第1章|「海の日」は何のためにある?──それは“国の願い”から始まった
7月の第3月曜日、夏休み前の三連休。
世間的には「海の日=海水浴やレジャーのスタート」と思われがちだが、この祝日に込められた“本当の意味”を知っている人は少ないかもしれない。
海の日は、正式にはこう定義されている。
「海の恩恵に感謝し、海洋国家としての日本の繁栄を願う日」
ここには、単なる遊びやレジャーではない──**「日本という国のあり方そのもの」**が表現されている。
日本は四方を海に囲まれた島国。
国土の約99.7%が海から隔てられており、他国との交易も、食生活も、文化も、そして災害への備えさえも、すべて“海”と共にある。
海なしでは、日本という国は成り立たない。
たとえば、私たちが毎日当たり前のように食べている魚。
実は日本は世界有数の“魚食国家”であり、海の恵みがあってこその食文化が根づいている。
また、国際物流の約98%は“海運”によって行われている。
普段あまり意識されないが、私たちの暮らしのあらゆる商品が、どこかの港を経由して届いているのだ。
さらに、海洋資源や再生可能エネルギー、防災の観点でも、海は“未来への鍵”を握っている。
海をどう守り、どう活かしていくかは、これからの日本の在り方そのものとも言える。
だからこそ、「海の日」はただの連休ではなく、“国の願い”を象徴する日なのだ。
第2章|なぜ7月第3月曜日?──そこに込められた歴史と想い
「海の日」はなぜ、7月の第3月曜日なのか。
他の祝日と違って、何かの“戦い”や“政治的記念日”でもない。そこには、一隻の船と一人の天皇の静かな物語がある。
1876年(明治9年)、明治天皇は灯台や港の視察のため、鉄船・明治丸に乗って東北・北海道を巡幸した。
この旅の最後、7月20日に横浜港へ無事に帰着した──この日が、のちに「海の記念日」として制定されるきっかけとなる。
当時、近代化を急ぐ明治政府にとって、海は“未来への入り口”だった。
欧米の技術や思想を取り入れるための窓口であり、同時に守るべき国境線でもあった。
海を安全に航行できることは、単に物流の安定だけでなく、「国家の独立と繁栄」そのものに直結していたのだ。
「安全な航海ができる」ことは、国を守る力になる──それが、あの航海には込められていた。
そして1995年、「海の記念日」を国民の祝日として格上げする動きが始まる。
翌年の1996年、「海の日」として正式に国民の祝日に制定された。
当初は、明治天皇の帰港日を記念して7月20日とされたが、2003年からは**“ハッピーマンデー制度”によって現在の7月第3月曜日**に移された。
今では、三連休でレジャーに出かける人も多いだろう。
しかし、その自由な移動も、自由な暮らしも、もとはといえば「海の安全」と「安定した社会インフラ」があってこそ。
だからこそ、「海の日」は未来への祈りであり、国をつくる静かな意志表明でもある。
第3章|“海とともにある国”に生きる私たち──それってどういうこと?
私たち日本人は、生まれたときから当たり前のように「海がある」環境で暮らしている。
でも実はこの「当たり前」は、世界ではまったく当たり前じゃない。
日本は、世界でもまれな**“海洋国家”**だ。
国境のほぼすべてを海で囲まれ、排他的経済水域(EEZ)の広さは世界6位。
水産資源や海底資源、再生可能エネルギーなど、海に支えられた国土だといえる。
たとえば、食文化。
新潟をはじめ、日本各地では刺身・寿司・焼き魚が日常食として根づいているが、これは海の近くに住んでいるからこそ成り立つ“贅沢”でもある。
あるいは、物流と経済。
日本の貿易の約98%は「船」で行われている。車も家電も、Tシャツに使うインクやTシャツそのものだって、海を越えて届いているものが多い。
それに、観光や思い出の舞台としても海は欠かせない。
夏になると、家族旅行や友人とのフェス、合宿、海水浴──気がつけば、人生の大事な“記憶の中”にはいつも海がいる。
そして忘れてはいけないのが、自然との共生という視点。
津波・高潮・台風といった脅威を受け止める一方、防波堤や海岸林で命を守る努力を重ねてきた。
「美しいけれど怖い」「豊かだけど厳しい」──日本人にとって、海は“親しみ”と“畏敬”が混じり合う存在なのだ。
海は、生活の一部であり、記憶の背景であり、国の根幹でもある。
そんな“海とともにある暮らし”を意識できる日が「海の日」なのだとしたら──
それは、もっと意味深く、価値ある1日になるのかもしれない。
第4章|だからこそ──その想いを“形”にして残したい
「海とともに生きる日本」という大きなテーマ。
でもその中には、私たち一人ひとりの記憶や体験も確かに刻まれている。
小さい頃、家族で行った日本海の海水浴。
友達と行った青春の合宿やBBQ。
大人になってから訪れた静かな港町で見た夕焼け──
それらはすべて、海という風景に包まれた、かけがえのない一瞬。
だけど、記憶はやがて薄れてしまう。写真フォルダの奥で眠るだけになることもある。
だからこそ──その想いを“形”にして残したい。
そして、それがTシャツという手段なら、意外なほど“ちょうどいい”のだ。
Tシャツは、日常的に着られる記憶だ。
単なる布ではなく、「誰と」「どこで」「どんな気持ちだったか」をふと思い出させてくれる“触れるタイムカプセル”。
例えば──
・「2024.7.15 海の日 BBQチーム “波乗り倶楽部”」
・「ありがとう、海!家族全員集合 in 笹川流れ」
・「夏フェス初参戦!俺たちの海T」
こういったメッセージやデザインをプリントするだけで、Tシャツは一気に“記憶の器”になる。
しかも、誰かと一緒に着ることで、その記憶は「共有の物語」になる。
数年後に同じTシャツを見たとき、きっと誰かが言う。
「あ〜、あのときのやつだ!懐かしいね!」
感謝も祈りも、思い出も──形にすれば、もっと長く残る。
第5章|ORiJi!のTシャツが“記憶を包むカプセル”である理由
海の日に込めた想い。
あの日の笑い声、照りつける太陽、潮の香り──
それらをTシャツという形にするなら、妥協のない品質と自由度が必要です。
私たち「ORiJi!(オリジー)」は、新潟に拠点を置く地域密着型のオリジナルTシャツ屋。
一枚一枚に、「その人だけの夏の物語」をプリント。
■ 選ばれる理由1:1枚からOK、思いついたらすぐ形に
「10枚以上じゃないとダメですか?」
いいえ、1枚からでも大歓迎。
1人旅の記念でも、家族3人分でも、気軽にご相談いただけます。
■ 選ばれる理由2:DTFプリントで“思い出の精度”をキープ
グラデーション、写真、細かい文字もくっきり再現。
「え、これが布に?!」と思っていただけるほど高精細。
にじまず、ひび割れにくく、長持ち。
■ 選ばれる理由3:海・汗・太陽に強いインク&素材
夏の屋外は過酷です。
海水・汗・直射日光に耐えうるインクとTシャツ素材を選定。
フェス、海水浴、キャンプでも安心して着られます。
■ 選ばれる理由4:テンプレじゃない、“あなたの想い”をデザイン
「ありきたりなデザインじゃ物足りない」
「でも自分で作るのは不安…」
そんな方にこそ、ヒアリング→ご提案→デザイン作成まで、丁寧に伴走します。
■ 選ばれる理由5:事例多数!Instagramでも紹介中
様々なTシャツ事例も、公式Instagramで多数掲載中!
「実際にどんなのが作れるの?」という方は、まずはそちらをチェック。
→オリジーのインスタはこちらから
Tシャツはただの衣類ではありません。
“心のなかの出来事”を、“目の前の布”に閉じ込める道具でもあります。
第6章|未来の誰かが、そのTシャツを見たとき
タンスの奥にしまってあった、少しくたびれたTシャツ。
久しぶりに手に取ってみたら、胸に小さく「2025 海の日 BBQ部」とプリントされていた──
そんな瞬間、あなたの中に蘇るのは「Tシャツ」そのものではなく、
**あの日の光景、風、音、笑い声、そして“誰と一緒にいたか”**かもしれません。
記憶は、放っておけばやがて風化する。
でも、それを**「形あるもの」として残すと、驚くほど鮮やかに蘇る**のです。
ORiJi!のTシャツは、まさにそんな“記憶のカプセル”。
ただ着るだけのものではなく、**未来にそっと残す“自分からのメッセージ”**でもある。
もし、10年後にそのTシャツを着た子どもが「これなに?」と尋ねてきたら、
あなたはきっと語り始めるでしょう。
「これはね、2025年の海の日に作ったTシャツなんだよ。あのときは──」
その物語がまた、次の誰かに受け継がれていく。
Tシャツは、想いを未来へ届けるメディアになる。
だからこそ、今年の海の日。
あなたの中に芽生えた小さな感謝や願いを、
どうか1枚のTシャツという「形」にして、未来へ送ってみませんか?
私たちORiJi!が、心を込めてそのお手伝いをいたします。
ORiJi!(オリジー)は株式会社新潟フレキソが運営する新潟市を拠点とするオリジナルTシャツ作成販売店です。
下記よりお気軽にお問い合わせください。
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