納品書とは?書き方・送り方・保存義務・電子保存・法律まで完全ガイド|印刷会社がマナーと実務を徹底解説!

【第1章】納品書とは?意味・役割・発行の目的を完全解説


「納品書って、なんとなく使ってるけど、実はちゃんと理解してないかも…」
そんな声、よく聞きます。日々の業務で当たり前のように扱われている納品書ですが、実はトラブル回避・信頼構築・法令対応にまで関わる重要書類なんです。

ここでは、納品書の「そもそも何?」「なぜ必要?」「似た書類とどう違うの?」という疑問に対して、印刷会社だからこそわかる実務目線+法的観点+マナー知識の三拍子で、徹底的に解説します。

納品書とは?


■ 納品書とは?あらためて定義と位置づけを明確に

納品書(のうひんしょ)とは、商品の納品にともなって発行される確認用の書類で、
「この商品を、確かにこの日・この数量・この内容で納めました」と証明するために使います。

発行するのは通常、売り手(納品側)です。買い手(受領側)はそれを確認し、納品内容に問題がなければ、受領印を押したり、サインしたりして受け取る流れになります。


■ 納品書の5つの基本目的と重要な役割

  1. 納品事実の証明書としての役割

    • 口頭だけの納品では記録に残らず、トラブルの元。納品書があれば「納めた証拠」が明確になります。

  2. 取引先との信頼関係の構築

    • 丁寧に作られた納品書は、相手先にとっても安心感のある対応。企業イメージや信用にもつながります。

  3. 社内・経理部門・バックオフィスでの照合管理

    • 請求書・発注書・領収書と内容を突き合わせるための「中間書類」。書類の整合性を取るために必須。

  4. 税務・監査時の補足資料として

    • 電子帳簿保存法やインボイス制度のもとで、「納品実績のエビデンス」として保管しておくと安心。

  5. 帳票のワークフロー効率化

    • 品番・型番などを明記することで、商品管理や返品時にも役立ちます。


■ 「送り状」「請求書」「領収書」などとの違いを徹底比較

納品書と混同しやすい他のビジネス書類。ここで一度、明確に線引きしておきましょう。

書類名 説明 タイミング 発行者 備考
見積書 商品・サービスの価格や条件を提示するための書類 取引前 売り手 価格交渉・検討材料として活用される
注文書(発注書) 商品を発注・注文する意思を示す書類 取引開始時 買い手 契約の証拠になることも
納品書 実際に納品した内容を明記する書類 納品時 売り手 数量・品名など詳細に記載
請求書 支払いを求めるための書類 納品後 売り手 消費税・小計・合計などを記載
領収書 支払いが完了したことを証明する書類 支払完了時 売り手 収入印紙が必要な場合もある
送り状 配送業者へ渡す伝票・配送指示書類 納品と同時 売り手 宅配便・運送便などで使用

■ 納品書には法的効力があるの?知らないと危ない“勘違い”

「納品書があるから請求できる」「納品書さえあれば取引成立」と思っている方も多いですが…
実は、納品書自体に強い法的効力はありません。

しかし、以下のような場面で重要な証拠になります:

  • 商品を確実に納めたことの記録

  • 返品・クレーム時の状況確認

  • 税務調査や監査での裏付け資料

つまり、「納品書は法的拘束力はないが、実務上とても重要な証拠力を持つ」ということ。


■ 納品書の発行義務や法律上の位置づけは?

日本の法律では、納品書の発行は義務づけられていません
しかし、多くの取引現場では納品書の提出が“常識”として扱われているため、事実上は必須の存在です。

特に以下のような場面では、納品書がないと対応できないケースがあります:

  • 官公庁や大手企業との取引(書類提出が厳格)

  • 月末処理時に「納品が完了していない」と見なされるリスク

  • 請求書だけ送っても、「納品書が無いから受理できない」と突き返される場合も

さらに、電子帳簿保存法・インボイス制度への対応が必要な場合、
納品書は“税務補助資料”として電子保存されるケースが増えています。


■ 納品書は「信頼のカタチ」である

納品書は、単に「納品したよ」と伝える紙ではありません。
そこには、信頼・正確性・誠実さがにじみ出るのです。

たとえば、丁寧に作られた納品書に、ロゴやお礼の一言が添えてあったら?
それだけで「きちんとした会社だな」「また頼みたいな」と思ってもらえます。

特に、初めての取引・継続契約・自治体や法人対応などでは、
納品書の丁寧さがそのまま「信用度」に直結するケースも多々あります。


【第2章】納品書に記載すべき項目一覧とテンプレート活用法


納品書って、テンプレートを見ながら書いているけど、「どの項目が必須で、どれが任意なのか」迷ったことはありませんか?
また、「金額って入れなきゃダメ?」「印鑑やサインは必要?」「手書きで修正したらマズい?」など、実務では迷うポイントが意外と多いのが現実。

ここでは、印刷会社の現場で実際に制作される正しい納品書の記載項目・ルール・注意点・テンプレ活用術まで、全部解説します!


■ 納品書に記載すべき基本項目(必須&推奨)

以下の表に、【必須項目/推奨項目/任意項目】を整理しました:

項目名 必須・任意 解説
発行日 必須 納品書の作成日。税務処理でも重要になるため明記を忘れずに。
納品先情報(会社名・住所・担当者) 必須 正確な宛名がないとトラブルの元に。役職名や部署も入れると丁寧。
発行者情報(自社名・住所・連絡先) 必須 誰が発行したかを明示。社判や電話番号を添えると信頼性アップ。
納品日 推奨 実際に納品した日付。発行日とズレることもあるため分けて記載するのが望ましい。
商品名・型番・数量・単価・金額 必須 もっとも重要な「納品の中身」。型番や品番がある業種では特に正確に!
小計・消費税・合計金額 任意 支払い情報を含めるかどうかは業種・慣習による(請求書と重複する場合も)
納品書番号 推奨 連番管理や照合のためにあると便利。トラブル時の追跡にも役立つ。
支払条件・納品方法 任意 契約によっては書かれていないと誤解されることも。
メッセージ欄・備考欄 任意 季節の挨拶や納品に関する注意点を記載する場所。「いつもありがとうございます」なども◎
印鑑・サイン 推奨 法的義務ではないが、社判や担当者サインがあると受領側に安心感。

■ 「印鑑は必要?」「金額は入れるべき?」よくある疑問を完全整理!

Q1:納品書に印鑑は必要?
法律上は不要です。ただし、相手先から求められるケースが多いため実務では押すのが無難。特に官公庁や建設業などでは「社判がないと書類として受理できない」と言われることも。

Q2:納品書に金額は必須?
→ 基本的には「金額は任意」。納品書は請求書と分けて管理されることも多く、あえて金額を省略する業界(特に大手取引や下請け)もあります。

Q3:サインだけでもいい?
→ 社判が用意できない場合でも、担当者のサインがあると安心される傾向があります。手書きのサインがあるだけで信頼度がグンと上がります。


■ 手書き修正はNG?納品書に間違いがあったときの対処法

「数量を間違えて記載してしまった」「日付を1日ズレて記入してしまった」
こういった時、手書き修正はOKか?

結論:OK。ただし訂正印を押すのが基本マナー。

修正方法は以下のとおり:

  • 二重線で訂正し、訂正印(社印または担当者印)を押す

  • 上から修正テープや修正液で塗りつぶすのはNG

  • PDFやWordデータなら、差し替え再送も推奨される(ただし先方に断りを)


■ テンプレート活用術|エクセル・PDF・Word形式それぞれのメリット

形式 特徴・メリット おすすめシーン
Excel 計算式を使って自動計算・編集しやすい 自社オリジナルで頻繁に納品書を発行する企業向け
Word デザインの自由度が高く、ロゴ入りにも対応可能 レイアウトにこだわる/おしゃれな納品書にしたい場合
PDF 改ざん防止/そのまま印刷して使える 手軽に送信したいとき/テンプレから印刷して使う場合

■ オリジナル納品書のススメ|印刷会社だからこそできる提案

「納品書って、どれも似たような白黒で事務的…」
そんなイメージを一新できるのが、印刷会社が作るオリジナル納品書です!

  • ロゴ入り納品書(ブランド感アップ)

  • カラー印刷で視認性向上

  • 社名やテンプレをデザインで統一

  • ミシン目加工・ナンバリング印刷対応

  • 手書き欄付き・複写式タイプもOK!

「納品書 おしゃれ」「納品書 オリジナル」で検索される理由はココ!


■ おまけ:納品書に書くと喜ばれるメッセージ例

  • 「いつもご愛顧いただきありがとうございます」

  • 「ご注文いただいた商品を、下記の通り納品させていただきます」

  • 「今後とも末永いお付き合いのほど、よろしくお願いいたします」

「納品書に記載するメッセージ」検索層にもアプローチ可能!


■ まとめ

納品書は「ただの明細」ではなく、情報の正確さ・信頼・業務効率を左右するビジネスの基礎書類です。
必要な項目をきちんと理解し、相手に伝わりやすい形で作成することが、スムーズな取引への第一歩。
テンプレをうまく使い、あなたの業務の“見える化”と“信頼性アップ”を実現しましょう!


【第3章】納品書の送り方・折り方・送るタイミングとマナー完全解説!


「納品書って、いつ送るのが正解?」「送り状って別に必要?」「折ってもいいの?御中って書くべき?」
…実は、この辺こそ**現場の“あるある混乱ゾーン”**なんです!

この章では、実際の業務でよくある疑問を、印刷会社としてのノウハウ+実務マナーの両面からまるごと解決します!


■ 納品書を送る方法|封筒?メール?同梱?ベストな手段は?

納品書を「どう送るか?」は、相手先・業種・納品物によって最適解が変わります。代表的なパターンは以下の通り:

方法 メリット 注意点
商品に同梱 一番スタンダード。現物と同時に確認できて効率的 商品と納品書の数が一致しているか要確認
別送(郵送) 書類を丁寧に送りたいとき。フォーマルな印象 封筒の宛名や送付状など“ビジネスマナー”が必要
メール添付 PDFで即送信。リモート時代の主流手段 データ形式・ファイル名に注意。印刷しづらいと不便
FAX送信 今でも一部の官公庁・医療業界では根強い 解像度・紙づまり・番号違いなどのミスに注意

■ 「送り状」と「納品書」の違いって?

この2つ、混同している人…多いです!

  • 送り状:運送会社に渡す“配送伝票”や「これは誰宛の荷物か」を示す紙(ヤマト伝票・佐川の送り状など)

  • 納品書:納品内容を記録・証明する書類。商品明細が書かれており、取引記録として保管される

→つまり目的が違う!
送り状=荷物用/納品書=取引記録用 です。


■ 納品書の送るタイミング|納品の前?後?一緒?

こちらもよくある疑問。以下のパターンが一般的です:

タイミング 業界例・状況 備考
納品と同時 EC業界、メーカー卸、印刷物納品など 商品に同梱が基本。最もよく使われる方法
納品後に送付 官公庁・建設業など 「納品後に納品書原本を郵送してください」と言われることも
納品前に事前送付 特注品・高額品・BtoB特定取引など 納品内容の事前確認目的。FAXやPDF添付が多い

■ 納品書の折り方マナー|三つ折り?折っていいの?封筒サイズとの関係

印刷会社にも多く寄せられる質問がコレ:

「納品書って、折っていいんですか…?」

→ **はい、折ってOKです!**ただし以下の点に注意!

  • 封筒サイズに合うように丁寧に折ることが大前提

    • 長3封筒の場合 → 縦三つ折りが基本

    • 角2封筒(A4封入可能)なら折らずにそのまま入れるのがスマート

  • 相手が法人や役所の場合 → あえて折らない方が好印象な場合も

  • 折り方の目安になるよう、A4書類に「折り目マーク」をつけておくと便利!


■ 宛名のマナー|「御中」の正しい使い方と例文

「納品書を送るとき、宛名ってどう書けばいいの?」という声も非常に多いです。ポイントはこちら:

  • 会社名だけの場合 →「株式会社〇〇 御中」

  • 部署宛の場合 →「〇〇株式会社 総務部 御中」

  • 担当者名がわかっている場合 →「〇〇株式会社 営業部 田中様」

注意:
「御中」と「様」は併用NGです!
→ ×「〇〇株式会社 御中 田中様」←誤り!


■ 封筒に入れる際のマナーと豆知識

  • 納品書在中のスタンプ or 手書き:中身がわかるように記載しておくと丁寧

  • 郵送時は折り目がずれないようクリアファイルに挟むと◎

  • **納品書+送付状(簡単な挨拶文)**をつけておくと、相手の印象もUP!


    〇〇株式会社 御中

    いつもお世話になっております。
    下記の通り、納品書をお送りいたしますのでご査収のほどよろしくお願い申し上げます。

    ──────────────────
    納品書 No.:A-20250430
    納品日:令和〇年〇月〇日
    内容:Tシャツ 50枚(品番:XXX)
    ──────────────────

    今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

    〇〇株式会社 営業部 田中
    TEL:025-000-0000


    ■ まとめ|「納品書の送り方」は信頼と印象を左右する!

    納品書の扱いは、「仕事ができる/できない」を判断されるポイントでもあります。

    • 折り方がぐちゃぐちゃ

    • 宛名が間違っている

    • 納品書がついてない!

    …こういった小さなミスが、信用を失うキッカケになりかねません。

    だからこそ、マナー+実務のバランスを押さえた丁寧な対応が大事!
    印刷会社としても、「見やすく・折りやすく・扱いやすい納品書」を提案することが、ビジネスを支える力になります。


    【第4章】納品書の保存期間・法律・電子化の対応ポイント


    「納品書って何年保存すればいいの?」「電子データで残しても大丈夫?」「紙とPDF、どっちが安全?」
    …納品書の“保存”って、意外と誰もちゃんと教えてくれない部分。
    でもここ、税務・監査・会計・法律…全部に関係するめちゃ重要ポイントです!


    ■ 納品書の保存期間は何年?【個人事業主・法人で違う】

    まず、結論から行きます!

    事業形態 保存期間 根拠法令
    個人事業主 7年 所得税法 第58条(青色申告者)
    法人(株式会社など) 原則7年/最長10年 法人税法 第126条、会社法 第435条他

    ※注意:仕入帳や売上帳の保存と連動して考えられるため、納品書も同様に保管が求められる。


    ■ 電子化はOK?紙でないとダメ?【2022年改正で状況が激変】

    「納品書は紙で保管しなきゃダメでしょ?」
    いえいえ、2022年1月の電子帳簿保存法改正により、一定の条件を満たせば“電子保存”が可能になっています!


    ▼ 電子帳簿保存法の3つのポイント(超簡単まとめ)

    1. スキャン保存(紙をスキャン)
       → タイムスタンプや訂正履歴が記録できるシステムでの保存が必要

    2. 電子取引(メール/PDFなど)
       → 受け取ったPDFを印刷して紙で保存…はNG!
        → 受領した電子データは、電子のまま保存が義務

    3. 帳簿データそのものの保存
       → Excelや会計ソフトで作ったものは、改ざん防止処理付きで保存が必要


    ■ 納品書が“税務調査で問われる”のはこんな時!

    • 仕入額と納品数が合っていない

    • 納品書に記載された内容と請求書が一致しない

    • 記載日と実際の納品日がズレている

    • 消費税の申告内容との齟齬がある

    納品書は「取引の実態を示す書類」として重要証拠になります!
    だからこそ、**“日付・数量・金額の正確さ”+“保存のしかた”**が超重要。


    ■ 納品書を電子保存する場合の条件まとめ

    条件 内容
    改ざん防止 タイムスタンプ or 修正履歴の残るシステムで保存
    日付・金額・取引先で検索可能なこと ファイル名に「2025_04_納品書_株式会社〇〇.pdf」など付けると◎
    見読性の確保 モニター等で表示可能な形式であること(JPEGやPNGは×、PDF推奨)
    保管場所の明確化 保存先(クラウド/サーバー)を社内でルール化しておくこと

    ■ 紙 vs 電子、どっちがいい?【メリット比較】

    比較項目 紙(印刷) 電子データ(PDF等)
    保存しやすさ ファイリングが必要。物理スペースを使う クラウドやPC内に保管可能
    見返しやすさ 一目で確認しやすい(特に年配層には◎) 検索機能で瞬時にヒット
    トラブル対応力 紙の証拠は強い。税務調査で提出しやすい 適切に保存していれば問題なし(ただし要件を満たす必要あり)
    消失リスク 火災・水害に弱い デジタルはデータ破損や消去に要注意。バックアップ必須

    印刷会社の視点からは、

    • 対外的・正式な取引先 → 紙+社判入り

    • 社内保管や効率性重視 → 電子データ+PDF保存
      のハイブリッド管理がおすすめ!


    ■ 納品書の保存は「ルール×習慣化」がカギ!

    • ファイル名ルールを全社で統一する(例:2025-04_納品書_取引先名)

    • 電子の場合はクラウド上の【年度】【取引先】フォルダで管理

    • 紙の場合は「年度別/月別/取引先別」など、業務に合わせた仕分けが重要

    • 「印刷して封筒に入れる時はコピーも1部残しておく」などのワークフローの習慣化がミス防止に直結!


    ■ まとめ|納品書の保存は「備え」であり「防衛策」

    納品書の保存は、単なる書類管理ではありません。
    それは「いざというときの防衛手段」であり、「信頼とプロ意識の表れ」です。

    • 電子でも紙でも、正確に、ルールに沿って

    • トラブルになったときのために「あとから見返せる仕組み」をつくる

    • 法改正にも柔軟に対応する「仕組み」と「習慣」を社内に定着させる

    これが、納品書保存マスターへの道!


    【第5章】納品書でありがちなトラブルと防止策|現場で本当にあった話も!


    「納品書に金額書き忘れてた…」「印刷したつもりがファイル未添付…」「納品したのに“来てない”って言われた!」
    …そう、納品書って“当たり前の書類”だからこそ、油断しがち。
    でもこの“ちょっとのミス”が信頼を揺るがし、場合によっては取引停止の原因になることも…。

    ここでは、印刷会社として耳にすることの多い納品書まわりのトラブル事例と、その防止策・現場対応をセットで紹介!


    ■ トラブル1:金額を書いていなかった

    実際にあった!

    単価と数量は書いたのに、合計金額を書き忘れた。相手先が「請求額が分からない」と困惑。

    なぜ起きた?

    • テンプレートを修正中に合計欄を消してしまった

    • 金額をあえて省略する取引だったと勘違い

    防止策:

    • 「合計金額を記入する」チェック欄を社内テンプレに追加

    • 不要な場合も「※金額は別途請求書に記載」など明記する

    • Excelの場合は合計欄に自動計算式を設定しておく


    ■ トラブル2:納品書を同梱し忘れた

    実際にあった!

    商品は無事に届いたけど、「納品書が入っていない」と連絡が…
    相手先の経理処理がストップしてしまった!

    なぜ起きた?

    • 出荷作業と納品書出力が別の人の担当だった

    • 封入前の最終確認をしていなかった

    防止策:

    • 出荷時チェックリストに「納品書封入済み」欄を追加

    • 納品書原本をクリアファイルに入れて物理的に目立たせる

    • 封筒に「納品書在中」スタンプを押して忘れ防止


    ■ トラブル3:内容が違った(型番・数量)

    実際にあった!

    品番「ABC-001」のはずが「ABC-002」に…
    数量も10個多かった!返品と再発送で余計なコスト&信頼低下。

    なぜ起きた?

    • コピー&ペースト時の確認不足

    • 担当者がテンプレを使い回していたが更新ミス

    防止策:

    • データのコピペ禁止 → 都度入力またはVLOOKUPで参照

    • 発注書と照合する「ダブルチェック工程」を必ず導入

    • 商品コードは一文字でも違えばNG!バーコード印字や印刷チェックも推奨


    ■ トラブル4:送付先の宛名・部署名ミス

    実際にあった!

    「営業部 御中」宛だったのに、「経理部」に送ってしまい迷子に。納品処理が滞った…。

    なぜ起きた?

    • 複数部署のある大手企業で、最新の宛先リストが更新されていなかった

    • 手書き封筒でうっかり旧担当者の名前を書いてしまった

    防止策:

    • 最新の送付先リストを常に共有&更新

    • 封筒は宛名印刷 or ラベル印字で誤字防止

    • 封筒の宛名と納品書の送付先欄を必ず一致させる


    ■ トラブル5:納品書が“届いてない”問題

    実際にあった!

    「確かに送ったのに、届いていない」と言われる。メール添付だったが、PDFが添付されていなかった…。

    なぜ起きた?

    • 添付ファイルを入れ忘れてメール送信

    • ファイル名が「納品書」ではなく「無題1.pdf」だった

    防止策:

    • メール送信前のファイル添付確認ルールを徹底

    • ファイル名は明確に!(例:202504納品書_株式会社〇〇.pdf)

    • 郵送やFAXの場合は控えを残す、送信履歴を保存する


    ■ トラブルを防ぐ!納品書対応チェックリスト

    チェック項目 実施済み
    金額・数量・型番は正確に記載したか?
    納品日・発行日は間違っていないか?
    宛先(御中・様の使い分け)は合っているか?
    納品書は封筒に同梱したか?
    納品書ファイル名・添付の確認をしたか?
    印刷版・電子版どちらも控えを残しているか?

    → ExcelやGoogleスプレッドシートで運用すると便利!


    ■ まとめ|「納品書=信頼書類」。だからこそミスは命取り

    納品書のトラブルは、小さなミスが大きな信頼低下につながる部分。
    でも、裏を返せば「丁寧に作られた納品書」はそれだけで信頼を勝ち取れるツールになります。

    • 正確な記載

    • 見やすいレイアウト

    • 送付ミスを防ぐ仕組み

    • バックアップと履歴管理

    この4つを徹底するだけで、納品書に関するトラブルはほぼゼロに!


    【第6章】納品書と関連書類の違いまとめ|請求書・領収書・送り状との違いを完全整理


    納品書を作っていると、「あれ?これ請求書と内容同じ?」「送り状って何?」「どの順番で出すのが正しいの?」
    …そう。“ビジネス書類あるある混乱”の代表格が、まさにこのジャンル!

    この章では、印刷会社として多くの企業と関わる中で培った知見から、納品書とその周辺書類の違いと正しい流れをまるっと整理!
    検索キーワード:納品書 違い/納品書 請求書 領収書/納品書 発行タイミング などにも全対応!


    ■ 納品書と関連書類の一覧比較表

    書類名 主な目的 発行のタイミング 発行者 法的効力 金額記載 補足事項
    見積書 取引条件の提示 取引前 売り手 なし 契約前の条件確認に用いられる
    注文書(発注書) 発注の意思表示 取引前 買い手 ○(契約の証拠になる) 相手に「正式注文しました」を示す
    納品書 商品を納品した証明 商品の納品時 売り手 間接的にあり 任意 取引記録・トラブル回避に重要
    請求書 代金の請求 納品後 売り手 あり 支払いの根拠になる文書
    領収書 支払い完了の証明 支払完了後 売り手 税務・会計上の重要書類(印紙要注意)
    送り状 配送指示・発送伝票 納品時(配送と一緒) 売り手 なし △(基本不要) 運送会社が見る配送管理用

    ■ 各書類の目的と「違い」をもう少し深掘り!

    ● 見積書と納品書の違い:

    → 見積書=未来の話、納品書=すでにやった話。
    → 見積書はあくまで“仮”の条件、納品書は“実際に納めた記録”。

    ● 納品書と請求書の違い:

    → 納品書=モノを届けた証拠
    → 請求書=お金をくださいという請求文書
    金額は一致しても、「目的」と「役割」がまったく違う!

    ● 納品書と領収書の違い:

    → 納品書=納めた記録(支払い前)
    → 領収書=支払い済みの証拠(支払い後)

    ● 納品書と送り状の違い:

    → 送り状は「運送会社への指示」や「荷物用伝票」
    → 納品書は「取引相手に渡す業務書類」
    → 宛名も目的も使う相手も全然違う!


    ■ 書類の発行フローとタイムライン(図解)

【発注前】

[1] 見積書(売り手)…価格・条件提示

[2] 注文書/発注書(買い手)…正式発注

【納品フェーズ】

[3] 納品書(売り手)…納めた内容の証明

[3.5] 送り状(配送業者向け)…荷物添付

【代金請求フェーズ】

[4] 請求書(売り手)…支払い依頼

【支払い完了】

[5] 領収書(売り手)…支払証明

→ この流れを守ると、「いつ・誰が・何を・いくらで・どうやって納めて・支払ったか」がすべて記録に残る!


■ 「どれを印刷するべき?」印刷現場のリアルアンサー

  • 納品書・請求書・領収書の3点セットが必要な企業は多い(特にBtoB)

  • 印刷で人気のパターン:

    • 複写式伝票タイプ(控えが自動で残る!)

    • ミシン目入りで「1枚ずつ切り離しやすい」納品書

    • ナンバリング入りで管理が楽な請求書

→ 新潟フレキソでは、納品書+請求書+領収書のセット伝票や、社名ロゴ入り印刷にも対応!


■ 納品書の役割を見誤らないために

納品書は「ただの同封書類」と思われがち。
でも実は、関連書類の中でも「実務」と「トラブル回避」において最重要ポジション!

  • 金額がズレていれば請求書が疑われる

  • 数量が違っていれば納品書にクレームが来る

  • 納品書がなければ、そもそも取引の成立すら疑われる

だからこそ、請求書・領収書・発注書と“セットで意味を持つ”存在なんです。


■ まとめ|書類の違いを押さえて、トラブルゼロへ!

ビジネス書類は「誰が・いつ・何を・どうしたか」を証明するツール。
役割をしっかり把握し、正しく・丁寧に・ミスなく発行できる人=信頼される人です!

  • 書類の「違い」と「順番」を覚える

  • 自社のフローにあわせてテンプレを整備する

  • 印刷・電子化どちらにも対応できる体制を整える

それが、“書類マスター”への最短ルート!


【まとめ】納品書とは──正しく使えば、信頼と効率を生む“ビジネスの潤滑油”


納品書は、単なる“モノを送った証明”にとどまらず、
取引の透明性を確保し、トラブルを防ぎ、信頼を築くための大切なビジネス文書です。

そして、以下のように、多くの書類と連携しながら重要な役割を果たしています:

  • 「見積書」「発注書」=スタート地点

  • 「納品書」=納めた事実の中間チェック

  • 「請求書」「領収書」=金銭処理のゴール地点

この一連の流れをきちんと押さえ、正しく発行・送付・保存することができれば、あなたの仕事はもっとスムーズに、もっと信頼されるものになります。


■ 納品書の基本、おさらい!

  • 記載項目:発行日・納品先・内容・金額・社名・納品日などを正確に

  • 送付方法:同梱・郵送・メールの違いとマナーを理解する

  • 保存対応:電子帳簿保存法を意識したデータ管理&紙の保管も忘れずに

  • トラブル防止:チェックリスト・テンプレ整備・社内ルール化がカギ


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