印刷用語「ドブ」とは?意味・塗り足しとの違いをやさしくサクッと解説

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第0章|導入:「ドブ」と「塗り足し」は同じ?違う?


印刷データ制作の打ち合わせで必ず出てくる「ドブ」という言葉。
「塗り足しと同じ意味じゃないの?」と思うかもしれません。
実際には、デザインの視点=塗り足し/印刷の視点=ドブと考えると理解しやすいんです。


第1章|ドブとは?


ドブとは、印刷物を仕上がりサイズに断裁するときに切り落とされる余白部分のこと。
裁断は機械でも数ミリの誤差が出るため、あらかじめ外側に余分な領域(ドブ)を作っておく必要があります。


第2章|塗り足しとは?


塗り足しは、デザインデータを作る際に仕上がりサイズより外側に背景や色を広げる処理のこと。
「余分にデザインを伸ばす=塗り足し」で、その部分が印刷現場では「ドブ」と呼ばれます。


第3章|ドブと塗り足しの違い


視点 用語 意味
デザイン視点 塗り足し 断裁ズレ防止のため、背景を仕上がりより外へ伸ばす処理
印刷現場視点 ドブ 実際に裁断で切り落とされる余白部分

👉 言い換えると、**「塗り足しを作る」=「ドブを確保する」**という関係です。


第4章|なぜ重要?


  • 白フチを防ぎ、仕上がりを美しくする

  • 印刷事故や裁断ズレを回避できる

  • 商業印刷の基本ルール

一般的に塗り足し・ドブは 3mm程度 が推奨されます。


第5章|まとめ


「塗り足し」と「ドブ」はほぼ同じ領域を指しますが、

  • デザイン段階では「塗り足し」

  • 印刷現場では「ドブ」
    という風に使う立場で呼び方が変わると理解すればOKです。

印刷用語を正しく知っておくと、入稿トラブルを防ぎ、仕上がり精度もぐんと上がりますよ。


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