印刷用語「塗り足し」とは?意味・必要な理由・設定方法をサクッと徹底解説【デザイン初心者必見】

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第0章|導入:塗り足しって何?なぜ必要?

印刷会社にデータを入稿すると、「塗り足しが足りません」という指摘を受けたことはありませんか?
「塗り足し(ぬりたし)」は断裁時のズレで白フチが出ないように余分に広げるデザイン範囲のこと。印刷物をきれいに仕上げるための必須テクニックです。


第1章|塗り足しの意味

塗り足しとは、仕上がりサイズの外側に3mm程度の余白としてデザインや背景色を伸ばす設定です。
これにより、裁断機の微妙な誤差で白地が見えてしまうのを防ぎます。


第2章|なぜ塗り足しが必要?

  • 断裁精度には誤差がある:数ミリ単位のズレは避けられない

  • 白フチ防止:背景色や写真を外側まで広げておくことで仕上がりが美しくなる

  • 商業印刷の基本ルール:名刺・チラシ・パンフレットなどすべての印刷物で必須


第3章|塗り足しの基本設定

  • 一般的な塗り足し幅:3mm

  • デザインデータ作成ソフト(IllustratorやInDesign)でトリムマークと一緒に設定

  • PDF入稿時には塗り足し情報も含めて書き出すこと


第4章|初心者が注意したいポイント

  • 背景や写真は仕上がりサイズの外側まで広げる

  • 文字や重要なデザイン要素は仕上がり線より3mm内側に配置

  • トンボ(トリムマーク)とセットで理解すると安心


第5章|まとめ:塗り足しは美しい仕上がりの鍵

「塗り足し」は見た目には反映されませんが、プロの印刷物を作るための基礎中の基礎
デザイナーや印刷発注者は必ず覚えておくべき重要な印刷用語です。


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