[新潟で印刷会社をお探しなら株式会社新潟フレキソへ] 各種商業印刷・名刺や封筒、冊子・伝票・シールまで幅広く対応しています。
0章|導入:「また」って、なぜこんなに軽くて深いんだろう
「またね」
「またの機会に」
「じゃあ、また」
あまりにも当たり前に使う言葉ですが、改めて考えると「また」は少し不思議です。
音は軽く、短く、意味も説明しづらい。しかも、ほとんどの場合ひらがなで書かれます。
それなのに、「別れ」や「文章の区切り」など、終わりそうな場面で必ず登場する。
なぜ私たちは、終わりの直前に「また」と言うのでしょうか。
1章|「また」とは?現代的な意味
現代日本語における「また」は、主に次の意味で使われます。
-
再び
-
同じことが繰り返されること
-
次の機会があること
たとえば、
「また会いましょう」
「また明日」
「また同じ話になる」
ここで重要なのは、「また」が終わりを示す言葉ではないという点です。
「一区切り」は示すけれど、「完全な終わり」は示さない。
だから「また」には、時間や関係を前に開いておくような感覚があります。
2章|音も字も不思議な「また」──なぜひらがななのか
「また」は、ほとんどの場合ひらがなで書かれます。
漢字にすれば「又」ですが、日常語としてはあまり使われません。
これは、「又」という字が持つ意味が比較的はっきりしており、「再び」「重ねて」といったニュアンスに寄りやすいからだと考えられます。
一方、ひらがなの「また」は、
-
時間にも
-
人間関係にも
-
文章の流れにも
広く使える、非常に柔軟な言葉です。
意味を決めすぎず、文脈に委ねられる。
その柔らかさがあるからこそ、「また」はひらがなで書かれることが多いのでしょう。
3章|語源と由来:「また」はどこから来た言葉か
「また」の語源は、漢字の「又」にあるとされます。
「又」は「再度」「繰り返し」「付け加え」といった意味を持ち、そこから「また(再び)」という言葉が定着したと考えられています。
つまり「また」は、言葉の成り立ちとしても「繰り返す」「もう一度」という感覚が核になっています。
4章|歴史の中の「また」──古語としての役割
昔の日本語においても「また」は広く使われてきました。
今と同じように「再び」という意味があるだけでなく、文章の中で
「さらに」
「その上」
といった形で文を重ねる、接続の役割も担っていたのです。
つまり「また」は昔から、話を終わらせる言葉ではなく、次へつなぐための言葉として生きてきたと言えます。
5章|文章表現の「また」──〇〇です。また、△△です。
ここで、多くの人が疑問に思うのがこれです。
〇〇です。
また、△△です。
この「また」は、「またね」の「また」と同じなのでしょうか。
結論から言えば、意味の核は同じです。
役割は違いますが、どちらも「続き」を示しています。
文章の「また」は、
-
文を終わらせない
-
情報を重ねる
-
読者を次へ導く
ための接続語です。
「ここで話は終わりませんよ」という合図であり、文章を前へ進めるための橋のような言葉。
「またね」が時間と関係をつなぐなら、文章の「また」は情報と論理をつなぐのです。
6章|なぜ「また」は別れの言葉になったのか
「さようなら」という言葉が、場面によっては重く響くことがあります。
その一方で「また」は、別れ際に使ってもどこか柔らかく、日常に馴染みます。
それはきっと、「また」が
「今回はここまで」
「でも、続きはある」
という距離感を持っているからです。
関係を断ち切るのではなく、未来を少しだけ残す。
だから日常の別れでは、「また」が自然と選ばれたのでしょう。
7章|使い方と例文に見るニュアンス
「また」の使い方は、場面によって少しずつ表情が変わります。
-
またね
→ 近い未来の再会を前提にした別れ -
またの機会に
→ 今回は叶わないが、可能性は残す表現 -
また、〜です
→ 話題や情報を同列で重ねる表現
どの場合も共通しているのは、未来を否定しないこと。
「終わり」ではなく「続き」を含んでいるところが、「また」という言葉のいちばんの魅力です。
まとめ|「また」は終わらせないための言葉
「また」は、
-
再びを意味する言葉であり
-
続きを許す言葉であり
-
関係や話を閉じない言葉
です。
別れの「また」も、文章の「また」も、本質は同じ。
一度区切るけれど、終わりにはしない。
だから私たちは、軽く、何気なくこう言います。
「じゃあ、また」
それは、未来を閉じないための、とても日本語らしい選択なのです。
パンフレットやチラシ・各種商業印刷、販促物の制作まで柔軟に対応いたします。ぜひご相談ください。
↑オリジーではTシャツやグッズを作成してます!インスタで作品公開してます!
🔗こちらの記事もおすすめ
■干支(十二支)とは?意味・由来・歴史を徹底解説|実は“時間のラベル”だった【十干十二支】
■英語の序数とは?1st/2nd/3rdが特別な理由【first second thirdの語源】
■日・陽・曜の違いとは?意味と語源をやさしく整理|全部太陽なのに何が違う?【日曜日は紛らわしい】
■ハットトリックとは?意味・語源・由来をわかりやすく解説|なぜサッカーで3点が「hat=帽子」なのか
■もったいないとは?意味・語源・由来をわかりやすく解説|勿体無い=何が無い?【勿体(もったい)とは?】
■そのうちとは?意味・語源・使い方|なぜ曖昧なのかを徹底解説
■頑張るとは?意味・語源・由来をたどると「頑張れ」の受け取り方が変わる
