新潟でカフェを開業する人へ|お店づくりに必要なものリスト

1. カフェオープン=「お店の世界観づくり」が勝負

カフェを開く。
それは、たったひとつの場所に、自分だけの「世界」を生み出すこと。
新しい扉を開くような、特別な瞬間です。

ただコーヒーを出すだけじゃない。
ただ椅子とテーブルを並べるだけでもない。
あなたが描く「こんなお店にしたい」という想いが、空間全体にじんわりと広がり、
お客様の心にそっと寄り添う。
──それが、カフェという場所の持つ力です。

だからこそ、オープン準備でいちばん大切にしたいのは、「世界観づくり」
小さなショップカード一枚、メニューの文字の選び方、看板の色使い──
そのすべてが、お店のストーリーを語ります。


世界観って、どんなもの?

「世界観」とは、ただオシャレに飾ることではありません。
あなたのお店がどんな時間を届けたいのか。
どんな人に、どんな気持ちになってほしいのか。
それをカタチにするものです。

たとえば──

  • 木漏れ日のような優しい空間で、のんびり読書してほしいカフェ。

  • 地元の新鮮素材を味わいながら、心も体も元気になってほしいカフェ。

  • フォトジェニックなスイーツで、日常にちょっとしたワクワクを届けたいカフェ。

そんな“想い”を、小さな印刷物やアイテムにも込めていく。
それが、世界観をつくるということです。


小さなアイテムが、大きな記憶になる

オープンしたばかりのカフェに入ったとき、
お客様はまず、目に映るもの、手に触れるものから“このお店ってどんなところ?”を感じ取ります。

  • ドアを開けたときの看板の文字。

  • 席に座って手に取るメニューの手触り。

  • レジで渡されるショップカードのデザイン。

こうした「さりげないものたち」が、じつはとても大きな役割を担っています。
ふとした瞬間に、
「なんか、このお店いいなぁ」
そんな風に感じてもらえるかどうか。
それは、細部に込めた“想い”次第です。


素材やデザインで伝えるストーリー

素材やデザイン選びも、世界観づくりの大切なポイントです。

  • 温かみを大事にしたいなら
     クラフト紙や自然素材の用紙を。
     手書き風のフォントで、ほっとする優しさを。

  • 洗練された雰囲気なら
     真っ白な厚紙に、ミニマルなモノクロデザイン。
     すっきりとした空気感を演出できます。

  • 和モダンな空間なら
     和紙風のテクスチャと、墨色の文字。
     静かな趣をたたえた空間をより深く表現できます。

小さなメニュー表でも、ほんの一枚のカードでも、
そこに込めたストーリーは、ちゃんとお客様に届きます。


世界観が整うと、お店はもっと強くなる

世界観が整ったカフェは、お客様の記憶に強く残ります。

  • SNSに写真を投稿するとき、自然に「お店の雰囲気」が伝わる。

  • 何気なく渡したショップカードを見て、ふと「また行きたいな」と思い出してもらえる。

  • メニューや内装がすべてひとつの物語としてつながっているから、「居心地がいい」と感じてもらえる。

こうして、初めてのお客様が常連さんになり、
「ここが私のお気に入り」と思ってもらえる場所になっていきます。


オープン準備のなかで、少し立ち止まって

店舗探し、内装工事、メニュー開発。
やることは山ほどあって、毎日があっという間に過ぎていくかもしれません。

そんなときこそ、ちょっと立ち止まって、想像してみてください。

✔ お店のドアを開けた瞬間、どんな香りがする?
✔ 座ったお客様は、どんな気持ちになる?
✔ 「また来たい」と思った人が、どんな一枚を持ち帰る?

あなたのカフェに流れる“空気感”を思い描きながら、
一つひとつのアイテムを選び、作り上げていきましょう。


あなたの「好き」が詰まったお店を

カフェは、「好き」の集合体です。
好きな空間、好きなコーヒー、好きな音楽、好きなデザイン。

それらが一つになって、
ここにしかない「あなたの世界」が生まれます。

そんな世界を、きっと誰かが「大好き」になってくれるはず。
そして、そのきっかけになるのは、
一枚のメニュー、一枚のカード、小さな看板かもしれません。

オープン準備のなかで、ワクワクする心を大切に。
そして、そのワクワクを、ぜひお客様にも届けてくださいね。


2. カフェ開業前に準備しておきたいもの


【2-1】ショップカード・スタンプカード

カフェをオープンするなら、まず準備しておきたいのが「ショップカード」と「スタンプカード」。
これらは単なる宣伝ツールではありません。お客様にお店を覚えてもらい、再訪のきっかけを作る大切な存在です。

ショップカードは、お店の基本情報をコンパクトに伝える役割を持っています。
店名、住所、営業時間、SNSアカウントなどを載せて、お客様がふとした時に思い出せるようにしておきましょう。
デザインもとても重要です。お店の雰囲気に合わせて、ナチュラル、シンプル、レトロなど、統一感を持たせることで、お客様に強い印象を残せます。

また、スタンプカードも開業時から用意しておくのがおすすめです。
リピーターを増やすために効果的で、たとえば「5回ご来店でコーヒー1杯無料」など、ちょっとした特典を設けるだけで、お客様の来店動機がぐっと高まります。
スタンプカードもショップカードと一緒に、紙質やデザインを合わせて作れば、世界観がさらに強まります。

「また来たいな」と思ったとき、手元にカードがあるかどうか。
それだけで、未来の売上が大きく変わるかもしれません。
オープン準備の段階で、ぜひ早めに準備しておきたいアイテムの一つです。


【2-2】メニュー表・ドリンクメニュー

カフェを開業するなら、「メニュー表」は絶対に欠かせない存在です。
ただ単に料理やドリンクの名前を並べるだけではありません。
メニューはお客様にとって、お店の空気を感じ取る最初のストーリーブックのようなものです。

たとえば──
カフェラテひとつとっても、「カフェラテ ¥500」と無機質に並べるのか、
「厳選豆を丁寧に抽出したラテ(ほっと一息に)」と添えるのかで、伝わる世界は大きく変わります。
言葉選び一つひとつにも、お店の温度を乗せることができます。

そして、メニューのデザインや素材もとても重要。
ナチュラル系カフェならクラフト紙に手書き風のデザイン、
シンプルなスタイリッシュ系なら白を基調にしたクリアなレイアウトなど、
お店の世界観に合わせたメニュー表を用意しましょう。

さらに、ドリンクメニューだけをまとめた「別紙メニュー」を作っておくと、
カフェタイムやテイクアウト対応時にも便利です。
小さな冊子型にするもよし、1枚ペラでスマートにまとめるもよし。
使いやすさと見やすさも大切にしたいポイントです。

オープン初日から「メニューが整っているかどうか」で、
お客様が抱く印象は大きく変わります。
自分たちが伝えたいもの、届けたい体験を、メニューからしっかり伝えられるように、
オープン準備の早い段階でデザイン・内容を考え始めておきたいですね。


【2-3】看板・外観サイン

「どんなカフェなんだろう?」
「ちょっと入ってみたいな」
そんなワクワクを最初に届けるのが、お店の外観と看板です。

オープン初日、まだお店のことを知らない人たちが足を止めるきっかけ。
それが、入口に置かれたスタンド看板だったり、窓に貼られたカッティングシートだったりします。
だから、外から見えるサインや看板は、お店の“顔”としてとても大切な役割を持っています。

たとえば──

  • ナチュラル系カフェなら、木製フレームの手書き風スタンド看板。

  • シンプルモダンなカフェなら、白地にロゴだけのミニマルサイン。

  • 和カフェなら、格子窓越しに見える筆文字の暖簾風デザイン。

お店の中に入る前から、世界観を感じてもらえる工夫をしておくと、
初めてのお客様もスッとその空気に溶け込むことができます。

また、営業時間や定休日、SNS情報なども、外からわかる場所にさりげなく掲示しておくと親切です。
特にカフェは「今やってるかな?」と確認する人が多いので、ちょっとした案内が集客につながります。

外から見たとき、「なんだか素敵なお店だな」と思ってもらえるかどうか。
オープン準備の段階で、看板や外観サインまでしっかり考えておくと、お店のスタートダッシュがぐんとスムーズになりますよ。


【2-4】テイクアウト用パッケージ・シール

カフェをオープンするなら、イートインだけでなく「テイクアウト対応」も視野に入れておきたいところ。
おうち時間を楽しみたい人や、忙しい合間に立ち寄る人たちにとって、テイクアウトはとても身近な選択肢になっています。

そんなとき、パッケージの可愛さや、シールのひと工夫が、思った以上に大きな影響を与えます。

例えば──

  • ドリンクカップにお店のロゴ入りスリーブが巻かれている。

  • クッキーの袋に「Thank you!」と書かれたオリジナルシールが貼られている。

  • 紙袋にさりげなくお店のロゴシールがペタリ。

こうした小さな仕掛けが、テイクアウト商品に「特別感」をプラスしてくれます。
見た目がかわいいと、それだけでお客様のテンションもアップ。
写真を撮ってSNSに投稿したくなるきっかけにもなります。

また、パッケージそのものも大切です。
シンプルな白無地の紙袋も悪くありませんが、
クラフト紙やちょっと厚みのあるしっかりした袋を選ぶだけで、ぐっと「ちゃんとしてる」印象に変わります。

テイクアウトは、言葉を交わさない瞬間にも「このお店、好きだな」と感じてもらえるチャンス。
オープン準備の段階で、ドリンクカップ、紙袋、シール類など、必要なツールをリストアップしておきたいですね。

小さなアイテムでも、お店の世界観をちゃんと伝える。
それが、テイクアウトでも「忘れられないカフェ」になるための秘訣です。


【2-5】スタッフ用Tシャツ・エプロン

カフェの空気感をつくるのは、内装やメニューだけじゃありません。
実は、スタッフが身にまとう「ユニフォーム」も、世界観を伝える大切なパーツです。

たとえば──

  • ナチュラル系カフェなら、生成りのエプロンにやわらかいTシャツ。

  • シックな大人カフェなら、黒ベースにロゴだけをシンプルに刺繍。

  • 明るくポップなカフェなら、カラフルなTシャツに遊び心をプラス。

「このお店らしいな」と感じてもらえるのは、細部まで統一感があるからこそ。
スタッフが着ているTシャツやエプロンも、お客様に無意識に伝わるメッセージのひとつです。

さらに、スタッフにとってもお気に入りのユニフォームがあると、気持ちが自然と引き締まります。
「よし、今日もがんばろう!」そんな前向きなエネルギーは、お店全体にいい影響を与えてくれるはず。

開業準備の段階で、ぜひTシャツやエプロンもイメージしてみましょう。
ロゴをプリントしたり、小さなワンポイントを刺繍したり。
大げさなものでなくても、さりげないこだわりがあるだけで、グッと特別感が増します。

オープンの日、ドアを開けたらスタッフが笑顔で迎えてくれる──
その姿も、きっとお客様の心にあたたかく残るはずです。


【2-6】オープン告知・SNS用素材

カフェをオープンするなら、絶対に忘れたくないのが「オープン告知」と「SNSでの発信」。
せっかく素敵なお店を作っても、知ってもらわなければ誰にも届きません。
開業準備と同時進行で、しっかり準備しておきたい大切なポイントです。

まずオープン前にやりたいのは、シンプルな「告知ツール」の準備。
例えば──

  • 店舗の窓に貼るオープン告知ポスター

  • 近隣店舗や友人のお店に置かせてもらうフライヤー

  • 持ち帰りできる小さな告知カード

「〇月〇日 OPEN!」というシンプルなものでも、
素敵なデザインやロゴが入っていれば、自然とワクワク感を演出できます。

そしてもう一つ、今や絶対に欠かせないのがSNSの活用。
オープン前からInstagramやX(旧Twitter)、LINEなどで情報を発信して、
お店の雰囲気を少しずつ伝えていきましょう。

たとえば──

  • 内装工事の様子をちょこっと投稿

  • 新メニューの試作風景をチラ見せ

  • 「オープンまであと〇日!」カウントダウン企画

こうした発信は、お店のファンをオープン前から少しずつ育てる大切な時間になります。

ここで大事なのは、SNS用の画像やバナーも最初から「お店の世界観に合わせる」こと。
色味やロゴの使い方を統一しておくと、投稿全体にまとまりが出て、ぐっとプロっぽい印象になります。

カフェのオープンは、一度きりの特別なイベント。
せっかくなら、そのワクワクをオープン前からたくさんの人に届けたいですね。
「待ってました!」とお客様に迎えられる、最高のスタートを切るためにも、告知とSNS素材はしっかり準備していきましょう!


まとめ|カフェオープン準備、ひとつずつ楽しみながら

カフェを開く準備は、きっと想像以上にやることがたくさん。
でも、そのひとつひとつが「お店の世界」を作る大切なピースです。

ショップカード、メニュー表、看板、テイクアウト用品、ユニフォーム、SNS発信…。
どれもがあなたのお店らしさを伝える、かけがえのないアイテムたち。

焦らずに、少しずつ。
イメージをふくらませながら、選び、整えていけば大丈夫です。
その準備の時間もきっと、あとで思い出すときに特別な宝物になるはずだから。

もし「こんなものも用意したほうがいいかな?」と迷ったときは、
いつでも気軽に相談してみてくださいね。


\ あなたのカフェづくりを、そっと応援しています /

株式会社新潟フレキソは新潟の印刷会社です。

お問い合わせフォームへ
▶ [お電話でのご相談はこちら:025-385-4677]

会社概要はこちら


関連リンクはこちらから

新潟の印刷会社が教える!領収書の書き方と必要項目|インボイス対応も丸わかり!印刷を頼む前に読むブログ

新潟で開業・起業・創業をお考えの方へ|業種別でわかる「必要なもの」完全保存版【新潟フレキソ】

新潟でイベント開催に必要なもの完全ガイド|明日から使える!印刷・備品・ユニフォームもこれでOK!

新潟でチケット印刷するなら!地域イベント・バザー・お祭りにぴったりの安心対応