AI時代に「印刷物はもういらない」は間違い!超重要な理由とは?|紙×デジタルで伝える力を最大化する方法を印刷会社が解説

AI時代、印刷はもういらない?──そんなこと、誰が決めたんですか?

AIが自動で文章を生成し、画像を作り、動画を編集する時代。
広告も資料も、SNSも、全てがデジタルで完結する。そんな世の中に生きる私たちは、つい思ってしまいます。
「もう紙なんていらないんじゃないか?」
「印刷物って、時代遅れでしょ?」
「全部PDFでよくない?」
──でも、それって本当でしょうか?

実は今、そんな時代の流れに逆行するように、印刷物が見直され、再評価されているのです。
しかも、ただの“懐かしさ”や“アナログ回帰”ではありません。
マーケティングの現場、ブランディング戦略、教育現場、そして企業間の信頼構築──あらゆる場面で、「紙だからこそ伝わる」「印刷物でなければ届かない」場面が増えているのです。

デジタルがあまりに溢れすぎたからこそ、アナログの“温度感”が際立つようになった。
そして、AIが“なんでもできる”と言われるようになった今だからこそ、「人の想い」「伝えたい本気」が宿るツールとして、印刷の力が光を放ち始めているのです。

このブログでは、AI全盛の今、なぜ印刷物が「むしろ超重要」なのか、その理由をじっくり、わかりやすく、そしてドラマティックに解き明かしていきます。
スマホを片手に情報が流れていく時代だからこそ、“手元に残る情報”の強さと価値を、いま改めて体感してください。

AI時代、印刷はもういらない?


第1章:なぜ“印刷離れ”が進んだのか?──それでも数字がすべてじゃない理由

「印刷業界はもう斜陽産業でしょ?」
こんな言葉を、業界内外で耳にすることが増えました。確かに、ここ20年近く、日本の印刷業界全体の出荷額は減少傾向にあります。

たとえば、経済産業省の「工業統計調査」によると、
2000年には約8.4兆円あった印刷関連の製造品出荷額等が、
2020年には約4.5兆円まで落ち込んでいます。
つまり、約20年間でおよそ半分近くにまで縮小しているわけです。

ではなぜ、そこまで「印刷離れ」が進んでしまったのか?
その背景には、以下のような複数の要因が複雑に絡み合っています。


1. スマホ×デジタルの普及が、紙の“居場所”を奪った

2000年代後半から一気に広まったスマートフォンとSNS。
誰もが“常に接続された状態”で生活し、情報は即座に手に入る時代になりました。
紙の本やチラシで情報を得るより、スマホの画面で動画や検索を使った方が圧倒的に早い──そんなユーザー体験が当たり前になったのです。

さらに、ChatGPTをはじめとする生成AIの登場により、「紙媒体に書く内容さえ自動で作れる」という認識が広まりつつあります。
この“なんでもAIで完結する”という空気感が、ますます紙の存在感を薄くしています。


2. 企業活動のペーパーレス化が急加速した

印刷物の削減は、企業にとっては「経費削減の第一歩」。
会議資料、社内報、製品マニュアル、営業用パンフレット…。
これらは今や、すべてPDF・クラウドストレージ・メール添付で済むようになりました。

さらに、2020年の新型コロナウイルス感染拡大以降、「非接触」「リモート対応」の重要性が高まり、ペーパーレス化は“正義”とまで言われるように

業務効率化の観点からも「紙をなくす」が当たり前の選択肢になった結果、BtoB領域における商業印刷は大幅に縮小したのです。


3. SDGs・環境配慮の視点で“紙=悪”のイメージが強まった

「紙を使うのは環境に悪い」──このイメージが定着したことで、
特に企業や官公庁、教育機関の間では“印刷回避”が急増しました。

国連の掲げるSDGs(持続可能な開発目標)の流れもあり、CSR活動の一環として「印刷物ゼロ化」を打ち出す企業も多く見られるようになっています。

ただし、ここで一つの誤解があります。
実際には、印刷に使われる紙の多くは計画的に育成された森林資源を活用しており、リサイクル率も高い。
つまり、「紙=環境破壊」ではないのです。
にもかかわらず、エコ志向の高まりによって“印刷=悪”という構図がメディアに拡大されたことで、消費者心理にもブレーキがかかってしまいました。


4. “情報の消費スピード”が速すぎて、印刷が追いつけない

情報の寿命が短くなった現代。
トレンドもニュースも、SNSで拡散されてはすぐに消えていきます。
この「短命コンテンツ社会」においては、時間と手間をかけて印刷物をつくる意味が薄いと考える人が増えているのも現実です。

特に広告業界では、「バズらせたいなら紙よりTikTok」「キャンペーンはLINEやインスタで」という発想が主流化。
印刷に予算をかける意義が見出されにくくなっています。


それでも“紙”が残り続けているのは、なぜ?

これだけの要因が重なっても、完全に消えていないどころか、
むしろ「紙の価値」が再認識されはじめているのが今の流れです。

数字だけ見ればたしかに縮小している印刷業界。
でも、それは**「無駄な印刷が淘汰された」結果**とも言えます。
逆に言えば、“本当に必要な印刷物”が今、より濃く・力強く選ばれているということなのです。

次章では、AI時代だからこそ紙が求められている理由を、最新事例も交えて解説していきます。
「紙の逆襲」は、すでに始まっています。

なぜ“印刷離れ”が進んだのか?


第2章:でも今、逆に“印刷”が再評価されている理由──紙は「消費されない」伝達手段だ

一見すると、AIやデジタルがすべてを席巻する時代。
でも、現実は真逆。
「紙を使う意味」がより強くなっていることに、もう多くのプロフェッショナルが気づき始めています。

なぜか?
それは、紙だけが持つ“記憶される力”と“伝える本気”が、今の情報社会に足りないものを補っているからです。


1. デジタルは“消えていく”、印刷物は“残る”

SNS投稿、Web広告、LINEメッセージ…便利で即時性は抜群。
でも、それらは一瞬で流れて消えていく情報です。
スワイプひとつで飛ばされ、既読スルーされ、3秒後には忘れられる。

対して、印刷物はどうか?

  • ポスティングされたチラシは、リビングのテーブルに「残る」

  • DMハガキは冷蔵庫に「貼られる」

  • 会社案内やパンフレットは、引き出しに「保管される」

つまり、“物として残る=記憶にも残る”
これが、デジタルにはない**「紙の定着力」「持続力」「視認性の強さ」**です。


2. 印刷物には“本気”がにじむ──だから、信じられる

Webの情報は「コピペ感」や「とりあえず感」が否めない。
でも、印刷された情報には、時間と手間と想いが込められていると人は感じます。

  • 「この会社、ちゃんとしてるな」

  • 「このイベント、なんか本気度高いな」

  • 「これ…読みたくなる」

こうした感情を呼び起こすのが、印刷物の“誠実さ”“重み”なのです。
AIで何でも作れる時代だからこそ、「わざわざ紙で届ける」ことが最大の差別化ポイントになる

これはもう、マーケティングではなく、**“信頼構築の戦略”**です。


3. 触れることで「伝わる」、持つことで「気づく」

人間は視覚だけでなく、触覚・聴覚・嗅覚などの五感を使って情報を理解しています。
紙をめくる音、手触りのある質感、ほんのり香るインクの匂い…。

これらはすべて、「あ、この情報って大事かも」という直感的な価値判断を生み出す要素。

たとえば:

  • ザラッとした再生紙=ナチュラル志向のブランド

  • 厚手のコート紙=高級感と安心感

  • 折加工やミシン目=親切設計で読みやすさ・使いやすさが伝わる

デジタルにはできない、“物質を通じた演出”。
それが印刷物の圧倒的ブランディング力です。


4. 紙には“感情を乗せられる”──人の心を動かすメディア

  • 子どもが自分の名前を印刷された賞状をもらって、誇らしそうに笑う

  • お店の常連さんにDMハガキを送ったら、「覚えててくれたんだ」と感激された

  • 展示会の帰り、バッグに入っていたパンフレットを家でじっくり読み返してもらえた

これ、ぜんぶ印刷物にしかできない感情の伝達です。

印刷には、「あなたに届けたかったんです」という気持ちを形にする力があります。
AIがどんなに進化しても、「心を動かす」は、デジタルだけでは足りない。
だからこそ、“紙”が必要とされている。むしろ、前よりももっと。


5. 印刷物は、あなたの“リアルな分身”になる

名刺を渡す。パンフレットを手渡す。DMを送る。
これらはすべて、**あなたがその場にいなくても、あなたの代わりに「想いを伝えてくれるツール」**です。

そしてそのツールは、“適当に作られたデジタルPDF”ではなく、
紙というリアルな存在感があってこそ、伝達力が段違いに跳ね上がる

だから、多くの起業家やクリエイター、中小企業の社長たちは、**今こそ「印刷にこだわり始めている」**のです。

紙は「消費されない」伝達手段だ


第3章:印刷物が持つ“リアルの力”とは?──それは、人の行動を“動かす力”

デジタルが世界を覆っても、**最後に人を動かすのは“リアルな接触”**です。
そしてその“リアル”を最もストレートに届けられるのが、印刷物という物体そのもの
ここでは、現場の体験・マーケティングの手応え・ブランドへの信頼感──すべてに直結する“紙の力”を、余すことなく掘り下げます。


1. チラシは「スルーされないメディア」

スマホ広告はスワイプ1秒で消える。けれどチラシは**「とりあえず置かれる」**。
ここが、チラシの強さです。

  • 玄関、食卓、冷蔵庫、トイレ、職場の休憩所…
    紙のチラシは、生活導線のなかに“存在し続ける”。

特に地方やシニア層、子育て家庭では、**「紙での情報が一番信用できる」**という空気感が根強い。
SNSでは届かない層へ、“圧倒的リーチ”を実現するのが、地道なポスティングとチラシの力です。

そして何よりも:

  • 印刷物には**「読むか、捨てるか」**の2択がある。

  • デジタルには**「気づかないまま終わる」**という第三の選択肢がある。

この差が、結果を大きく分けるんです!


2. DM・封書・はがきが生む“記憶に残る体験”

印刷物の中でも、「名指し」で届くDMの効果は群を抜いています。
企業から一通のはがきが届くだけで、「おっ」となる。
封書でお得意様キャンペーンの案内が来れば、「これは特別だ」と感じる。

この“ちょっと特別な気分”を生み出せるのが、DM印刷の強み

さらに:

  • 手書きの一言を添えれば感動レベル

  • 複数人で閲覧される確率が高く、紹介・シェアにもつながる

  • AIで生成されたメルマガとは比べものにならない“人間味”がある

今こそ、「デジタルには真似できないDM戦略」を再構築するタイミングです。


3. パンフレットは“信頼”の名刺代わり

初対面の営業、展示会、説明会…
相手に「この会社はちゃんとしてる」と思わせるなら、迷わず紙のパンフを。

ポイントは、ただ情報を詰め込むんじゃなく、“伝えたい空気”をデザインに込めること

  • シンプルで清潔感ある構成=誠実さを伝える

  • 写真多めで温度感のあるレイアウト=親しみやすさを演出

  • 紙質を変えるだけで、格の違いすら出せる

紙パンフは、企業そのものの“人格”を表すツールです。
Webサイトだけじゃ伝わらない“人間味”“気配”“本気度”を伝えるのが、紙の力。


4. 商品パッケージとラベルは「印刷こそ最終勝負」

ネットで目を引いても、店頭で選ばれるかどうかは印刷が決める
このパッケージ、手に取りたくなるか?高そうに見えるか?親しみがあるか?
すべては“見た目の演出”=印刷の仕事です。

  • 同じデザインでも、マットPPとグロスPPでは印象が全然違う

  • ニス加工・箔押し・型抜きで、「ワクワク」や「高級感」をプラス

  • 商品ロゴの再現精度=ブランド信頼感の要

さらに、印刷されたラベル・パッケージは、そのままSNSにシェアされることも多い
つまり、印刷物が**「リアル×デジタルの架け橋」**にもなり得るということ!


5. イベントで“空間の熱”を作るのも印刷物

会場を彩るのは照明や音響だけじゃない。

  • 大型ポスターでブランドの世界観を一気に演出

  • のぼり旗やバナーで視線を誘導

  • Tシャツや名札で、参加者が“当事者”になる空気をつくる

すべてが、印刷という“視覚の武器”による演出です。

さらに:

  • 終了後に配布する記念冊子や、アンケート付きパンフで“余韻”を残せる

  • ノベルティやステッカーが「持ち帰りたくなる体験」を演出

  • 写真よりも「モノ」で残すことで、“あのイベントよかったね”がずっと続く

これは、AIでもCGでもできない。“物質として残る”印刷の唯一無二の仕事なんです。

印刷物が持つ“リアルの力”とは?


第4章:AI時代に“伸びている”印刷物の具体例──現場で本当に求められているのはコレだ!

印刷業界は縮小している?
それは「必要ない印刷物」が減っただけ。
今、逆に**“選ばれて伸びている”印刷物があります。
ここでは、AI・デジタル全盛の中で
「これだから紙が必要なんだ!」と再注目されている印刷アイテム**を紹介!


1. 高品質パンフレット・冊子

商談、展示会、リクルート、会社案内…。
「データで済ませるのはちょっと失礼かも」という空気感がある場所で、
いま“ちゃんとした印刷物”のニーズが爆増
中。

  • 製本+厚紙+箔押し=ブランディング強化

  • 冊子にまとめることで「情報を読む」体験が生まれる

  • 営業資料やプロダクトブックは“保管される”財産になる

AIで文章や資料を自動生成できる時代でも、“手元に残る形で渡す”という行為が信頼構築の鍵なんです。


2. 商品ラベル・パッケージ・POP類

今、「売れる商品」と「売れない商品」の違いは、デザインと印刷の質感で決まるといっても過言ではありません。

  • ナチュラル素材×クラフト紙で“エコ感”を表現

  • 和風テイスト×金箔で“高級感”を演出

  • 小ロット多品種印刷で「個性あるラインナップ」を実現

とくに直売所、マルシェ、EC連携店舗では、“商品そのものが広告塔”になるため、印刷の役割は超重要です!


3. 通信販売やEC事業者の「同封チラシ」「冊子同梱」

EC化が進むほど、「箱を開けた瞬間」の体験価値が重要に。

  • サンクスカード、次回割引クーポン、ブランドブック…

  • 「思ったよりちゃんとしてる!」が、リピーターにつながる

紙の同梱物は、開封のワクワク感・ブランドへの安心感・購買行動の再誘導を担う、まさに「見えない営業マン」。
これはデジタルだけでは絶対に補完できない“紙の力”


4. オリジナルTシャツ・イベントノベルティ

  • スポーツ大会、企業説明会、地元イベント…

  • 「一体感」「思い出」「共有体験」をつくるのは、リアルアイテムの存在感

特にDTFプリントなどの進化系印刷技術により、
「高品質・低価格・短納期」が実現され、個人も気軽に“印刷アイテム”を楽しめる時代になっています!


5. 学校・地域・福祉施設向け印刷物

  • PTA広報誌、学校だより、地域だより、町内会チラシ

  • 福祉施設の献立表、イベント告知、健康管理カード…

これらはすべて、“信頼できる紙の情報”が求められる分野
「紙で配られるから、ちゃんと見る」「紙で渡すから、責任感がある」
そんな空気は、AIでは絶対に代替できないんです。


第5章:デジタル×印刷=最強。両方を活かす“ハイブリッド戦略”を始めよう!

紙 VS デジタル?
**そんな時代はもう終わり。いまは「掛け合わせる時代」**です。


1. SNS × 紙チラシ=拡散と信頼のハイブリッド

  • 紙チラシに「QRコード」「ハッシュタグ」「LINE登録」などを組み込むことで、紙が“デジタルの入口”に早変わり!

  • SNSで告知して→ポストにチラシ→来場→会場でパンフを手渡す──一貫性のあるブランド体験が完成!


2. ECサイト × 同梱印刷物=LTVを最大化!

  • Webから購入→紙のクーポン&ブランド紹介が届く→次回も利用→ファンになる

  • デジタルで「接点」、印刷で「関係性を深める」

まさに、“紙が育てるリピーター”という考え方が今熱い!


3. AI文章 × 印刷物=コンテンツの完成形!

AIで原稿作成→デザイン→印刷物として配布。
この流れを活用している企業が、今どんどん増えてきています!

  • 社内報、広報誌、マニュアル、販促冊子…

  • 「中身はAI、仕上げは紙」=効率と信頼の融合


4. デジタル時代の中で、「あえて紙を選ぶ勇気」がブランドになる

大量の情報が、毎日スマホの中を通り過ぎる。
そのなかで「物として残る」「手に取れる」「五感で感じられる」印刷物は、
**逆に特別な体験を生み出す“ラグジュアリーメディア”**です。

  • あえて冊子で渡す

  • あえてDMで届ける

  • あえてリアルイベントで配布する

これが、今やマーケティングの最先端になっています。


【まとめ】AIが台頭しても、“伝わる”には紙が必要なんだ。

  • デジタルは便利。でも、人の心を動かすのは“物の力”

  • 印刷は、あなたの「本気」や「誠意」がにじみ出るメディア

  • 情報はAIが作っても、“伝える手段”としての紙は、むしろ今が旬

AIが台頭しても、“伝わる”には紙が必要なんだ


【印刷は、想いを届ける最前線】

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AI時代でも、紙はまだまだ主役です。

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