコンピュータに“しゃべり方”を教えたのがAltair BASIC
1975年、趣味の電子工作キットとして登場した Altair 8800。
見た目は無骨、ディスプレイもキーボードもない“青い箱”。
でも、この箱に 「命を吹き込んだ言語」 がありました。
それが、若きビル・ゲイツとポール・アレンが開発した Altair BASIC です。
当時のAltairは
「ただのスイッチの塊」。
しかし BASIC が入ると話が変わりました。
人間が命令し、コンピュータが動く。
この体験が、世界中の“パソコン少年”を熱狂させたのです。
“みんなでプログラムを書く”文化の誕生
Altair BASIC の登場は、パソコン文化に2つの革命を起こしました。
-
一般ユーザーがプログラムを書けるようになった
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「自分で作って動かす」楽しさが広がった
ゲーム、計算ツール、家計簿、占いソフト…
雑誌にはプログラムの全文が掲載され、
読者はそれを“手打ち”して動かしていた時代。
Altair BASIC は、
「パソコン=作れるもの」 という新しい価値観を作り上げました。
ここからMicrosoftの物語が始まる
この小さなBASICがきっかけで、
ビル・ゲイツとポール・アレンの会社 Microsoft が誕生します。
そしてのちに…
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MS-DOS
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Windows
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Office
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世界PC市場の独占的シェア
へと続く“巨大な物語”の出発点になるのです。
つまり Altair BASIC は、
「パソコンソフト産業の原点」 といえる存在。
🔗 ブログで詳しく解説(誕生秘話・文化的影響はこちら)
Altair BASIC とは?ビル・ゲイツが作った“最初のパソコン言語”をやさしく解説
第6章|Apple II(1977)──“家庭にパソコン”という文化を作った本物の革命
“技術の時代”から“生活の時代”へ転換した1台
1977年、スティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックが世に送り出した Apple II。
それは、単なるコンピュータではなく
「パソコンが家に置かれる」という新しい文化そのもの でした。
それまでのコンピュータは
研究所・企業・趣味の世界に閉じていました。
でも Apple II は違います。
-
家庭
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学校
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小さなオフィス
-
子ども部屋
-
リビングルーム
“普通の人の日常の中” にパソコンを連れてきたのが Apple II なのです。
カラフルで、使いやすくて、遊べて、学べる──だからみんな欲しくなった
Apple II が愛された理由はたった一つ。
「難しそうに見えない」
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カラー表示
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スムーズなゲーム
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わかりやすい操作性
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スプレッドシートなど実用ソフト
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子どもも大人も触れるデザイン
特に有名なのが、世界初の本格的表計算ソフト VisiCalc(ビジカルク)。
これが“Apple IIを仕事で使う理由”を一気に広め、
家庭とビジネスの両方で人気が爆発しました。
「家でゲームができて、仕事もできる」
そんな“生活の中心になるPC”は、Apple IIが初めてでした。
Apple IIは、すべての家庭用パソコンの“ひな形”になった
Apple IIの成功は、のちのPC業界にとって明確なメッセージでした。
「これからのコンピュータは“人の生活の中”に入る」
この思想はのちの…
-
Macintosh
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Windows 95
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iMac
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iPhone
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iPad
へと流れ込み、いまの“誰でも使えるデジタル世界”につながっていきます。
つまり Apple II は
“家庭用パソコン文化そのものの起点” だったのです。
🔗 ブログで詳しく解説(誕生秘話・社会的インパクトはこちら)
Apple II とは?スティーブ・ジョブズが家庭にパソコンを届けた“最初の革命”
第7章|IBM PC & MS-DOS(1981)──“世界標準PC”が生まれた決定的瞬間
たった1年で作られた“未来の主役”
1981年、IBM が投入した IBM PC(5150)。
驚くべきことに、このマシンは わずか約12人のチームが、約1年で作り上げた “スピード開発モデル”でした。
しかしその中身は、未来を変える大胆な発想で満ちていました。
-
CPUはIntel
-
OSはMicrosoft
-
周辺部品は汎用品
-
仕様は公開(オープンアーキテクチャ)
つまり IBM は
「世界中のメーカーが参加できるパソコンの土台」 を作ったのです。
オープンアーキテクチャが世界を席巻する
IBM PC の最大の革命は、性能よりも “開放性” でした。
-
仕様を公開
-
他社が同じ規格で“互換機”を作れる
-
パーツを自由に交換・増設できる
-
ソフトの互換性が広がる
この結果、世界中のメーカーが PC互換機(IBM互換機) を次々と発売。
パソコン市場は一気に“世界規模の産業”へ成長します。
パソコンが 安く、早く、どこでも手に入る ようになったのは、
この“公開された設計思想”のおかげです。
MS-DOSが“事実上の標準OS”になる
IBM PC に搭載されたのが、Microsoft の MS-DOS。
これが後に、個人用PCから企業システムまで、あらゆる現場に広がっていきます。
-
多くの互換機がMS-DOSを採用
-
ソフトメーカーがMS-DOS向けに続々参入
-
Microsoftが“OSの覇者”へ
この流れが、後の Windows へとつながり、
世界のパソコンは “Microsoft標準” の時代に突入していきました。
IBM PCは“現代PCの原型”になった
今のパソコンを見てみると、そのほぼすべてに
IBM PCの影響が残っています。
-
パーツ交換できる構造
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互換規格
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キーボード配列
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拡張スロット文化
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MS系OS中心の市場構造
つまり IBM PC は
「パソコンを工業製品として大量生産する世界」 を作り出し、
現代のPC市場の“ルールそのもの”を生み出した存在なのです。
🔗 ブログで詳しく解説(開発背景・MSの関与・市場形成はこちら)
IBM PC と MS-DOS とは?1981年に誕生した“世界標準 PC”と Microsoft の躍進
第8章|Windows 95(1995)──“誰でも使えるOS”の完成と、世界が変わった日
パソコンが“一般人の道具”になった歴史的瞬間
1995年8月24日。
Windows 95 が発売されたその日、世界は一段階ステージを上げました。
それまでのパソコンは
「専門家」「パソコンに強い人」が使うもの。
でも Windows 95 は違いました。
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スタートボタン
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タスクバー
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エクスプローラー
-
直感的なアイコン
-
クリックすれば動くUI
この組み合わせによって、
誰でも迷わず使える“日用品”としてのパソコンが完成 したのです。
インターネットの扉が、ついに一般家庭へ開いた
Windows 95 は、OSという枠を超えて
「インターネットを世界に広げた装置」 でもありました。
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ダイヤルアップ接続
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ブラウザ操作
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メールの普及
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ホームページ文化の誕生
パソコンを買う=ネットに触れる
そんな時代の始まりが Windows 95 の発売日 でした。
“パソコンの普及”ではなく、“ネット社会の普及”がここから始まった。
社会現象になったOS──行列、CM、深夜販売の熱狂
Windows 95 の発売はただの製品ローンチではなく、
まさしく 社会イベント でした。
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深夜販売に人が並ぶ
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TVニュースが特集
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CMソングはRolling Stones
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雑誌や家電量販店が特集コーナー
当時の熱狂は、いまのスマホ発売イベントと同じか、それ以上。
“OSが文化を作った” のは、後にも先にも Windows 95 だけです。
Windows 95の思想は、いま全てのOSに流れ込んでいる
Windows 95 は
「使う人のことを考えたOS」
という方向性を作り、世界標準にしました。
その思想は…
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Windows 98 / XP
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Mac OS X
-
iOS / Android
-
ChromeOS
あらゆるOSへと広がり、
“人が機械に合わせる時代”を終わらせた のです。
つまり Windows 95 は、
「万人がデジタル社会の入り口に立てる世界」を完成させた歴史的製品。
🔗 ブログで詳しく解説(社会現象・UI革命・技術史はこちら)
Windows 95 とは?Apple と IBM の時代を超えた“誰でも使える OS”の革命
最終章|すべてはこの50年でつながった──UNIVACからWindows 95までの“連続の物語”
巨大マシンから家庭の机へ──進化は“段階”ではなく“連鎖”だった
1951年に生まれた UNIVAC I は、世界初の商用コンピュータでした。
ここがスタートライン。
そこから続いた50年は、
ひとつの技術が次の技術を呼び、また次の革新へ進む“連鎖反応”の物語 でした。
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UNIVAC が「情報処理」を生み、
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System/360 が「標準化」を整え、
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Intel 4004 が「小型化」を可能にし、
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Xerox Alto が「GUI」という未来を見せ、
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Altair BASIC が「作る楽しさ」を広め、
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Apple II が「家庭にパソコン」を届け、
-
IBM PC が「世界標準」を作り、
-
Windows 95 が「誰でも使える世界」を完成した。
ぜんぶ“必然として”つながっていた。
この流れがあったから、あなたの手のスマホは存在している
この50年の進化は、単なるコンピュータの歴史ではありません。
現代の生活を形作った“文明の基礎工事” です。
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インターネット
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スマホ
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SNS
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クラウド
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AI
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Webサービス
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仕事のデジタル化
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エンタメ、教育、買い物のデジタル化
これらすべては、
今回たどった技術の積み重ねが“揃っていたから”実現しています。
UNIVACがなければ、今のAIは生まれない。
Windows 95がなければ、インターネット社会は普及しなかった。
すべては一本の長いストーリーの延長線にあるのです。
50年の進化の本質は“人に寄り添う方向へ近づいたこと”
このシリーズを振り返ると、進化の方向性ははっきりしています。
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巨大 → 小型
-
難しい → わかりやすい
-
専門家の道具 → みんなの道具
-
機械優先 → 人間優先
つまりコンピュータの歴史とは、
“人に寄り添うための進化の歴史” だったのです。
最初は冷たい計算装置だったコンピュータが、
今では生活の中で自然に寄り添う存在になっています。
そして次の時代へ──未来の技術もこの流れの“続き”にある
AI、量子コンピュータ、AR/VR、ロボティクス……
最先端の技術はたくさんありますが、
それらはすべて今回まとめた50年の歴史を土台にしています。
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標準化
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小型化
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インターフェイス
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ソフトウェアの文化
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ネットワーク
-
人間中心設計
未来の技術も、この流れの 「続編」 にすぎません。
さあ次は“インターネットの歴史編”へ──1990年代のもう1つの革命
商用コンピュータとPCの進化はここで一区切り。
次に世界を塗り替えるのは インターネット です。
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1969|ARPANET
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1983|TCP/IP標準化
-
1991|WWW公開
-
1995|商用インターネット解禁
ここから社会は「接続の時代」へ突入します。
パンフレットやチラシ・各種商業印刷、販促物の制作まで柔軟に対応いたします。ぜひご相談ください。
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🖊ブログシリーズ「商用コンピュータとパソコンの進化」はこちらから
①UNIVAC Iとは?世界初の商用コンピュータが切り開いた“情報の時代”の始まり
②System/360とは?IBMが作った“標準化”の原点と現代まで続くプラットフォームの歴史
③Intel 4004とは?世界初のマイクロプロセッサと小型コンピュータ時代のはじまり
④Xerox Altoとは?GUIとマウス操作が生まれた伝説のコンピュータをやさしく解説
⑤Altair BASICとは?ビル・ゲイツが作った“最初のパソコン言語”をやさしく解説
⑥Apple IIとは?スティーブ・ジョブズが家庭にパソコンを届けた“最初の革命”
⑦IBM PCとMS-DOSとは?1981年に誕生した“世界標準PC”とMicrosoftの躍進
⑧Windows 95とは?AppleとIBMの時代を超えた“誰でも使えるOS”の革命[1995年]
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