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第1章|段ボールとは何か?厚紙との違い・語源・英語表記まで解説
「段ボール(またはダンボール)」という言葉は誰もが知っていて、日常的に使われています。
しかし、「段ボールとは何か?」と聞かれて、正確に答えられる人は意外と少ないかもしれません。
ここでは、「段ボール」の正確な定義と構造、厚紙との違い、そして語源や英語表現について、分かりやすく解説します。
段ボールと厚紙の違いは「中芯構造」にある
まず、よくある誤解が「厚紙=段ボール」というもの。
実はこれ、まったくの別物です。
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厚紙:1枚の紙を厚くしたもの。例えばポスター台紙やファイルの表紙などに使われる。
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段ボール:波形状に加工された紙(中芯)を、表裏のライナー紙で挟んだ3層構造の素材。
この“波”の存在が、段ボールに軽さと強度を同時にもたらしているのです。
つまり、段ボールは単なる紙ではなく、構造体として設計された紙の複合素材なのです。
「段ボール」or「ダンボール」?正しい表記とは
「段ボール」「ダンボール」──どちらも見かけますよね。
結論から言うと、JIS(日本産業規格)では「段ボール」が正式表記です。
一方で、「ダンボール」はいわゆる当て字・表音表記として広まり、日常会話や商品名などではこちらの方が親しまれている傾向があります。
「段ボール」の語源と、英語ではなんと呼ぶ?
「段ボール」という言葉は、構造そのものから来ています。
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「段」=波形状の層(中芯のギザギザ)
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「ボール」=厚紙や板紙(board)を表す言葉の転用
英語では「corrugated board(コルゲーテッド・ボード)」または「corrugated cardboard」と呼ばれます。
“corrugated”は「波形の」「しわの寄った」という意味で、段ボールの中芯構造をそのまま表しています。
段ボールの基本構造を理解しよう
段ボールは、以下の3層から成り立っています:
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表ライナー(外側の紙)
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中芯(波型の紙)
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裏ライナー(内側の紙)
この構造により、段ボールは以下のような特徴を持ちます:
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軽い:中が空洞なので軽量
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強い:衝撃吸収力があり、緩衝材として機能
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加工しやすい:印刷・打ち抜き・折りが可能
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リサイクル可能:古紙として再資源化できる
第2章|段ボール誕生の歴史|紙から始まった梱包革命の真実
段ボールとは、軽くて丈夫で、どこにでもある「紙の箱」。
けれどその誕生は、偶然の発見と工夫の積み重ねから始まりました。
この章では、段ボール(ダンボール)のルーツをたどりながら、誰が・いつ・どのようにしてこの素材を生み出したのか、そしてそれが世界の物流やパッケージにどんな革命をもたらしたのかを詳しく掘り下げていきます。
1856年|段ボールの“原型”は帽子の芯だった?
段ボールの歴史は、1856年のイギリスにさかのぼります。
この年、ロンドンの帽子職人である**ヒーリーとアレン(Healey & Allen)**が、シルクハットの芯をしっかりと支えるために、紙を波形(コルゲート)に加工する技術を発明。
これが後の「中芯構造=段(だん)」の起源となります。
重要なのは、この時点ではまだ“箱”ではなく“補強材”だったという点。
しかし、紙に「波を持たせると強くなる」という構造的発見は、段ボールの歴史における第一歩でした。
1871年|アメリカで“段ボール”が梱包材として動き出す
次なる進化は、15年後のアメリカ・ニューヨーク。
ここで登場したのが、段ボールの実用化に最初に成功した人物、**アルバート・ジョーンズ(Albert L. Jones)**です。
彼は、陶器やガラス製品を輸送する際、破損を防ぐために、波形紙を「緩衝材」として商品に巻くアイデアを考案し、1871年に特許を取得します。
つまりここで初めて、“波形紙=緩衝用の梱包材”という概念が生まれたのです。
この段階では、まだ「箱」ではありません。一枚の波形紙としての利用にとどまっていましたが、紙の構造に新たな価値が見出された瞬間でした。
1874年|“三層構造”の段ボール板が完成し、「箱」の時代が始まる
段ボールが「箱」としての姿を得るのは、そのわずか3年後=1874年。
アメリカの**オリバー・ロング(Oliver Long)**が、波形紙の表と裏に平らな紙(ライナー紙)を貼り合わせる技術を開発します。
これにより、現在私たちが使っている段ボールとほぼ同じ構造である**「三層構造の段ボール板」が誕生。
軽量・高強度・低コスト・量産性という理想の梱包材**がここに完成したのです。
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表ライナー:外部からの衝撃を受け止める
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中芯:波形構造で空気を含み、緩衝材として機能
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裏ライナー:構造を安定化させ、箱として成形可能に
これが段ボールという“素材”から、“箱”へ進化した瞬間でした。
誕生当初の用途は「緩衝材」。だが、その可能性は無限だった
当初、段ボールはあくまで「ガラス瓶や陶器を包む補助材」として使われていました。
しかし、時代は大量輸送・大量消費の時代へと移っていきます。
その中で、段ボールの軽さ・コスト・加工性が注目され始めたのです。
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木箱よりも軽い
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製造が早く、安価
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サイズや形の調整が容易
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印刷もでき、情報伝達が可能
こうして段ボールは、次第に主役の座を木箱や麻袋から奪っていきました。
「ただの補助材」だった波形紙は、やがて世界の物流を支える主役の梱包材へと成長していったのです。
段ボールの発明は「紙による産業革命」だった
段ボールの発明は、木材や金属といった重い素材ではなく、「紙という軽量で再生可能な素材を活用する産業革命」でした。
その後、段ボールは20世紀に入ってから爆発的に広まり、印刷技術と結びついて現在のような機能性とデザイン性を両立する素材へと進化していきます。
段ボールの歴史を知ることで、「ただの箱」ではなく「知恵と工夫の詰まった技術の結晶」であることが見えてきます。
次章では、その段ボールがどのような工程で作られているのか、製造の現場に迫っていきましょう。
第3章|段ボールができるまで|製造工程をわかりやすく解説
段ボール(ダンボール)は“紙の箱”ですが、その製造には緻密な工程と高度な技術が必要です。
単に紙を貼り合わせているだけではなく、強度・軽さ・加工性・コストをバランスよく実現するための工夫が詰まっています。
ここでは、段ボールがどのようにして作られているのか、その製造工程を順を追って見ていきましょう。
1. 原材料はクラフトパルプ──強くてタフな紙をつくる
段ボールの製造は、「クラフトパルプ」と呼ばれる木材由来の繊維から始まります。
クラフトパルプは、一般的な印刷用紙よりも繊維が長く、破れにくいのが特長。
このパルプから作られるのが、以下の2種類の紙です:
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ライナー紙(表ライナー・裏ライナー):段ボールの外面を構成。強度・印刷性を担当。
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中芯原紙(中しんげんし):中央で波形加工される。軽量で弾力性が高い。
原料段階から、「何を包むか」「どのくらいの強度が必要か」によって、紙の種類や厚みが選ばれます。
2. 波をつくる!段ボールの心臓「コルゲーター工程」
段ボールならではの構造といえば、中央部分にある「波形の紙=中芯」です。
この波をつくる工程が「コルゲーター」と呼ばれる装置。
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ロール状の中芯原紙を高温で柔らかくし
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ギザギザのローラーに通して波形に成形
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同時に糊をつけて、上・下からライナー紙を貼り付ける
この時点で、すでに段ボールらしい形が見えてきます。
「段(ダン)」の語源でもあるこの波構造が、軽さと強度の秘密です。
3. 糊付け・圧着・乾燥──一瞬で三層構造が完成!
ライナー紙と中芯を貼り合わせるのは、でんぷん糊(主にコーンスターチ系)。
安全で再生しやすく、環境負荷も小さいのが特長です。
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高温で糊を活性化させ
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プレス機で強く圧着
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すぐに乾燥炉に送り込まれ、強固な一枚の段ボール板が完成
このプロセスは、わずか数秒〜十数秒の間にライン上で一気に行われます。
4. シートカットとスリット加工──用途に応じた板に整える
完成した段ボールシートは、続いて「寸法に合わせてカット」されます。
ここで行うのが、
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スリット加工:箱にするための折り線(罫線)や切り込みを入れる
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定寸裁断:A式箱やB式箱など、用途に合わせたサイズ展開
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ミシン目加工:切り離しやすいように、点線状の加工を施す
この時点で、“板”から“箱の部品”へと進化していきます。
5. 印刷・打ち抜き・接着で、段ボール箱が完成!
印刷を行う場合、ここでフレキソ印刷などによるロゴ・注意書き・商品情報の印字が行われます。
印刷後にはさらに、
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打ち抜き加工:持ち手穴や開封しやすい仕掛けなどを成形
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接着・製函:側面を糊付けまたはホッチキスで接着して、箱状に
こうして、私たちの手元に届く「段ボール箱」が出来上がります。
現在では、1分間に100枚以上のスピードで製造できるラインも存在します。
段ボールの製造工程は、一見シンプルに見えて、実は素材選定から構造設計・加工まで非常に奥深いプロセスです。
そして、こうした緻密な製造ラインがあるからこそ、段ボールは「安く・早く・大量に」流通を支える存在となっているのです。
次は、第4章で「段ボールにはいつから印刷されるようになったのか?」を、歴史的背景と技術の進化から探っていきます。
第4章|段ボールにはいつから印刷されるようになったのか?歴史と技術の進化をたどる
段ボール(ダンボール)は「包む」だけではなく、「伝える・識別する・魅せる」という多機能なメディアでもあります。
それを実現しているのが、段ボール印刷の技術です。
この章では、段ボール印刷の歴史と、印刷技術の中でも特に重要な「フレキソ印刷」の魅力にフォーカスしながら、どのように進化してきたかを詳しく見ていきましょう。
はじめは“スタンプ”。段ボール印刷の出発点
段ボールに印刷が施されるようになったのは、1900年代初頭とされています。
当時の段ボール箱には、印刷機ではなく、手押しのスタンプやゴム印で簡単な文字を記していました。
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「ワレモノ注意」
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「この面を上に」
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「出荷元:○○会社」
など、輸送や識別のための最低限の情報伝達が目的でした。
当時は印刷というよりも、「目印」のための表示にすぎませんでしたが、この“伝える”という意識こそが、後の段ボール印刷の原点です。
1920年代〜|フレキソ印刷の登場で「紙箱が語り始めた」
段ボール印刷の歴史において、最大の転機が訪れたのは1920年代以降。
この時代に登場したのが、「フレキソ印刷(フレキソグラフィ)」です。
フレキソ印刷とは、柔らかい樹脂版(フレキソ版)を使い、凹凸のある素材にも対応できる画期的な印刷方式です。
■ なぜフレキソ印刷が段ボールと相性抜群なのか?
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表面がザラついていても印刷できる
段ボールは表面が平滑ではなく、ライナー紙の凹凸も大きいため、オフセット印刷などではインクがうまく乗りません。
しかし、フレキソ印刷は柔軟な樹脂版と粘性のある水性インクにより、凹凸にもきれいに密着します。 -
速乾性が高く、大量印刷に強い
使用するインクは主に水性またはアルコール系で、乾燥が早く、連続運転が可能。
段ボール製造ラインと連動させて、印刷と製函を一気に行えるのも強みです。 -
環境負荷が少ない
フレキソ印刷の多くは水性インクを使用しており、有機溶剤を使うグラビア印刷よりも環境に優しいのが現代にフィットしています。 -
版が柔らかく、長寿命で再利用可能
フレキソ版は樹脂素材でできており、高圧でも紙を傷めず、長寿命。
同じデザインを複数年にわたって使用できるなど、コストパフォーマンスにも優れています。
フレキソ印刷が切り拓いた段ボールの“デザイン革命”
フレキソ印刷の普及によって、段ボールは単なる運送資材から、広告やブランディングの手段へと進化していきました。
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単色ロゴだけでなく、2色・3色のデザイン表現が可能に
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キャラクターや商品のビジュアル訴求も段ボール上で実現
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バーコードも印刷でき、物流のデジタル化にも対応
現在では、デザイン性を求められるギフト箱やEC用ボックスにもフレキソ印刷が活用されています。
まさに「紙箱が語り始めた」ともいえる時代の到来です。
段ボール印刷を支える“版”の技術こそが企業の品質を決める
フレキソ印刷において、もっとも重要なのが「版の品質」です。
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版が精密であれば、細かい文字や線もシャープに再現できる
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均一な厚み・インキ濃度が求められる段ボール印刷には、高度な製版技術が不可欠
つまり、フレキソ印刷は「版」が命なのです。
印刷品質を極限まで高めるには、製版から印刷までを一貫して理解しているパートナーの存在が欠かせません。
▶併せて読みたい記事 液状感光性樹脂版とは?ダンボール印刷に革新をもたらす技術をフレキソ製版会社が徹底解説
段ボール印刷の進化は、物流とブランディング、そして技術革新の交差点にあります。
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第5章|段ボールと物流の関係|“包む”を超えた社会インフラへ
段ボール(ダンボール)は、ただの「紙の箱」ではありません。
現代の社会を支える「物流インフラの中核」として、日々その役割を拡大しています。
この章では、段ボールが物流の現場でどのように活用されているのか。
なぜここまで欠かせない存在になったのか──その理由をひも解きます。
宅配便の普及とともに“段ボール標準サイズ”が生まれた
1970年代以降、日本ではヤマト運輸・佐川急便などの宅配便サービスが急成長しました。
この時期に登場したのが、よく見る「60サイズ・80サイズ・100サイズ」といった段ボールの標準化サイズです。
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梱包しやすく
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積みやすく
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輸送効率が良く
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コスト計算もしやすい
という理由から、段ボールの「規格化」が一気に進みました。
現在では、この標準サイズに合わせて商品サイズや梱包資材が設計されることも多く、段ボールが物流の基準となったと言っても過言ではありません。
EC・ネット通販の拡大と段ボール需要の“爆発”
近年では、Amazon・楽天・メルカリなどネット通販の拡大によって、段ボールの需要はかつてないほど増加しています。
1件1件の商品を
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丁寧に包み
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傷つけずに届け
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受け取る瞬間の印象を良くする
ために、段ボールは今や「商品そのものの一部」とも言える存在です。
また、ECの世界では「開けた瞬間の体験=開封体験(アンボクシング)」も重視されるようになり、段ボールに印刷や構造の工夫が凝らされるようになりました。
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ブランドロゴ入りボックス
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開けやすい構造
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サステナブルな素材使用
物流と段ボールは、単なる「運ぶ・包む」から「伝える・印象づける」へと進化しています。
積みやすく、運びやすく、再生しやすい──物流に最適な素材
段ボールが物流業界にこれほどまでに採用されている理由は、単に軽くて安いからではありません。
その構造と特性が、物流の効率化そのものと相性が良いからです。
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積み重ねに強い:段構造が圧縮に強く、トラック積載効率が高い
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断熱性がある:外気からの温度変化をある程度抑制できる
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緩衝性がある:中芯がクッションの役割を果たす
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再資源化が可能:使い終わったらリサイクルしやすい(回収率は90%以上)
つまり段ボールは、「使う・運ぶ・捨てる」すべてのフェーズで物流に最適化された素材なのです。
段ボールは今や、日本中、世界中の物流を支えるインフラの一部です。
その「見えない活躍」があるからこそ、私たちは毎日スムーズに荷物を受け取り、商品を受け取ることができているのです。
次章では、そんな段ボールの**“これから”──環境・建築・アート分野への広がり**に注目していきます。
第6章|段ボールの未来|環境・建築・アートへ広がる可能性
段ボール(ダンボール)は、もはや“包むための箱”だけではありません。
近年では、環境配慮型資材・構造建材・表現素材として、新たな分野への展開が進んでいます。
この章では、「段ボールの未来」がどこへ向かっているのかを、3つの切り口から読み解きます。
環境にやさしい素材としての段ボール|SDGs時代の主役へ
段ボールは、紙=再生可能な資源でできている点で、すでに環境に強い味方です。
さらに近年は、以下のような**“環境性能をさらに高めた段ボール”**が開発・普及しています。
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古紙含有率の高い原紙(中芯・ライナー)
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**植物由来のインキ(大豆油・水性)**による印刷
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製造時のCO₂排出削減技術
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軽量化設計で輸送時の環境負荷も低減
こうした流れは、SDGs(持続可能な開発目標)への取り組みとして企業が注目しており、今や段ボールは「環境対応パッケージ」の代名詞にもなりつつあります。
段ボールで家を建てる?|建築・家具素材としての進化
「紙で建物が作れるの?」と思うかもしれませんが、答えはYES。
段ボールの強度と構造は、一時的な建築や什器に最適な素材として注目されています。
その代表格が、建築家・坂茂(ばん・しげる)氏による「紙の建築」プロジェクト。
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段ボール管を柱材・梁材として活用し、実際に仮設住宅や教会、展示空間を構築
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軽くて組み立てが簡単、解体・リサイクルもしやすい
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地震や災害時の仮設建築として世界的にも高評価
また、段ボール家具やディスプレイ什器も一般化しており、組み立てやすく持ち運びやすいエコ資材として、展示会やイベントで多数導入されています。
段ボールはアートにもなる|表現素材としてのポテンシャル
段ボールは、“工業製品”でありながら、“表現素材”としての魅力も兼ね備えています。
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美術館のインスタレーションで使用される立体造形
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アーティストによる段ボール彫刻・コラージュ作品
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子どもたちの創造力を育む「段ボール工作・遊具」
段ボールは加工性が高く、切る・折る・重ねる・描くといった表現にすぐ対応できるため、アートや教育の現場でも注目が集まっています。
最近では、企業や地方自治体が**“廃段ボールアート”のイベントやワークショップ**を開催し、再利用×創造性の啓発活動にもつながっています。
段ボールは、かつての「地味な箱」のイメージを超え、環境を守り、空間をつくり、心を動かす素材へと進化しています。
未来の段ボールは、「物流資材」ではなく、「社会をデザインする紙素材」として、さらに活躍の場を広げていくことでしょう。
まとめ|段ボールとは、社会を支え続ける“紙の革命”である
段ボール(ダンボール)は、私たちが何気なく使っている“紙の箱”。
しかし、その中身には150年以上の歴史、構造設計の妙、印刷技術の進化、そして未来の可能性が詰まっていました。
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厚紙との違いから始まり
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19世紀の帽子職人の発明を経て
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緩衝材から「三層構造の箱」へ進化し
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フレキソ印刷によって語るパッケージとなり
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物流のインフラとして日常を支え
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いまや環境・建築・アートの世界にも広がっている
段ボールとは、単なる梱包材ではなく、社会を動かす紙素材なのです。
現代の段ボールは、「包む」から「伝える」へ、さらには「社会課題を解決するツール」へと進化を遂げています。
このシンプルな素材が、ここまで奥深く、多機能で、未来的であることを、少しでも感じていただけたなら幸いです。
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