印刷物において、紙の種類や質感を決定する重要な要素の一つが「連量」です。特に、印刷業界やデザインの現場では、紙の厚さや質感を選ぶ際に「連量」が大きな役割を果たしています。この記事では、連量とは何か、どのように使用されるのか、四六判表記を中心にその意味や用途について詳しく説明します。
1. 連量とは何か?
「連量」とは、1,000枚(1連)の紙の重さを表す単位で、キログラム(kg)で表示されます。たとえば、連量100kgであれば、1,000枚の紙の重さが100kgであることを意味します。
印刷業界では、連量は紙の重さだけでなく、紙の厚さや質感を示すため、非常に重要な情報となります。連量はそのまま紙の品質や使い心地に影響を与えるため、印刷物を作成する際には用途に合わせた適切な連量の紙を選定する必要があります。
また、連量が高ければ高いほど、紙は厚くて重くなります。そのため、印刷物の印象や耐久性、さらには高級感にも影響を与えることになります。
2. 連量と紙の厚さの関係
連量が示すのは紙の重さですが、その重さは紙の厚さや密度にも関係しています。例えば、連量100kgの紙は、同じサイズでも、厚さが異なる紙が存在するため、密度の高い紙ほど薄くても重くなることがあります。
2.1 連量と紙の密度の関係
紙の密度が高いほど、同じ連量でも紙は薄く感じることがあります。逆に、密度が低い紙だと、厚さは増しても連量は軽くなることが考えられます。これが紙の厚さや質感に影響を与え、印刷物の仕上がりに直接関係します。
また、紙の種類(コート紙、上質紙、再生紙など)によっても密度は異なり、同じ連量でも紙の厚さに違いが生じるため、実際に手に取った感覚が大きく変わることがあります。
3. 連量の単位
連量の単位は、kg(キログラム)で表されます。これは、1,000枚(1連)の紙の重さが何キログラムであるかを示すもので、例えば「連量150kg」と記載されている場合、その紙は1,000枚で150kgの重さがあることを意味します。
4. 四六判の連量
四六判は、印刷業界で広く使われる標準的なサイズであり、788mm × 1091mm(縦×横)の大きさを持っています。四六判サイズでの連量が最もよく使用されるため、この記事でも四六判を中心に連量について解説していきます。
四六判紙の連量は、通常、60kg~300kgの範囲で使用されます。この範囲内で、用途に合わせて最適な連量の紙を選定することが重要です。以下に、一般的な四六判紙の連量とその用途について紹介します。
4.1 軽い連量(60kg~100kg)
連量60kg~100kgは、軽量紙として多く使用されます。例えば、チラシやフライヤー、カタログなど、短期間で使い捨てられる印刷物に適しています。軽量であるため、大量印刷に向いており、コストを抑えつつ、必要な情報を伝えることができます。
4.2 中程度の連量(100kg~150kg)
連量100kg~150kgの紙は、一般的な印刷物に多く使用されます。たとえば、ポスターやパンフレット、招待状などがこれに該当します。これらの紙は、十分な強度を持ちながら、手触りも良好です。この範囲であれば、発色が良く、印刷物の質感がしっかりと感じられます。
4.3 重い連量(150kg~200kg)
連量150kg~200kgは、高品質な印刷物に使用されることが多い紙です。名刺や高級なパンフレット、カタログなどに適しています。厚めでしっかりとした紙質を提供し、手に取ったときの質感が良く、豪華さを感じさせます。特に名刺や高級感が求められる印刷物には、これくらいの厚さが求められることが多いです。
5. 用途別連量選定のポイント
連量の選定は、印刷物の種類や使用目的に合わせて慎重に行う必要があります。用途ごとに求められる紙の特性が異なるため、最適な連量を選ぶことが重要です。
5.1 名刺
名刺には、連量150kg~200kg程度のしっかりとした紙が好まれます。これにより、名刺を受け取ったときの高級感や印象を強くすることができます。連量が低すぎると、軽すぎてチープな印象を与えてしまうことがあるので、ある程度厚みが必要です。
5.2 ポスターや看板
ポスターや看板の場合、耐久性や発色の良さが求められます。連量100kg~150kg程度の紙が一般的に使用されます。特に屋外に掲示する場合や長期間使用されることが多い場合は、耐水性や強度を考慮して、少し厚めの紙を選ぶことが推奨されます。
5.3 カタログやパンフレット
カタログやパンフレットは、連量100kg~150kgがよく使用されます。手触り感や発色の良さが重要で、読者に強い印象を与えることが求められます。中程度の厚さを選ぶことで、強度とコストのバランスを取ることができます。
5.4 チラシやフライヤー
チラシやフライヤーには、連量60kg~100kg程度の軽量紙が適しています。これにより、大量印刷が可能になり、コストを抑えつつ、広く配布することができます。
5.5 招待状やカード
招待状やカード類には、連量150kg~200kg程度の紙が使用されます。特別感を演出するために、しっかりとした厚みと高級感が求められます。これにより、受け取ったときに豪華な印象を与えることができます。
6. 連量選定における実務的なポイント
連量を選定する際には、以下のような実務的なポイントを考慮することが大切です。
6.1 予算とのバランス
連量が高ければ高いほど、コストも上がります。特に大量印刷を行う場合には、連量を抑えた選定をすることでコスト削減が可能です。一方で、高級感や耐久性が求められる印刷物には、適切な連量を選ぶことが重要です。
6.2 用途の特性に応じた選定
紙の厚さや質感は、印刷物の用途によって大きく異なります。広告物やチラシなどは軽量であることが求められ、名刺やカタログなどは手触り感や豪華さが求められます。用途に合った連量の選定を行うことで、より効果的な印刷物が完成します。
7. 結論
連量は、印刷物の質感や耐久性を決定する重要な指標です。四六判の紙を中心に、連量を適切に選定することは、印刷物の仕上がりに大きな影響を与えます。用途に応じた連量選定を行い、印刷物に最適な紙を選ぶことで、コストパフォーマンスを最大化し、印刷物の魅力を最大限に引き出すことができます。
当社、新潟フレキソは新潟の印刷会社です。企画からデザイン、印刷、後加工、発送までを一貫して行える生産体制を備えております。 これにより、お客様の細かいご要望にも柔軟に対応し、高品質な印刷物作成をサポートいたします。
お問い合わせは以下のページからお気軽にどうぞ。