印刷用語「ヤレ」とは?ヤレ紙の意味・由来・使い方をサクッと解説【印刷現場の基礎知識】

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第0章|導入:印刷現場の謎ワード「ヤレ」とは?

印刷会社や製版所の打ち合わせで、「ヤレ取り」「ヤレ紙多めに」という言葉を耳にしたことはありませんか?
この「ヤレ」は、印刷工程で必ず出る**製品にならない紙(損紙)**のこと。印刷の世界では当たり前の専門用語ですが、意味を知ると印刷コストや制作工程の理解にもつながります。


第1章|ヤレの意味

ヤレとは、印刷や加工の調整時に必ず出る、製品として使えない紙の総称です。
刷り出しや見当合わせの調整、折加工や断裁の誤差確認、インク濃度の安定まで、印刷品質を保つためにはヤレが欠かせません。


第2章|語源は略語ではない「やれもの」

「ヤレ」は略語ではなく、古語で「やれもの=古く傷んだもの」を指す言葉が由来です。
印刷現場では「もう使えない紙」という意味で「ヤレ紙」という表現が定着しました。


第3章|ヤレ紙の種類と使い方

ヤレ紙には用途や原因ごとに呼び方があります。

  • 刷り出しヤレ:色調整・見当合わせで出る紙

  • 工程ヤレ:折りや断裁など加工時に出る紙

  • 不良ヤレ:汚れや印刷ミスで使えない紙

印刷現場ではヤレを見越して多めに印刷する「ヤレ取り」計算を行います。


第4章|ヤレは「無駄」ではなく品質管理の一部

ヤレは「紙の無駄遣い」と思われがちですが、実は高品質な印刷物を仕上げるための必須コストです。
ヤレ紙を理解すると、見積もりや印刷部数の設定が納得しやすくなります。


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