ごみゼロの日とは?なぜ5月30日なのか
「530=ゴミゼロ」の語呂合わせが由来
「ごみゼロの日」は、毎年5月30日に制定された、ごみの削減とリサイクル意識を高める記念日です。この日付は「5(ゴ)・3(ミ)・0(ゼロ)」という語呂合わせから生まれました。1982年に愛知県豊橋市が最初に提唱し、清掃活動のきっかけとして広まったのが始まりです。
ごみ減量推進週間のスタート日でもある
現在では、5月30日から6月5日までが**「ごみ減量推進週間」として、環境省をはじめ全国の自治体で一斉に啓発活動が行われています。そしてその締めくくりである6月5日は「環境の日(世界環境デー)」。つまり「ごみゼロの日」は、そのスタートを飾る“行動の日”**として位置づけられています。
意識を変える、行動を変えるきっかけに
この日は、ただの記念日ではありません。学校ではポスター作りやごみ分別学習、地域では公園や海岸の清掃、企業では社内のエコ活動など、さまざまなかたちで“ごみを意識する”アクションが行われます。一人ひとりがごみの問題を“自分ごと”として捉える、そんな第一歩となる日なのです。
ごみの現状と“ゼロ”が求められる理由
日本人1人あたり、年間320kgものごみを出している
私たちが普段何気なく出しているごみ。その量は、1人あたり年間約320kgにものぼると言われています(環境省データより)。この数字は、毎日ペットボトル約9本分を出し続けている計算になります。日々の暮らしの中で、いかに多くのものを使い、捨てているかがわかります。
ごみの“処理”にも限界がある時代
「ごみは出しても誰かが処理してくれるもの」──そんな意識では、すでに立ち行かない時代です。日本は焼却処理が中心ですが、その際に大量のCO₂が発生し、地球温暖化の原因になります。また、埋立地も年々不足しており、ごみ処理はますます困難に。処理する社会から、減らす社会へ──今がその転換点です。
海のごみ、生き物への影響も深刻
さらに見逃せないのが、海洋ごみ問題です。特にプラスチックごみは、分解されにくく、マイクロプラスチックとなって海の生態系に悪影響を及ぼしています。ウミガメや魚が誤って飲み込むことで命を落としたり、人間の食卓にも影響が及ぶリスクも指摘されています。
ごみを減らすことで守れる未来とは?
ごみ削減は“未来への投資”
ごみを減らすことは、単に部屋をキレイにするだけの話ではありません。私たちがごみを出さない選択をすることで、地球環境・資源・未来の暮らしを守ることにつながります。たとえば、1枚のレジ袋を断るだけで、石油資源の消費を抑え、野生動物への被害も防げるかもしれません。
ごみを「処理する」より「出さない」が大事な理由
多くの人が「リサイクルすれば大丈夫」と考えがちですが、最も優先すべきは“リデュース(発生抑制)”です。再利用(リユース)や再資源化(リサイクル)はその次の段階。そもそもごみを出さなければ、処理にかかるエネルギーもコストも発生しません。これはSDGs目標12「つくる責任、つかう責任」にも通じる考え方です。
地域・社会・生態系にもメリットが
ごみを減らすことで、地域の景観や治安も改善され、観光地や住環境の価値も高まります。また、海や川に流れ込むごみが減れば、生態系の保全にもつながります。環境にやさしい選択は、社会全体の持続可能性を高める行動でもあるのです。
5月30日をきっかけに、まずは“できること”から
ゴミゼロの日は「行動を始めるきっかけ」
5月30日の「ごみゼロの日」は、誰かに強制される日ではありません。“自分にできること”を見つけて、一歩を踏み出すきっかけの日です。街の清掃イベントに参加する、家庭で分別を見直す、職場でペーパーレスを提案する──そんな小さな行動が、環境問題の改善につながっていきます。
身近なところから、ごみを意識する習慣を
ごみ問題を難しく考える必要はありません。まずはマイバッグやマイボトルを持ち歩くことから。コンビニでスプーンを断る、ストローを使わない、食べ残しを減らすなど、日常のほんの一手間が「ごみを減らす行動」に変わります。家庭でも、古着のリメイクや詰め替え製品を選ぶなど、できることは意外と多いものです。
子どもたちと一緒に考えるチャンスにも
この記念日は、子どもたちに環境の大切さを伝える絶好のチャンスでもあります。一緒に清掃活動に参加したり、ごみの行方について学んだりすることで、未来を担う世代に“気づき”を与えることができます。まずは親が楽しみながら実践して見せることが、何よりの教育になります。
作ってみた!ゴミゼロTシャツ【by ORiJi!】
「NO GOMI, NO CRY」──ポップにエコを伝える一枚
ごみゼロの日にちなんで、ORiJiではちょっと遊び心のあるTシャツを作ってみました。キャッチコピーは「NO GOMI, NO CRY」。環境問題って、つい重くなりがち。でも、少しユーモアを交えてポップに伝えられたら、もっと気軽に「ごみ減らそうかな」と思えるかもしれない。そんな気持ちから生まれた一枚です。
デザインもカラフルに、楽しく伝える工夫を
Tシャツには、にっこり笑ったゴミ袋や地球、リサイクルマークをモチーフにしたカラフルなグラフィックを使用。子どもから大人まで着やすいデザインを意識しました。印刷は、高発色・高耐久のDTFプリントで仕上げているので、洗濯にも強く、イベントでも活躍します。
まとめ|ごみゼロの日は、“行動するきっかけ”の日
「5月30日=ごみゼロの日」は、単なる語呂合わせではなく、“暮らしを見直すきっかけ”としての記念日です。環境問題と聞くと、大きすぎて何をしていいのかわからなくなりがち。でも、まずは身近な「ごみ」に目を向けること。それだけで、社会や未来のあり方に一歩近づけます。
ごみの排出量を減らすことは、地球温暖化の抑制、自然環境の保全、そして限りある資源の持続的な利用にも直結します。つまり、ごみを減らすという選択は、私たちの未来に対する責任あるアクションなのです。
ORiJi!では、その一歩を“楽しみながら”踏み出せるように、Tシャツという形で小さなメッセージを発信してみました。無理なく、楽しく、自分らしく。そんな行動が、意外にもまわりの人たちに広がっていくものです。
5月30日、ごみゼロの日。
今年は、何かひとつ“捨てる”のではなく“減らす”選択をしてみませんか?
📝コラム|5月30日は他に何の日?
「ごみゼロの日」として知られる5月30日ですが、実は他にもさまざまな“○○の日”が制定されています。環境や暮らしに関係のある記念日も多く、意外な共通点が見えてきます。
📗消費者の日(Consumer Day)
消費者の権利と責任について考える記念日。ものを「選ぶ」「使う」側としての意識を高める日です。ごみを減らす=賢い消費行動とも言えるので、ごみゼロの日と通じる考え方ですね。
📕掃除機の日
日本電機工業会が制定。こちらも語呂は「ゴ(5)ミ(3)ゼロ(0)」。ゴミを減らすための道具=掃除機を通じて、家庭の清潔と快適さを再確認する日。ごみゼロと“親戚のような日”です。
📘アーモンドミルクの日
植物性ミルクとして注目されるアーモンドミルクの記念日。牛乳の代替として環境負荷を抑える食生活の提案にもつながり、ごみゼロの「持続可能な暮らし」とも共通項があります。
📙女子将棋の日
日本女子プロ将棋協会が制定。直接の関係はありませんが、将棋も「一手一手を考える」競技。ごみゼロの日もまた、「暮らしの一手」を見直す日として、どこか通じるものがあります。
🧾まとめ|意識を変える記念日が集まる、5月30日
こうして見ると、5月30日はどれも**「暮らしを振り返る」**ためのヒントが詰まった記念日ばかり。「ごみゼロの日」もその一つとして、意識のスイッチを入れるきっかけにしてみてはいかがでしょうか?
ORiJi!(オリジー)は株式会社新潟フレキソが運営する新潟県新潟市を拠点とするオリジナルTシャツ作成販売店です。
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