母の日とは?由来・カーネーションの意味・世界との違いをやさしく解説!歴史も丸わかり&母の日グッズも紹介

オリジー

第1章|母の日とは?いつ?なぜあるの?

母の日とは、私たちが日々の生活の中でなかなか言葉にできない「ありがとう」を、年に一度、形にして伝えるための日です。
日本では【5月の第2日曜日】とされており、2025年は5月11日(日)です。

この日は、お母さんに花を贈ったり、手紙を書いたり、家族で食事に行ったりするなど、感謝の気持ちを伝えるさまざまな方法があります。
中でも「カーネーション」を贈る文化は広く知られており、赤いカーネーションには「母への愛」や「感謝」の意味が込められています。

でも、ふと疑問に思いませんか?
なぜ「母の日」があるのか?誰が決めたのか?どんな思いが込められているのか?
当たり前のように祝っている行事にも、実は深い背景とストーリーがあるのです。

この章ではまず、「母の日とはどんな日なのか?」という基本的な問いにやさしく答えつつ、その意味や役割を深掘りしていきます。
そして次章では、いよいよその歴史的な起源について、タイムトラベルのようにたどってみましょう。

母の日とは


第2章|母の日の起源と歴史:どこから始まったの?

母の日のルーツは、20世紀初頭のアメリカにさかのぼります。
その中心人物は「アンナ・ジャービス」という女性でした。

アンナの母・アン・ジャービスは、アメリカ南北戦争中に敵味方問わず負傷兵を看護する「母の仕事の日(Mother’s Work Days)」を提唱した社会活動家でした。
戦争が終わった後も、地域での衛生教育や女性の地位向上のために尽力し、多くの人々に影響を与えました。

アンナは、そんな母の生き方に深く感銘を受け、「すべての母に感謝する日を設けよう」と考えます。
1908年、彼女は母の命日にあたる5月の第2日曜日に、教会で追悼式を開き、白いカーネーションを配ったのが“母の日”の始まりとされています。

その後、アンナは各地の教会や政府関係者に働きかけ、1914年にはウッドロー・ウィルソン大統領が【5月の第2日曜日を「母の日」とする】法案に署名。
ついにアメリカ合衆国の国民的記念日となりました。

しかし、興味深いのはその後です。
“母の日”が広く普及する中で、花屋や製菓業者などが商業的に参入し、アンナが当初望んだ「純粋な感謝の気持ちを伝える日」は徐々にビジネスイベント化していきます。
それに失望したアンナは後年、「母の日の商業化をやめろ」と訴える活動さえ始めたのです。

このように、母の日は単なる記念日ではなく、「個人の想い」から始まり、「社会のうねり」を経て現在の形になった、感情と歴史が織り交ぜられた日なのです。


第3章|日本での母の日の始まりと変化

日本に母の日の文化が伝わったのは、明治時代末期から大正時代にかけてのこと。
キリスト教系の学校や教会がアメリカの習慣を参考に、母親への感謝を伝える記念日として紹介したのが始まりでした。

当初はあくまで宗教的な行事の一環であり、限られた人々の間で静かに行われていました。
しかし、時代が進むにつれて「家族の絆」や「親子の感謝」といった価値観が広く受け入れられるようになり、母の日は徐々に民間にも浸透していきます。

大きな転機となったのは、昭和6年(1931年)。
当時の皇后・香淳皇后の誕生日である3月6日を「母の日」とする動きがあり、全国の小学校などで“母を敬う日”としてイベントが行われるようになります。

さらに戦後、アメリカの文化が再び日本社会に広く流入したことで、「5月の第2日曜日」が正式に“母の日”として定着。
ここからは百貨店、花屋、食品メーカーなどが積極的にキャンペーンを展開し、テレビや雑誌でも母の日特集が組まれるようになりました。

昭和〜平成にかけては、主に“カーネーション+プレゼント”という形式が定番でしたが、令和の現代ではそのスタイルも多様化。
たとえば——

  • 手紙やメッセージカードを贈る

  • 手作りのアルバムやクラフトを作る

  • 感謝を込めて一緒に料理をする

  • 旅行やリラクゼーションをプレゼントする

など、「物を贈る」から「時間や体験を共有する」へと変化しているのも現代的な特徴です。

つまり日本の母の日は、海外の文化を受け入れながらも、日本人らしい感性と暮らしの中で、独自に進化してきたのです。


第4章|世界の母の日事情:海外との違いは?

実は「母の日」は世界共通の日ではありません。
各国で日付も意味合いも異なります。以下、代表的な国の例をご紹介します。

アメリカ

  • 日付:5月の第2日曜日

  • 日本と同様のスタイルで、カーネーションやカードを贈る文化が強い。

イギリス(Mothering Sunday)

  • 日付:四旬節(イースター前の40日)の第4日曜日

  • 教会に母を連れて礼拝に行く習慣があり、花やケーキを贈る。

タイ

  • 日付:8月12日(王妃・シリキット王妃の誕生日)

  • 国全体で母を敬う日として制定され、母親にジャスミンの花を贈る。

韓国・中国

  • 韓国は5月8日が「両親の日」とされ、母と父を一緒に祝う文化。

  • 中国は母の日の影響を受けながらも、旧暦に合わせた地域行事と重なることもある。

世界共通のポイント

  • 「母への感謝を形にする」という本質は共通

  • カード文化の強い国では、印刷されたメッセージカードが主流

  • 宗教的・政治的な背景から母の日がない国や形を変えている地域もある


第5章|母の日の贈り物

母の日は、ただ「モノ」を贈るだけでなく、「気持ち」を伝えることが大切です。
そこで、オリジナルグッズ制作会社としておすすめしたい“心が伝わる印刷物アイデア”をご紹介します。

〇写真入りグッズ

家族写真や思い出の写真を入れたオリジナルマグカップ・トートバッグ・Tシャツは、毎日使うたびに心が和みます。

〇 子どもが描いた絵グッズ

オリジナルマグカップ・トートバッグ・キーホルダー・ポーチ等一点物のステキな宝物になります。


第6章|まとめ:母の日は「感謝のカタチ」を伝える日

母の日は、世界中で「ありがとう」を伝える心温まる日です。
アメリカの社会運動から始まり、日本では戦後の文化として定着。今では親子の絆を深める日として、多くの人が大切にしています。

そして、言葉や気持ちは「カタチ」にすることで、より深く伝わるもの。
印刷物はその手助けになる存在です。

もし「今年はちょっと特別な母の日にしたい」と思ったら、ぜひオリジナルグッズで想いを形にしてみませんか?
新潟の【オリジナルTシャツとオリジナルグッズのお店ORiJi!(オリジー)】では、母の日用にオリジナルグッズ作成も承っております。


📌コラム①|カーネーションに“色”で意味があるの、知ってた?

母の日といえば「カーネーション」。でも実は、色ごとに“花言葉”が違うって知っていましたか?

  • 🌹:母への愛、深い尊敬

  • 🌸ピンク:感謝、温かい心

  • 🤍:亡き母を偲ぶ(※日本では追悼の花)

  • 💛黄色:軽蔑(※海外では要注意!)

  • 🧡オレンジ:純粋な愛情

実は…黄色いカーネーションを何も知らずにプレゼントしてしまって、ちょっとした気まずい空気に…なんて話もあるとか。
「お花=なんでもキレイ」ではなく、意味を知って選ぶと、気持ちがもっと伝わりますよ!


📌コラム②|アンナ・ジャービス、実は“母の日反対運動”をしていた!?

母の日を広めたアンナ・ジャービス。実は彼女、晩年は「母の日なんてやめろ!」と抗議していたってご存知でしたか?

もともと彼女が作りたかった母の日は、「ただ静かに母へ感謝を捧げる1日」。
ところが時代が進むにつれて、お菓子・花・宝石などを売る“ビジネスイベント”へと変わっていきます。

それに納得がいかなかった彼女は、花屋や菓子メーカーに抗議し、果ては母の日を廃止するよう訴訟まで起こしたというから驚きです!

母の日の生みの親が、母の日を最も嫌っていた。
…なんとも皮肉な話ですが、それだけ「本気の想い」で始まった記念日だったのかもしれませんね。


📌コラム③|日本の“母の日CM”が生んだ「3大定番ギフト」はこれ!

現在の母の日でおなじみのギフト——カーネーション、スイーツ、エプロン。
実はこれ、昭和のテレビCMで定着したってご存知でしたか?

昭和30〜40年代、各百貨店や菓子メーカーが「母の日は◯◯を贈ろう!」というキャンペーンを次々展開。
その結果、以下のような“定番”が生まれました。

  • 🎀 赤いカーネーション:花屋が母の日用に品種改良&大量生産へ

  • 🍰 高級チョコや和菓子:百貨店が“限定母の日セット”を投入

  • 🧵 エプロン:家庭的な「理想の母」を象徴するアイテムとして推される

今では定番すぎて気づかないかもしれませんが、「CMや広告で母の日文化が作られた」ことは、印刷会社的にもグッとくる歴史です。


ORiJi!(オリジー)は株式会社新潟フレキソが運営する新潟県新潟市を拠点したオリジナルTシャツとオリジナルグッズを作製・販売するお店です。

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